リチャードオスマンのレビュー一覧

  • 木曜殺人クラブ

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    いわゆる超高級老人ホーム住む好奇心旺盛な高齢者達が、身近で起きた殺人事件の推理を老後の趣味として楽しむ、というお話。舞台はイギリス。

    おじいちゃん、おばあちゃんの行動力が半端ない。
    社会を回す責任からリタイアした老人達には、怖いものが全然なく、知りたいことや興味を深掘りするために、平気で嘘もつくし法律も破る。

    こんな人達が身近にいたら物凄く大変だろうけど、小説で読む分には大変楽しかった。

    登場人物が多くて名前を照合するのは少し大変だった。

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    2025年11月07日
  • 木曜殺人クラブ

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    #木曜殺人クラブ

    表紙やタイトルの雰囲気から、もっと牧歌的な内容を予想していた。可愛らしいおばあちゃんたちが「あらあらあら」とか言いながら事件を解決するのかと思っていたら、意外にもかなり本格ミステリ。元労働運動家や元秘密工作員?の主人公たちが折り重なった複雑な事件を解決していくよ。

    #読書好きな人と繋がりたい
    #ミステリの秋2025

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    2025年11月06日
  • 木曜殺人クラブ

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    本屋に目立つ場所に置いてあり、ミステリーが読みたい気分だったので購入。読み始めてすぐ面白いと感じて、何回かに分けてほぼ一気読みした。
    最後の最後までどんな結末になるか想像がつかないのも良かったし、中盤はそれぞれの容疑者に焦点が当てられ、読みながら推理していくのが面白かった。
    自分の推理は当たらなかったけど、犯人や容疑者たちの動機がはっきり明かされているのが個人的に良かった。また木曜殺人クラブの4人のメンバーそれぞれに個性があって、それぞれ微妙に異なる関係性が描かれているのも良かった。後書きにも書かれていたけど、生き生きとした生活の描写の中に迫り来る「老い」やその先の「死」を感じずにいられない場

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    2025年10月17日
  • 木曜殺人クラブ

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    ★3にするか★4にするか、とても困ったんだけど、とりあえず続刊もあるというから、これからの期待を込めて★4とさせていただきました。
    導入から面白く、タイトルの面白さミス・マープルシリーズの『火曜クラブ』を知っているならば、興味津々になってしまうし、期待もしてしまう。
    結果的には、思っていた感じとは違っていたが、物語としては面白かった。ふたつの殺人事件が、同一犯だと思わせておいて、実は別で、あやしい人物たちはことごとく外れとか、ちょっとばかり散乱している印象があるけれども、老人たちの元気具合と、身体的にはしんどいところとか、かなり丁寧に書かれていて面白いと思った。
    続刊もあるので、彼らにまた再会

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    2025年10月06日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    面白かったが、1作目の方が好きだったかな。登場人物たちに愛着が湧いてきて、みんな生きててって思う。万能なスーパーシニアではなく、痛みや辛さを抱えながら楽しく生きている感じが良い。あと、ボクダンがどんな風になっていくのか楽しみ。

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    2025年09月13日
  • 木曜殺人クラブ

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    木曜殺人クラブの個性豊かな面々によって事件が解明されていく様子はどこかゆったりとしつつもわくわくを感じさせるようなそんな作品だった。同一犯なのか複数犯なのかもなかなか注目のポイントである。老人たちが主役のミステリーというのもしっかりとした読み応えがあった。

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    2025年08月30日
  • 木曜殺人クラブ

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    ずっと気になっていた作品でしたが、Netflixで映画化されることを知り、文庫化されたこともあり手に取りました。
    舞台は高級老人施設で、未解決事件を追う〈木曜殺人クラブ〉が、施設関係者が殺害されたことで事件の真相を追っていくというお話しです。
    〈木曜殺人クラブ〉の面々が、それぞれの経験や人脈を活かし真相を追っていく過程がとても面白かったです。ただ、登場人物が多く、現在の事件と過去の事件が関係してくることもあり、ややわかりにくさもありました。個人的には翻訳がとても読みやすい!今後、エリザベスが何者なのか期待して読み進めたいです。

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    2025年08月23日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    去年のこのミスにランクインしてたので。面白いし設定も大好き♡ おばあちゃんなんだけれど、若々しくて最強なのがエリザベス。
    ただ翻訳モノのテンポに惑わされて時間かかっちゃった……。 登場人物表栞、有難い!

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    2025年05月04日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    ネタバレ

    この作品だけではないけれど、欧米の小説で往々にして見られる高齢者の恋愛事情、日本とは違うなあと思わされる。
    今回は後期高齢者であるロンに若い彼女ができた。
    その他、作中で61歳の男性が20代前半の彼女に愛情を寄せ、彼女もまた彼を守るために身を引くというロマンスも。
    完全に身を引いて10年、互いに相手を思う気持ちが薄れていなさそうなところも含めて、日本とは違うなあと思うのだけど、それは恋愛偏差値底辺の私だからなのかしら。

    それはさておき、今回の事件はゴリゴリの刑事事件で、さらにエリザベスの誘拐事件まで絡んできて、次はどうなる!?が止まらなかった。
    たぶん彼女のことだからうまく切り抜けるのだろう

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    2024年12月27日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    あぁ、ついに最新作まで読み切ってしまった…
    今作の事件はパンチとしては薄かったんですが、
    ひとつの事件を微妙に完結させないで、次まで引っ張るスタイルに、しっかりとのせられています。
    ファミリーもシリーズ追うごとに増えており、それぞれのストーリーも気になり、つまり中毒性が高い!
    4作目、早く翻訳してください!

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    2024年07月18日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    笑った、笑った!
    普通に複数殺人起こるし、それはありえないわ!とツッコミどころもあるんだけど、いかんせん老人探偵(?)、かわいいんです。
    ジョイスが、ポピーとデイジー(花)の絵文字を送るつもりが、ポピーとクリスマスツリーの絵文字でおくっちゃうところはバカウケしてしまった。
    あぁ、愛すべき木曜殺人クラブよ…

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    2024年06月11日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    ネタバレ

    高級高齢者施設に暮らす4人の男女が、自身の持つ知識や行動力で、未解決の事件を勝手に推理する「木曜殺人クラブ」。
    今回はリーダー格のエリザベスの元夫がそこに入居してきたことから事件が始まった。

    それとは別に、マーティン・ロマックスという、ビジネスマンを騙る大悪党。
    金になるなら、盗品だろうとなんだろうと取引の対象にする。
    彼のもとから2千万ポンド相当のダイヤが盗まれる。
    犯人は、エリザベスの元夫・ダグラスと思われる。
    そのダイヤがないと、マーティンはアメリカのマフィアに殺されてしまうので、なんとかしてダイヤを取り戻さなくてはならない。

    4人の中で一番内省的なイブラヒム。
    新しいことをはじめる

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    2024年02月13日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    ネタバレ

    木曜殺人クラブ第三弾。

    このシリーズが面白いのは、
    何と言ってもジョイスのおかげだという気がしてきた。
    エリザベスとの息の合った掛け合い漫才のような会話も笑えるし、
    (ジョイスは元スパイなの、とエリザベスに無茶ぶりされても、
    「言えないのよ」「話せたらいいんだけど」とぼけをかます)
    あくまでもミーハーで恋する乙女なのもかわいらしいし、
    それでいて、
    「毒は入れないって約束する」と言った舌の根も乾かないうちから、
    あっさり睡眠薬のお茶を暗殺者に飲ませる手際も素晴らしい。

    女性キャスターの殺人を調べるため、
    ロンを囮に有名なキャスターを罠にかけた木曜殺人クラブ。
    だが、エリザベスは夫とともに誘

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    2023年12月21日
  • 木曜殺人クラブ 二度死んだ男

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    ネタバレ

    木曜殺人クラブ第二弾。

    クーパーズ・チェイスに現われたエリザベスの元夫で現役のエージェントは、
    無くなったダイヤモンドのためにマフィアとドラッグカルテルから狙われており、
    あっという間に殺されかける。
    次の隠れ家に逃れたが、
    そこでMI5の同僚とともに殺されてしまう。
    犯人は誰なのか、ダイヤモンドはどこへいったのか、
    そして死体は本物なのか。

    もちろん木曜殺人クラブのメンバーが、
    調べ推理していくが、
    今回は精神科医のイブラヒムが路上強盗に遭い、
    引きこもっている。
    もちろん、強盗犯人に復讐を誓う他のメンバーたち。

    今回はジョイスの閃きがさえわたり面白かった。
    ロンが冷や汗をかきながら、

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    2023年11月30日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    シリーズ第三弾(私は第二弾からの読者)。
    木曜クラブの4人は楽しそうに事件を解決していきます。今回は10年前の未解決事件と詐欺・マネーロンダリング。4人の周囲の人達(ボクダン、スティーブン)も大活躍する。今回から新たに加わった人物ヴィクトルも含めて、みんなキャラが立ってます。メンバーの色恋沙汰と老境の悲哀と相まって事件が解決へと進みます。最初はちょっとうっとおしいなと思っていたジョイスも活躍、いい味でしてます。
    このシリーズはラストが良いですね。
    第1作も読まないといけないな。

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    2023年11月25日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    ネタバレ

    娯楽小説として面白いし、好き

    ここが良い!
    ・銃弾という単語に込められた様々な意味
    ・エリザベスとべサニーの"最愛の友の命を脅迫の材料にされた"という共通点とそれぞれの選択
    ・木曜殺人クラブのキャラクター性

    ここは厳しい
    ・VAT詐欺の金の流通先であるペーパーカンパニー名「まちがいなく(アブソルート)ダイナマイト」
    ・ロバート・ブラウンのアナグラム(ボビー・ブラウン)

    木曜殺人クラブの面々の嵐のような勢いに巻き込まれていくのが良い。最終的に楽しくなって、自発的に協力していくようになる過程を楽しんで読んでる。

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    2023年11月02日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    シリーズ第三弾。

    老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉メンバーが今回取り上げたのは、約10年前にとある経済詐欺犯罪を追っていた女性ニュースキャスターが車ごと崖から落とされた未解決事件。
    手掛かりを求めて地元テレビ局の有名キャスターと対面するなど捜査を進めますが、そんな中エリザベスとその夫・スティーヴンは謎の男に拉致され、エリザベスの旧知の人物を殺害するように脅されてしまいますが・・。

    軽快な筆致にますます磨きがかかり、著者が乗りに乗っているのが伝わってきますね。
    “ちょっと(文面が)遊び過ぎやぞ!”と思わんでもないですが、愛すべきご老人たちがお元気そうなのは何よりです。
    巻を追うごとに、四人

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    2023年10月28日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    おばあちゃん探偵みたいなんを想像して読んだら、とんでもなかった1話から読み始めて、もう3作目。みんな超人すぎるやろ。木曜殺人クラブの面々凄すぎて、全然リアリティーはないけど、キャラが魅力的で面白い。避けられない"老い"も書かれているから、せつなさもあり。スティーヴンの状態が悪くなっているのが、読んでて辛い。

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    2023年10月12日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    ノーマルで優しい気な、このわちゃわちゃ感が好きかな。
    木曜殺人クラブ3作目。
    それぞれのカップルが、うまくいきそうでうれしい。
    とくにドナとボクダン、クリスとドナのママ。
    エリザベスの夫、スティーブンが心配だけど、
    小説だから現実的な悲壮感は、今後も出さないんだろうな、と思う。
    今後、あったらあったで、それがストーリーになりそうだけど。

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    2023年10月02日
  • 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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    SL 2023.9.23-2023.9.26
    高齢者施設に暮らす木曜殺人クラブのシリーズ3作目。
    シリーズが進むにつれて主人公の4人のみならず、欠かせない協力者や、ちょっとした脇役まで皆が生き生きと個性的で楽しい。
    ミステリとしてもしっかり作り込まれているけれど、そこに作りすぎ感があってバッサリスッキリとならないところがやや残念。

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    2023年09月26日