アリス・フィーニーのレビュー一覧

  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    語り手がテンポよく変わるから読みやすくて面白かった。
    一度しか読んでないから面白さと伏線を逃してる部分がたくさんある。
    ラストはどういう事?って思うところがちょこちょこあったから読み直しかな。

    0
    2025年01月11日
  • グッド・バッド・ガール

    Posted by ブクログ

    娘と不仲で老人ホームに入所させられた老婆、母親と喧嘩して家出した老人ホーム女性スタッフ、ベビーカーから赤ちゃんをさらわれた女性、娘との不仲を嘆く女性刑務所図書室職員…と、「母と娘」という人間関係に問題と悩みを抱える女性たちにまつわるミステリ小説。
    一応、老人ホームの女性所長の他殺死体が発見されるが、その件についてはあっさり語られるだけで、トリックの解明や犯人探しが本書のメイン素材ではない。
    ラストに向けて女性たちの複雑な人間関係が明らかになるのが読みどころで、ハッピーエンドと言える結末なので読後感は良い。

    0
    2024年12月04日
  • グッド・バッド・ガール

    Posted by ブクログ

    ★5 世の中の母と娘のために…そして彼女たちを幸せにする男たちへのテーゼ #グッド・バッド・ガール

    ■あらすじ
    老人介護施設で暮らしているエディスは、介護士の少女ペイシェンスと仲が良かった。しかしエディスは娘のクリオと折り合い悪く、顔を合わせるたびに喧嘩ばかりしていた。一方でペイシェンスも母親と仲たがいをしており、家を飛び出していたのだ。

    ある日エディスは施設から失踪してしまう。しかも施設の所長が殺害されてしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 おもろいわー。脳みそと感情の揺さぶりが半端ねぇよ。さすがアリス・フィーニー、期待通りでしたね。

    正直このレベルのトンデモ&エンタメ展開は

    0
    2024年07月23日
  • グッド・バッド・ガール

    Posted by ブクログ

    いやー、素晴らしい。翻訳者の手腕もあるとは思いますが、惹きつけてやまないこの展開。行き着く先はありがちかもしれないけれど、この語り口に取り憑かれ、一気読みになだれ込まずにはいられませんでした。今回も大満足です。私も母であり娘でもあります。「世の母親と娘たちに」という冒頭に、自分の物語として読むことができました。またシニアに傾く世代でもあるので、エディスの言葉が沁みます。メモしちゃいました。

    0
    2024年06月24日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2024年2冊目。
    アダムの相貌失認という設定に惹かれ、騙されないぞと警戒しまくりで読み進めました。
    「妻が途中で替わっていた」トリックは見抜けたものの、小さな驚きが随所に挟み込まれていて全く飽きさせない!
    それぞれの主観パート・手紙パートを行ったり来たりする語り口、大好きです。

    聖人ながらも孤独で妄想癖ありのロビン、小物感あふれるアダム、寝取りゲス女のアメリア、不器用な頑固老人ヘンリーと少数精鋭で魅力的なキャラクターが素晴らしい。
    細かなミスリードが多く、何度もページをめくっては戻り、めくっては戻り…紙の本で買ってよかった。
    ラストの私立探偵がきちんとオチをつけてくれるのもにくい演出。

    0
    2024年02月05日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『彼』と『彼女』の関係性を辿るのにシンプルだけど一ひねりふたひねりもある、ふたりの関係と謎めいた第三者、そして次々と解明されてゆく過去の出来事。

    初めからグイグイとそれでも丁寧にページを捲り、どんでん返しが待ち受ける結末へ。

    フィーニーと言う作家さん、お気に入りのひとりのしてカウント!

    0
    2023年04月17日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

    Posted by ブクログ

    彼と彼女、2つの一人称視点から語られる物語が、螺旋状に絡み合い、その語りによって読み手を手のひらで転がす……そんな印象を受けた。

    最後のどんでん返しだとか、ミステリ小説にあるあるな謳い文句はあるけれど、私はこの作品はまさに「踊らされる」ことを楽しむものだと感じた。

    2つの「わたし」で語られるので、どちらにも感情移入するし、猜疑心を抱く。その翻弄されてしまう点が、この作品の醍醐味なのだ。

    0
    2023年02月11日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    控えめに言っても傑作!!

    前作のサスペンスもかなりおもしろくて、一気読みだったけど、

    今作はじわじわ迫り来る緊迫感からの衝撃のどんでん返しが巧妙過ぎて、、、
    読書というかもはや体験だった。

    もう大好きな作家の1人になりました。

    0
    2023年01月10日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アリス・フィーニー2作目。
    相変わらず登場人物リストがない作品笑
    前作「彼と彼女の衝撃の瞬間」から抜群に面白くなった。

    舞台は人里離れた湖畔にある古いチャペル。夫婦が訪れ、それぞれこの旅行で今後の結婚生活を決めようとしている。チャペルに到着したはいいもの、不可解な出来事が相次ぎ。。。

    夫婦二人の視点で語られつつ、途中からもう一人と謎の手紙が挟まれる。正直、全く信用できない語り手ではあるが、登場人物の少なさから何となく何が行われているのかは予想できるかも。ただそれを踏まえても極上のサスペンス小説だった。
    ラストの不気味な余韻も、原題がRock paper scissorsであることを思い出す

    0
    2023年01月08日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「彼」と「彼女」それぞれの視点から時系列を変えながらの独白が繰り返される。
    途中、第三者の独白も加わり彼と彼女だけのストーリーではないことが分かってゆくにつれ、そこからは作者の引いたレールに乗せられジェットコースターのように。

    帯にも書評にも書かれていたことだけどこのどんでん返しは想像の上を行く驚きでした。
    うっかり三作目からこの作家さんを読んでしまったけれど、後の二冊も手に入れたい!

    0
    2022年12月17日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    衝撃は受けなかったけど、「そっちかい!」て思った。9割はこじつけめいた「何だそりゃ?」な結末と思っていたので。愉しめたけどね。

    0
    2022年10月22日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どんでん返しミステリ。叙述トリックによって読者の視点をミスリードされ、騙される。読まれることのない手紙に隠された真実……。

    0
    2022年09月27日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    脚本家のアダムとペット関係の仕事をしているアメリアは40代の夫婦です。
    アダムは相貌失認であり、人の顔を見分けられません。
    妻のアメリアとの関係が壊れかけてきて、結婚カウンセラーから旅行を勧められ、冬の厳寒の中、アメリアがくじで当てたスコットランドのハイランド地方への旅へ出ます。愛犬のボブを連れて。

    滞在先のチャペルに到着すると、次々とおかしなことが起こり始めます。
    ボブは行方不明になり、二人が逃げ出そうとすると車のタイヤが四つともパンクさせられています。
    猛吹雪のチャペルに二人は閉じ込められます。





    以下、多少のネタバレを含む感想を書きますので、これから読まれる方はお気をつけくださ

    0
    2022年09月09日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回も前作と同じで、登場人物の種間で物語が進んでいく。今作は相貌失認という設定を利用して、絶対に何かあると思わせつつも謎が解けたときは結局驚かされた。途中から先の展開が気になってしょうがなく一気に読み進めることができた。終わってからまた再読したくなる作品であり、また違った読み方ができると思う。ミステリー好きにはぜひとも読んでほしい作品。

    0
    2022年09月05日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    アメリア、アダム、ロビンの視点で語られてゆく。時々女性が書いたらしい手紙が挟まれる。
    原題は「石、紙、ハサミ」
    前作も彼、彼女の視点で書かれていて大いに騙されたので今回は登場人物を細かにメモったが、そんな小手先で分かるモンじゃなかった(苦笑)後半にかけて背筋がゾッとする展開に!

    0
    2022年08月29日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

    Posted by ブクログ

    アナとジャックの彼と彼女の二人の本視点と間にある犯人の視点から語られるサスペンスミステリー。先の展開が全く想像できず、読み進める手が止まらなかった。一人一人殺されていくにつれ犯人はこの人なのかなと予想しながら読んでいたが、見事にどんでん返しされた。一度読み終わったら再読したくなるのではないか?2人のどちらの言い分を信用するかを考えながら読んでいくわくわく感も存在し、とても楽しかった。このミスもいい順位まで行くのではないか。

    0
    2021年12月02日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

    Posted by ブクログ

    最後の数ページに思わず悲鳴をあげた。この意外な犯人、何なの!あり得ない!
    「彼女」と「彼」が交互に語る形式で事件のあらまし、お互いの過去が徐々に明かされて行く。捜査の描写は少なくリアリティはないが、登場人物を敢えて記されてない事で迫り来る怖さを感じた。

    0
    2021年09月18日
  • グッド・バッド・ガール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『彼と彼女の衝撃の瞬間』、『彼は彼女の顔が見えない』のアリス・フィーニー。

    まさにこの著者が得意とする思わせぶりな記述、秘められた真実に翻弄されらるサスペンス。

    今回のモチーフは母と娘。
    今回は4人もの母または(かつ)娘の視点がひしめき合うので、今まで読んできた2作品を上回る交錯っぷり。
    お互いの関係性が全っ然掴めない。
    表面上の関係はともかく、「実は彼女がそうでないことを知っている」とか「彼女に本当のことを言えなくて申し訳ない」的なことがあちらこちらで出てくるもんだから、「え〜何を企んでるのー」が終始続く。

    とある母の日にスーパーマーケットで赤ちゃんが連れ去られる事件が発生した記述から

    0
    2025年05月31日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    続きが気になってすぐ読んでしまいました。タイトルにある通り、彼と彼女の視点からそれぞれ物語が進み、「犯人は一体誰!?」と気になってしまって、後半の辺りはハラハラして1人で犯人探しをしていました。
    「この人が犯人か!」「?この人が犯人?」と次々と予想していた。犯人が犯人ではなくなり、結果的にこの人が…と言うアリスフィーニが得意とする、どんでん返しの連続だった。
    個人的にはプリヤが好きだったかな!

    アナの隠している秘密が、物語が進むにつれて、それぞれわかっていき、10代の5人組の事や、その5人組がそれぞれ殺されていき、次は自分か(アナか?)と言うところはすごいハラハラした。


    0
    2024年12月14日
  • 彼は彼女の顔が見えない

    Posted by ブクログ

    夫と妻、それぞれの目線でストーリーが進行するのが目新しい感じでスルスルっと読める。

    いやー、結婚って怖いですねえ……。

    0
    2024年12月03日