アリス・フィーニーのレビュー一覧

  • 彼は彼女の顔が見えない
    2024年2冊目。
    アダムの相貌失認という設定に惹かれ、騙されないぞと警戒しまくりで読み進めました。
    「妻が途中で替わっていた」トリックは見抜けたものの、小さな驚きが随所に挟み込まれていて全く飽きさせない!
    それぞれの主観パート・手紙パートを行ったり来たりする語り口、大好きです。

    聖人ながらも孤...続きを読む
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間
    『彼』と『彼女』の関係性を辿るのにシンプルだけど一ひねりふたひねりもある、ふたりの関係と謎めいた第三者、そして次々と解明されてゆく過去の出来事。

    初めからグイグイとそれでも丁寧にページを捲り、どんでん返しが待ち受ける結末へ。

    フィーニーと言う作家さん、お気に入りのひとりのしてカウント!
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間
    彼と彼女、2つの一人称視点から語られる物語が、螺旋状に絡み合い、その語りによって読み手を手のひらで転がす……そんな印象を受けた。

    最後のどんでん返しだとか、ミステリ小説にあるあるな謳い文句はあるけれど、私はこの作品はまさに「踊らされる」ことを楽しむものだと感じた。

    2つの「わたし」で語られるので...続きを読む
  • 彼は彼女の顔が見えない

    控えめに言っても傑作!!

    前作のサスペンスもかなりおもしろくて、一気読みだったけど、

    今作はじわじわ迫り来る緊迫感からの衝撃のどんでん返しが巧妙過ぎて、、、
    読書というかもはや体験だった。

    もう大好きな作家の1人になりました。
  • 彼は彼女の顔が見えない
    アリス・フィーニー2作目。
    相変わらず登場人物リストがない作品笑
    前作「彼と彼女の衝撃の瞬間」から抜群に面白くなった。

    舞台は人里離れた湖畔にある古いチャペル。夫婦が訪れ、それぞれこの旅行で今後の結婚生活を決めようとしている。チャペルに到着したはいいもの、不可解な出来事が相次ぎ。。。

    夫婦二人の...続きを読む
  • 彼は彼女の顔が見えない
    「彼」と「彼女」それぞれの視点から時系列を変えながらの独白が繰り返される。
    途中、第三者の独白も加わり彼と彼女だけのストーリーではないことが分かってゆくにつれ、そこからは作者の引いたレールに乗せられジェットコースターのように。

    帯にも書評にも書かれていたことだけどこのどんでん返しは想像の上を行く驚...続きを読む
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間
    衝撃は受けなかったけど、「そっちかい!」て思った。9割はこじつけめいた「何だそりゃ?」な結末と思っていたので。愉しめたけどね。
  • 彼は彼女の顔が見えない
    どんでん返しミステリ。叙述トリックによって読者の視点をミスリードされ、騙される。読まれることのない手紙に隠された真実……。
  • 彼は彼女の顔が見えない
    脚本家のアダムとペット関係の仕事をしているアメリアは40代の夫婦です。
    アダムは相貌失認であり、人の顔を見分けられません。
    妻のアメリアとの関係が壊れかけてきて、結婚カウンセラーから旅行を勧められ、冬の厳寒の中、アメリアがくじで当てたスコットランドのハイランド地方への旅へ出ます。愛犬のボブを連れて。...続きを読む
  • 彼は彼女の顔が見えない
    今回も前作と同じで、登場人物の種間で物語が進んでいく。今作は相貌失認という設定を利用して、絶対に何かあると思わせつつも謎が解けたときは結局驚かされた。途中から先の展開が気になってしょうがなく一気に読み進めることができた。終わってからまた再読したくなる作品であり、また違った読み方ができると思う。ミステ...続きを読む
  • 彼は彼女の顔が見えない
    アメリア、アダム、ロビンの視点で語られてゆく。時々女性が書いたらしい手紙が挟まれる。
    原題は「石、紙、ハサミ」
    前作も彼、彼女の視点で書かれていて大いに騙されたので今回は登場人物を細かにメモったが、そんな小手先で分かるモンじゃなかった(苦笑)後半にかけて背筋がゾッとする展開に!
  • 彼は彼女の顔が見えない
    鬼★5 ハラハラドキドキ 怖いのに読んじゃう! 極上サスペンスミステリー #彼は彼女の顔が見えない

    ある夫婦の物語。夫は脚本家を生業としており、人の顔だけ認識できない相貌失認のハンデを負っていた。
    二人は斜陽な関係になりつつあったが、夫婦の綻びを修復するために招待された旅行に出かけることにした。山...続きを読む
  • 彼は彼女の顔が見えない
    初めて、”ゲラ先読みキャンペーンに当たったんです。

    「驚異の一気読み×驚愕のどんでん返し!」の惹句に偽りなし。ひっくり返されたよー!それも一度ならず。面白かったー。読み終えて、もう一度頭から読みたくなるよ。
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間
    アナとジャックの彼と彼女の二人の本視点と間にある犯人の視点から語られるサスペンスミステリー。先の展開が全く想像できず、読み進める手が止まらなかった。一人一人殺されていくにつれ犯人はこの人なのかなと予想しながら読んでいたが、見事にどんでん返しされた。一度読み終わったら再読したくなるのではないか?2人の...続きを読む
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間
    最後の数ページに思わず悲鳴をあげた。この意外な犯人、何なの!あり得ない!
    「彼女」と「彼」が交互に語る形式で事件のあらまし、お互いの過去が徐々に明かされて行く。捜査の描写は少なくリアリティはないが、登場人物を敢えて記されてない事で迫り来る怖さを感じた。
  • 彼は彼女の顔が見えない
    とある者から、郊外の家に招待された夫婦。お互いに何かを企んでいるらしき夫婦。そして夫婦を招待した者。これも当然何かを企んでいるという、この3人の視点で進むストーリー。事件は発生しそうで、発生しないジリジリとした展開に、次第に引き込まれていきました。夫は他人の顔を判別できない病気の持ち主で、このタイト...続きを読む
  • 彼は彼女の顔が見えない
    人里離れた山奥のチャペル、しかも大雪で閉ざされた状態となった登場人物たちに、果たしてどんな事件が襲いかかるのか?
    と雪のクローズドサークルの謎解きか?と思ったら、まったく違った。

    3人の人物それぞれの1人称での語り。
    また、妻の結婚記念日の手紙。
    それと、なんとも不思議な気持ちにさせる、夫の相貌失...続きを読む
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間
    続きが気になってグイグイ読まされた。
    クライマックスは手に汗握るシーンだった。
    最後の最後まで驚き。
  • 彼は彼女の顔が見えない
    この作家さん,はじめの100ページは退屈中盤から一気に面白くなってくるタイプ。今までの作品もそうだったが、今作本もそうでした。途中で読むの止めなくて良かったー
    最後の100ページは面白くて,徹夜しそうでした。
    最後の30ページでドドドっとどんでん返り✖️3って感じで面白かったー
    次回作も期待大です。
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間
    2人の彼と彼女の視点を入れ替えてそれを繰り返しながら、進んでいくストーリー。そして合間合間に犯人の視点も。このタイプは、騙されるんです!何かが起こる、起こるはずと期待しながら読みました。そして、終盤の彼と彼女がそれぞれに違う場面で、ピンチを迎えて目まぐるしく変わるシーンは、すごくサスペンスフルで、目...続きを読む