【感想・ネタバレ】彼と彼女の衝撃の瞬間のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月17日

『彼』と『彼女』の関係性を辿るのにシンプルだけど一ひねりふたひねりもある、ふたりの関係と謎めいた第三者、そして次々と解明されてゆく過去の出来事。

初めからグイグイとそれでも丁寧にページを捲り、どんでん返しが待ち受ける結末へ。

フィーニーと言う作家さん、お気に入りのひとりのしてカウント!

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

彼と彼女、2つの一人称視点から語られる物語が、螺旋状に絡み合い、その語りによって読み手を手のひらで転がす……そんな印象を受けた。

最後のどんでん返しだとか、ミステリ小説にあるあるな謳い文句はあるけれど、私はこの作品はまさに「踊らされる」ことを楽しむものだと感じた。

2つの「わたし」で語られるので...続きを読む、どちらにも感情移入するし、猜疑心を抱く。その翻弄されてしまう点が、この作品の醍醐味なのだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月22日

衝撃は受けなかったけど、「そっちかい!」て思った。9割はこじつけめいた「何だそりゃ?」な結末と思っていたので。愉しめたけどね。

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Posted by ブクログ 2021年12月02日

アナとジャックの彼と彼女の二人の本視点と間にある犯人の視点から語られるサスペンスミステリー。先の展開が全く想像できず、読み進める手が止まらなかった。一人一人殺されていくにつれ犯人はこの人なのかなと予想しながら読んでいたが、見事にどんでん返しされた。一度読み終わったら再読したくなるのではないか?2人の...続きを読むどちらの言い分を信用するかを考えながら読んでいくわくわく感も存在し、とても楽しかった。このミスもいい順位まで行くのではないか。

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Posted by ブクログ 2021年09月18日

最後の数ページに思わず悲鳴をあげた。この意外な犯人、何なの!あり得ない!
「彼女」と「彼」が交互に語る形式で事件のあらまし、お互いの過去が徐々に明かされて行く。捜査の描写は少なくリアリティはないが、登場人物を敢えて記されてない事で迫り来る怖さを感じた。

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Posted by ブクログ 2023年05月21日

続きが気になってグイグイ読まされた。
クライマックスは手に汗握るシーンだった。
最後の最後まで驚き。

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Posted by ブクログ 2023年02月05日

2人の彼と彼女の視点を入れ替えてそれを繰り返しながら、進んでいくストーリー。そして合間合間に犯人の視点も。このタイプは、騙されるんです!何かが起こる、起こるはずと期待しながら読みました。そして、終盤の彼と彼女がそれぞれに違う場面で、ピンチを迎えて目まぐるしく変わるシーンは、すごくサスペンスフルで、目...続きを読むの離せない展開。先が気になりました。登場人物が、警官も含めてどれも怪しげでクセがあり、みんな犯罪者に見せるような描写が、このストーリーを楽しませてくれました。衝撃とまではいきませんでしたが、結末の意外さには怖さを感じました。

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Posted by ブクログ 2023年01月21日

嘘と隠し事のてんこ盛り。彼と彼女にこれから何が起こるのか…これぞサスペンス #彼と彼女の衝撃の瞬間

■あらすじ
イギリス郊外の森で、女性が殺される事件が発生した。TVニュースの女性記者であったアナは、事件の取材で犯行現場に向かっていた。
一方、地元警察のジャックは、森で捜査の陣頭指揮をとる。彼は殺...続きを読む害された女性を見て思った。昨晩一緒にいた女だと…

■きっと読みたくなるレビュー
これぞ怒濤のサスペンス!面白いっ
次々と展開される場面描写が面白くて、どうやっていくのか気になる気になる。各章の最後の一文で、えっ?!といった、読者を決して休ませてくれない書きぶりが見事!

主人公二人の嘘と隠し事が読者を翻弄させて、なにが真実なのかよくわからない。しかし話の筋は通っていて、この二人の関係性ならそうなるよな~という納得感も高いんですよね。

関係者たちも嫌味っ気が多い人たちばかりで、しかもプロットやセリフ回しが鬼ウマイ。家族、同僚、友人、恋人、誰も彼もが犯人に見えてくる。
とにかく全編通してヒリヒリ感が絶え間なく押し寄せる。熱い呼吸がすぐそこで聞こえてくるようなんです、これは怖い!

そしてミステリーとしても、かなり強烈です。
ぜひ最後まで読んで、あなたも「衝撃の瞬間」を味わってください。

■本作の推しポイント
本作は人の苦悩を文学的な表現で綴るのが大変お上手。
一連のエピソードをもとに、人生の悩みを深く深く考察して哲学的な表現が多いです。特に年齢を重ねている私には、共感できる文章がいっぱいありました。

誰しも嘘、隠し事は持っている。
人は後悔したくない、弱いからこそ、薄っぺらい希望で上塗りして生きているのだ。

確かに、ひとりきりで現実を直視するには厳しすぎる世の中ですよね。支え合うことができる大切な人を見つけられることこそ、人生の幸せだと思いました。

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Posted by ブクログ 2022年11月13日

彼(ロンドンから車で2時間の英国の典型的な町、ブラックダウンのジャック警部)と彼女(幸運が重なりBBCキャスターの座を手にしていたが、産休明けの正職復帰により一夜にしてリポーターへ格下げされたアナ)+1の交互モノローグが織りなすページ捲りが止まらなくなる秀作サスペンス。

彼と彼女のルーツとなってい...続きを読むるスモールタウン、ブラックダウンの町で起きた連続殺人事件。
最初の被害者はレイチェル・ホプキンズ、昨夜の彼の密会相手、かつ彼女の学生時代のクラスメイト。

のっけからのっぴきらない状況に陥る彼だが、次々に起きる不可解な状況、秘密を匂わせる意味深なモノローグがぐさぐさ刺さってきて緊迫感がたまらない。
いかにもな目くらましではあるのだが、上手いこと揺れ動かしてくるので、もしかして、、、と著者に翻弄されっぱなし。

これでストレートな結末だったら肩透かしだぞ、と思ったのも杞憂で、しっかりナナメからの真相。
星5でもいいくらいかなと思ったけれど、唯一無二ではないかなかと思い星4止まり。
でも、癖ないので間違いなく楽しめる海外ミステリ。

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Posted by ブクログ 2022年11月03日

一気読みでした、

こういうサスペンス要素のあるミステリーは大好きなので、
男女のハラハラドキドキのドラマを楽しめました。

ピーター・スワンソンが好きな方は似た系統でおすすめです。

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Posted by ブクログ 2022年09月16日

初のアリス・フィーニー。

彼と彼女と「わたし」の3視点でストーリーは進む。
「わたし」は犯人視点だが、彼、彼女の視点もどこに嘘が紛れ込んでいるか分からず。何もかもが怪しく感じる。
登場人物が少ないので、真相自体は予想できる結末の一つ。それにも関わらず、最後の最後までどこに着地するかわからなかった。...続きを読む良いバランスだったと思う。

被害者の過去が胸糞すぎて、途中ちょっと読むのが辛いところもあり。ただ後半の真相に向かって収縮していく様はとても面白かった。

次作も評価が高いみたい。楽しみ。

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Posted by ブクログ 2022年09月07日

彼女、彼、パートが変わるところがうまくて唸らされっぱなし。誰もが信用ならなくなります。全く酷い話だし、正直B.5級ミステリ映画みたいな雰囲気が漂うのは否めませんが、読むのを止められない勢いは素晴らしく一気読みになってしまいました。被害者に見せる必要がある、というのは深くうなづけましたね。中毒性あり、...続きを読む絡め取られたのは確か。これからも読んでいこうと決意しました。

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Posted by ブクログ 2022年08月06日

「彼」と「彼女」のふたつの視点で、ひとつの真実を描いていくミステリなのですが、テンポ良く意外性がぽんぽんと次から次に暴かれていくので、結構なボリュームながらも小気味いい感覚で読み通せました。

その意外性の見せ方が、切り替わる視点のタイミングで伏せていた手札をくるっと裏返すような何気なさ、さりげなさ...続きを読むで「え、そうだったっけ?」という事実がひとつひとつ示されていくので、読み手を飽きさせない。次の「彼/彼女」の視点にすぐ進みたくなります。

その上中盤からは一気に事件がきな臭くなり、目まぐるしく状況が判明していって、そして、ミステリの醍醐味がものの見事に現れてくれます。なるほどそう来たかと。多少力業を感じはしつつも、登場人物の配置にほんと無駄がなく、とてもスマートに仕上げられたミステリで楽しめました。

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Posted by ブクログ 2022年01月16日

彼ジャックと彼女アナの二人のパートが交互に語られ展開する。刑事のジャックと記者アナの関係性と二人の信用できない語り手の語り口で事件の先が見えにくくなっているのも面白い。二転三転する捜査と追い詰められていく緊迫感が緩むことなくラストの真相まで一気読み。

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Posted by ブクログ 2021年10月05日

帯には「どんでん返し」の文字
タイトルにも「衝撃」とある。
ある女性殺害事件について追っている
記者のアナと刑事のジャックが、交互に語っていく。
"信頼できない語り手"×2の状態
間に"犯人"視点の語りが入る。

この時点でかなりハードルが上がると同時に、読ん...続きを読むでてとても不穏な空気感が凄い…
小さなことを無視できないし、ちゃんと事実を伝えているのかも疑わしい。

ただ翻弄されるのも楽しみつつ、負けじと途中で紙に相関図を描いて整理し、犯人を予想してみたが見事に外れた…全然違った…面白かったです。

語りのラストが毎回クリフハンガーを仕掛けてくるので、海外ドラマ好きな人にはオススメ。

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Posted by ブクログ 2023年05月29日

サスペンスが苦手になってきたような気がする。
感性の経年劣化か。不快感が先立ってしまう。
その分、作者は成功しているんだろうけど。
今更、思い出すのは
小さい頃から、怖い話は嫌いだったんだ、ということ。

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Posted by ブクログ 2023年04月26日

この方の作品ははじめの3分の1から2分の1くらいまでは、展開が緩くて,退屈に感じてしまって,我慢して読むのがたいへんです。
中盤すぎると急に面白くなってきて一気に読む!がいつもの感覚です
最後まで読むと,文句無しに面白いですね。ただ,いつもイヤミスっぽい読後感なのがなぁー
このドロっとした作風がこの...続きを読む方の良さ?
もちょスッキリした作品も読みたいですね。

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Posted by ブクログ 2022年10月12日

これは良かったです。設定登場人物世界観など無理なく、こう、全然ファンタジー要素(逃げ?)のない設定で、うまいこと作品を完成させている、珍しい作品なんでは?心理描写とか嘘っぽくないので自然に感情移入できるというか、人物それぞれに対して作者の距離感の取り方がうまいというか。少しずつ「ゾワッ」とする場面(...続きを読む主に心理的)が作られていて飽きないし、出てくる人皆が怪しく感じられる要素を持っていて、特に強烈な個性があるわけでないんだが、逆にそういうのがなくても勝負できそうな作家。

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Posted by ブクログ 2022年05月30日

ジメッとした緊張感が続く作品。意外な事実が次々と判明するが驚きというよりなるほど~と淡々と読んだ。面白かったが裏カバーに書かれたあらすじがあおり気味かなと感じた。

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Posted by ブクログ 2022年05月03日

彼(警察官)と彼女(記者)の視点が交互に切り替わり、かつその合間に「犯人」のモノローグがはさまるという形式。「犯人」の正体はわからないまま、なおかつ語り手としての2人にも万全の信頼をおけないという不安定な状態で読み進めるので、まぁ嫌いじゃないですが少々の居心地の悪さがあるかも。この人がアレなのかな、...続きを読むというのが少々わかりやすすぎる?と思っていたら、最後でもう一ひねりありました。

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Posted by ブクログ 2021年12月13日

CL 2021.12.11-2021.12.13

彼と彼女のそれぞれの視点パートが交互に描かれる。誰もがあやしいように描かれ、進むにつれて過去のさまざまなことが明らかになって、先を読まないではいられない。

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Posted by ブクログ 2021年10月22日

犯人は、彼なの?彼女なの?どっち?
読みながら問い、問いながら読んだ。出て来る誰もが犯人なの?嘘なの?隠してるの?と、ずーっと思いながら読んだ。
でも、それぞれが、悪意と、嘘に満ちた過去があって、もう最後は、仕方ない感じ。

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