倉本知明のレビュー一覧

  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    白色テロ時代の台湾について知りたくて。
    政治犯の疑いをかけられ、10年間を収容所で過ごし、出所後は出版人として生きた蔡焜霖氏。温かく楽しげな幼年時代と、重苦しい緑島収容所生活の隔絶が、描線の変化でも表現されていて、読んでいて胸にせまった。たくさんの国で、過去にも現在にも、こういう理不尽があることを思うと、人間の闇の深さに苦しくなる。
    現在の台湾に至るまでに、台湾の人たちがどんな犠牲をはらってきたのか、たくさんの苦しさのひとつを教えてもらった。

    グラフィックノベルなので、読みやすい。

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    2023年06月29日
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    一夜にして自分の名前も言えない「文盲」へ変わってしまいました 言語は常にグラデーション状に広がっていて 寄る辺ない自らの感情を仮託して表現する一つの手段だったのです ホラー映画『言葉が消えた日』 香港で中国政府を批判する「焚書」を販売して拘束された 現在は白色はくしょくテロ時代の政治犯の名誉回復と

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    2023年06月29日
  • 台湾の少年2 収容所島の十年

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    罪を負わされ収容されていた10年間。
    希望を見出すことができない状況下で、生き続けることのできる人ってどんなひとだろう。わたしが同じ立場になったら、心も体もすぐに負けてしまいそう。

    台湾でほんの数年前に起こった出来事なのに、とても昔のことに感じる。収容されている方がご存命のうちにもっと声を聞いておきたいと思った。

    20230624

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    2023年06月24日
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    1930年台中に生まれた蔡焜霖の少年時代を描いた漫画(?)。
    淡々と日常が描かれていておりリアルに感じた。戦争がいつの間にかはじまって、終わって、新しい時代が始まって。
    市井の人々が、いつの間にか、でも確実に時代の流れに飲み込まれていく様が、悲しい。あっという間。サマーキャンプに参加して国民党に入党させられるとかすごいな。

    実際のところ、教科書に載っているような歴史的史実もこんな感じなのだろう思う。コロナもあらあらあらーと思っている間に大変なことになり、あれあれあれーとなっている間に終息したと言われる今に至る。

    台湾の歴史を勉強したいと思っているので、イラスト(漫画?)とともに、読めるのは

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    2023年06月14日
  • ブラックノイズ 荒聞

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    台湾からのホラー
    どんよりと湿り気のある空気感。何処までも付き纏う呪いの暗さは良い。主人公が好きになれず、読後はすっきりしない。

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    2022年12月04日
  • ブラックノイズ 荒聞

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    読んでる最中はテンポよくなかなか惹きつけもうまく楽しめたが、読後はあんまり気分がよくなかった。戦時中に日本が中国東北部(満州)でやってきたことは褒められないと思う。溥儀などは映画化などにより、祟りを祀ることで怨念を鎮めるようなケツ拭きはあったかもしれんが(それは王だからであって)実際には(作中にも表記あり)よその国に来て、一方的に自分らを上級国民、現地の人を下に扱ったりとか、恨まれるようなことはたっくさんしてきた訳で、それは決して満州だけの話でなく、台湾人に対しても同様だった、ってのが。。。結構刺さる。

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    2022年09月20日
  • 眠りの航路

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    急にやってくる眠りに誘われる形で、父の歩んできた道をたどることになる主人公。

    日本統治下の台湾から、少年工員として日本へ。そして玉音放送を経ての戦後の台湾引き上げから商場での暮らし、家族とのすれ違い。

    亀や菩薩様等、別の視点からも語られる父の物語。
    これが呉明益の最初の長編かあと感じさせる様々なモチーフ。

    平岡君が「あのひと」らしいことが解説に書いてあってちょっとびっくり。

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    2021年09月17日