一色まことのレビュー一覧

  • ピアノの森(21)

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    私自身もすっかり忘れていた、カイと阿字野の約束。
    それを今ここで目の当たりにしようとは…と思うと、かなりのショックでした。
    カイにとっては父親以上の…いや、父親であり、師匠であり、目標であり、尊敬する人で、その精神的支柱を失うことは、どれほどのことだろう…と考えると、本当に辛かった。

    でも、ここに雨宮がいてくれて良かった。本当に良かった。
    前巻であんなことがあった二人だからこその今の二人だと思える。
    あのまま表面的なものが続いていたままだったら、きっと雨宮はカイの心には寄り添えなかったと思うから。
    こればかりは、一緒にビアノをやっていて、苦しみ、悩んでいた相手だからこそ、支えになれるだろうと

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    2011年12月11日
  • ピアノの森(21)

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    色々と切なくて、阿字野先生の気持ちを考えると
    涙腺が緩くなって仕方がありませんでした。
    雨宮と海の関係も心にくるものがありました。
    これからもいい関係を築いて、切磋琢磨して欲しいです。

    コンクールのラストに収束していく大きな流れの中で、
    素晴らしいエピソードになる1冊でした。

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    2011年12月07日
  • ピアノの森(20)

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    お金があれば全巻買い揃えたい程気に入っているマンガ。雨宮やカイを始め多くのピアニストたちがスタイルは違えどそれぞれ全力でピアノに、自分に向きあっていこうとする姿が健全で美しい。表現者ってのはそういうのが作品となって現れるからいいよなと思った。
    今巻は相手を傷つけるにもゴメンと前置きせずには出来ない雨宮くんの優しさが切なかった。でも、彼はもがきながらだけど着実に前に進んでいっているよね。

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    2011年12月06日
  • ピアノの森(21)

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    前の巻との間を開けないでの出版、ありがとうございます。本当楽しみにしてました。

    海と雨宮君が和解した所、特にピアノを一緒に弾いて、ジャンがみんないい子だ。ってシーンが本当泣けました。この二人にはお互いが必要なんだなって、切磋琢磨なんて言葉じゃ足りない存在なんだなって思いました。
    先生との多分最後のレッスン…師弟関係がなくなってしまうのかな、寂しい。

    雨宮君がマジでって言葉を使うたび笑ってしまいましたよ(笑)

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    2011年11月28日
  • ピアノの森(21)

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    よかった~~

    このマンガを読みつづけてきて良かった~~っっ

    ピアノの森で出会った親友のピアノ!
    涙ぽろぽろこぼれたよ~

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    2011年11月27日
  • ピアノの森(21)

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    素晴らしいの一言に尽きる巻。カイも修平も阿字野も、まるで残り短い余生を生き急いでいる感じで、ものすごい迫力だった。あと何巻続くか分からないけど、本作が完結したときに、この21巻が私にとっての「Best volume of ピアノの森」となることは間違いない。

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    2011年11月27日
  • ピアノの森(21)

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    21巻は海の脱皮の巻。
    親元を離れこれから巣立つ準備。
    阿字野がどれだけ海を大切に育てたか、森のピアノや小学生時代の懐かしいシーンがあって。。

    初めて闘志を燃やす海。雨宮がそれを助ける。

    何やら次は海の生い立ちが暴かれるのか?
    ゴシップ記者、ジャン早く訴えてくれ〜。

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    2011年12月23日
  • ピアノの森(21)

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    ネタバレ

    ショパンコンクールのついに本戦に突入。
    ショパンの音楽の深みと広がりを存分に楽しむことができる。

    各国の音楽への取り組みも垣間みることができる。
    海はまだまだ登場しない。

    参加者の幼少時の個人情報がまき散らされる。
    メディアが不必要な動きをすることを批判している。

    次回、海の演奏にたどり着くかもしれないが,
    終わらないかもしれない。

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    2011年11月24日
  • ピアノの森(21)

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    ネタバレ

    第1番、実際に聞き返してみると、なるほど壮大な雰囲気。それぞれの登場人物が弾いたときに、どんな音がするのだろうと、想像しながら読みました。

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    2011年11月23日
  • ピアノの森(21)

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    全体的に重苦しいと云うか心苦しい雰囲気があった20巻。
    そして それに対して答えであるかの様に穏やかで強く、優しい温かさを感じるこの21巻。

    この後また一波瀾も二波瀾もありそうな展開ではあるが、
    今のカイならきっと大丈夫。

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    2011年11月23日
  • ピアノの森(21)

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    ネタバレ

    ますます、ラストに向けて目が離せなくなってきた21巻。ずーっと前に貼られていた伏線、ちゃんと回収にむかっているようです。まだ全容はよくわかんないけれど、ただならぬ予感。スポーツ漫画にありがちな大事な試合の前に故障でグダグダな感じにならなければいいんだけれど。

    それにしても、雨宮くんとカイの練習シーンはホントに涙ちょちょ切れる・・・電車の中で読んでて涙腺ゆるんだ。1巻からずーっと読んでいる人は感涙すること間違い無い。自分の中では6巻に続いてベストの巻。

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    2012年07月01日
  • ピアノの森(20)

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    ネタバレ

    ショパン・コンクールの話が始まって、予選を克明に描写し、もう何年に成るだろう。ようやく本戦までたどり着けそう。

    物語の展開として海が2次審査を通過するのは分かっていても、
    雨宮が落選するとは思っていなかったので、何を描写したいのかがわからない。

    音楽と親子の人間関係、競争相手との関係を書いているピアノの森も、きっとあと1年で終わるかもしれない。

    雑誌 モーニングを毎回読んでいるので,話は知っているが,冊子になって通して読むと、感激もひとしお。

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    2011年10月29日
  • ピアノの森(20)

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    ネタバレ

    ファイナルに向かうまでのあいだのいろいろな展開。
    ずっと友達だと思っていた雨宮の突然の言葉に傷つくカイと、発したことでそれ以上に傷ついた雨宮に、それ以上の感情があることを知っている読者としては、それを互いが知る時を待ち望まずにはいられません。
    そしてカイが悔いのない演奏が出来ますように、願ってやみません。

    早くカイの演奏が聴きたい。

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    2011年09月29日
  • ピアノの森(20)

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    長年に渡る、第1巻から延々と続く雨宮君の心の葛藤が昇華する巻。この漫画の最大のヤマ場。

    もっとずっとぐちょぐちょのドロドロになるかと思っていたら、案外さらっと自分で整理がついたようで、なんかあっけなかったな?という印象もあるけど、雨宮お父様の、息子への鬱々とした屈折した愛情も、ようやく平穏をとりもどして、この親子はようやく、第1巻以来か?次のステージへいけるんだろうな。

    いい話だよ。。。やっぱ、この雨宮くんの人物描写は凄い。完璧。好きなキャラランキングで完全にナンバーワンだろ。こんな人間臭いキャラそうそういないよ。

    ひとつの大きな大きなヤマ場が終了したけれど、いろいろハプニングも起き次回

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    2011年09月27日
  • ピアノの森(17)

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    ネタバレ

    二次に進めなかったアダムスキが、二次に進んだ雨宮を慰める場面から始まります。
    ピアノの森は、壮絶なドラマとは別に、ほのぼのとした人間性も垣間見ることができるところがとても素敵だと思います。

    ピアノ、音楽に対する知見や、ショパンに対する解釈。
    努力する人が報われるとは限らない世界。

    雨宮が二世としての呪縛から逃れられず、父親との葛藤を表現している。

    海の出番は少ないが、二次予選の2人の演奏家に対する描写は参考になる。
    海とは別の境遇だが、したから這い上がってきた人の表現がすざましい。

    作者の洞察力、表現力には感服する。
    遅筆な理由もなんとなく分かる気がした。

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    2011年09月14日
  • ピアノの森(15)

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    ネタバレ

    ショパンコンクールをはじめ、音楽のコンテストの裏側の雰囲気が分かる貴重な資料。
    海だけでなく、参加者一人一人の個性を丁寧に書き上げているし、
    コンテストへの参加の態度の違いについても書いているので、
    いろいろな視点での参加があることが分かる。

    緊張と緩和。正確さと感動。理解と解釈。

    審査員の態度の違いについても、いろいろあることが分かる。

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    2011年09月13日
  • ピアノの森(12)

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    ネタバレ

    ショパンコンクールがポーランドのワルシャワであることを知りませんでした。
    ショパンが、ポーランドの誇りであることも知りませんでした。

    ピアノの森が、音楽やピアノに対する理解に役立つだけでなく、
    ショパンに対する理解にも貢献することが分かりました。

    ショパンコンクールが終わったら、アニメの映画の第2弾が作成されることを期待します。
    ピアノの森の、映画が、とてもよかったので、期待できると思います。

    音楽に対する理解は、
    「のだめカンタービレ」の千秋のようなエリートの悩みは、二世ピアニストの雨宮が代表し、
    「のだめカンタービレ」ののだめのような女の子の悩みは、誉子が代表するが、

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    2011年09月13日
  • ピアノの森(16)

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    ネタバレ

    ショパンコンクールの話が続いてくるなかで、
    ショパンに対する誤解が溶けてきた。

    ショパンの曲を聞きながら、読んでいると、話の中に、だんだん引き込まれていく。
    音楽は、いろいろな人の思いが詰まっているのだろうが、
    CDだけを聞いていると、ピンとこないことがいろいろあることに気がついた。

    クラッシック自体、食わず嫌いだったが、
    コンサートで聞いてみて、演奏者の人間の思いが伝わってきた途端に、
    聞けるようになった。

    ピアノの森をそれから読むようになったので、
    ピアノを弾く人の思いが、伝わってくる。

    パンウェイをはじめ、登場するコンテスト参加者の思いを、
    丁寧に描いている

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    2011年09月13日
  • 花田少年史(5)

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    「花田少年史」は、ほろりとして
    何度も読みたくなります。
    私のお気に入りは
    5巻の「クリスマスにはグローブを買って」か
    2巻の「ハムカツ」です。

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    2011年08月29日
  • ピアノの森(14)

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    ネタバレ

    コンクールの裏側を知ることができる作品である。

    コンクールの綺麗な部分と、暗い部分との両方を書きながら、
    結局は、音楽家個人が、音楽に対してどれだけ集中できるか、
    どれだけ練習できるか、
    どれだけ思いを込められるかを描いている。

    個々の詳細な描写には、賛否があるかもしれないが、
    音楽を愛する人の心を打つ部分もあると思う。

    音楽家の方からの意見を期待する。

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    2011年08月21日