ヒラマツ・ミノルのレビュー一覧
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7巻まで読み終わる。
沖田総司を主人公にした新撰組マンガ。美形の天才剣士(労咳持ち)という属性持ちの沖田総司は、その反面、土方歳三や近藤勇と比べて、あんまりエピソードというエピソードがないんだよねぇ。なので、脇役としては見栄えがいいけれども、主役としてはちょっと荷が重いような気がする……と思っていたのだけれど、ちゃんと物語が成り立っているところは、作者の力量によるところか。
というよりも、新撰組マンガが出続けた結果、ある程度の要点の押さえどころが作り手にも周知されつつある……ということかもしれない。あと、「有名藩士や志士がどんなキャラで出てくるのか~」という見所もあるし。このマンガの場合 -
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ネタバレこの物語は、沖田総司(惣次郎)12歳、白河藩の剣術指南と立ち会い、勝ちを収めた、というエピソードから始まる。
総司主役で12歳!江戸の試衛館時代の話からスタート!
これだけで心躍る設定ですぐさま買い求めたんだけど、実際に読んでみたらこれがまた面白い!
青年誌っぽい絵柄で人を選ぶ、というような評を見かけたけれど、なんの、うまいし迫力もあるし、何より人物が活き活きしている。
沖田少年の表情がいいよね。子どもらしくて、喜怒哀楽のはっきりでる顔。
従来の沖田のイメージで読むと違うかも、というような評も見かけたような。
たしかに儚い系や美少年系を期待すると違うかもしれないけど、「生意気盛りの明るい -
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プロレス・マンガである。私はプロレスにどの位興味があるかというと、多分日本で5000万番目くらいの興味ではないでしょうか。
にも関わらずぼんやりビックコミック・スピリッツ誌でこの作品を眺めていて、「ん?このマンガってなんとなく面白くないか?」というヒキがあった。絵は好みは多少分かれるが、うまい部類にはいると思う。格闘シーンは非常に分かりやすい。大げさすぎないが、ちゃんと迫力があってバランスがいいと思う。
設定も面白い。そもそも主人公がマスクをしているというのも変わってるよね。まあ「タイガーマスク」なんていうマンガもあったりするが、あのマンガでは普段主人公は素顔だった。「アグネス仮面」に於いて