此見えこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あまり切なそうな恋愛物は読まないのですが…
大好きな1冊です。優しくて、綺麗で、切なくて、泣きたくなるくらい純愛でした。
大好きな事は自分で認めて大切にできればいいって、自分だけで密かに楽しめればそれで満足って思っていたのですが…
「凄いねっ!」って手放しで喜んでくれる、認めてくれる、一緒に大切にしてくれる。そんな存在がいるからもっと好きになれるし、頑張れるんだと思いました。
自分も自信がなくて、人目を気にして好きな事を素直に言えないタイプだったので、凄く響きました。
自分らしく好きな事に真っ直ぐ向き合いたいって思わせてくれるお話でした。 -
Posted by ブクログ
【ジャンル】
恋愛
【第1章|『優しい嘘』冬野夜空】
● 余命を隠したまま恋人に別れを告げた主人公の嘘に涙する
【第章|『世界でいちばんかわいいきみへ』此見えこ】
● 命の期限が迫る中、ウエディングドレスを選びに行くふたりを描く
【第3章|『君のさいごの願い事』蒼山皆水】
● 大好きだった彼の残した手紙がラスト予想外の感動を呼ぶ
【第4章|『愛に敗れる病』加賀美真也】
● 恋をすると寿命が失われる病を抱えた主人公の命がけの恋
【第5章|『画面越しの恋』森田碧】
● 余命に絶望する主人公が同じ病と闘う少女に出会い、希望を取り戻す
【コメント】
別れという概念の中で最上級の”死”を軸に -
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Posted by ブクログ
完璧だったあの子が突然亡くなった。
それは事件なのか事故なのか、それとも…。
此見えこさん著『完璧な彼女が死にました』は、自宅アパートで亡くなった花井紗子。その第一発見者となった同級生の瀬名小春の奇妙な関係から始まる物語。
花井紗子の死は事件なのか?事故なのか?それとも…。過去の記憶をさかのぼりながら、花井紗子と親しかった人々は彼女を語り始める。
感想です。
いつも読む作品と少し系統が異なる作品で、個人的には新鮮な読書体験でした。思春期を懐かしく思い出すことや、登場人物たちの心情に共感できることもあり、しっかりと強いメッセージ性を感じました。
ちなみに私はミステリの頭で構えてしまったの -
Posted by ブクログ
ネタバレ「すごい」は自分にとって当たり前と気づく一冊
「好き」で「楽しい」と思えることはかけがえのないこと
自分にとって楽しく続けられることは、自分にとって当たり前になるので、すごいとは思わない。ただそれを周りが見た時には、「すごい」と思ってもらえるようなものであった。
主人公の陽(よう)は母親から夏休みの間田舎の叔母の家で過ごすことを提案された。しかし叔母は海外旅行先から帰れなくなってしまい、途方に暮れることとなった。
行く当てもなくとりあえず街の方へ行こうと乗った電車で、偶然女の子がお守りを置いて電車を降りてしまった。追いかけてお守りを届け次の電車に乗ろうとしたとき、女の子から「どこ行くんです -
Posted by ブクログ
ネタバレ花井紗子が死んだ理由を幼馴染の羽島侑と親友の瀬名小春がそれぞれの葛藤から探していく物語。
題材がけっこう難しく、3人の視点それぞれで描かれているのが噛み合っているようないないような不安定な感じが余計にしんどかったかもしれません。
中学生や高校生が読んでどんな風に思うのか知りたい気持ちもある。
美人で優しいけど勉強も運動も出来なかったら一軍にはなれないんやなぁと改めて残酷なカーストやわと、ワタシが学生時代にはそんなカーストなかったなぁと思って、幸せたったのかもしれないとうんざりしました。
瀬名小春と羽島侑がそれぞれのフェチを認め合ったりしたのは良かった。親友にはなれないかもだけど、ずっとそばにい -
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