【感想・ネタバレ】きみは僕の夜に閃く花火だったのレビュー

あらすじ

高二の夏休み、優秀な兄の受験勉強の邪魔になるからと田舎の叔母の家に行くことになった陽。家に居場所もなく叔母にも追い返され途方に暮れる陽の前に現れたのは、人懐っこく天真爛漫な女子高生・まつりだった。「じゃあ、うちに来ますか?その代わり――」彼女の“復讐計画”に協力することを条件に、不思議な同居生活が始まる。彼女が提示した同居のルールは――1.同居を秘密にすること、2.わたしより先に寝ないこと、3.好きにならないこと。 強引な彼女に振り回されるうち、いつしか陽は惹かれていくが、彼女のある秘密を知ってしまい…。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

「すごい」は自分にとって当たり前と気づく一冊

「好き」で「楽しい」と思えることはかけがえのないこと
自分にとって楽しく続けられることは、自分にとって当たり前になるので、すごいとは思わない。ただそれを周りが見た時には、「すごい」と思ってもらえるようなものであった。

主人公の陽(よう)は母親から夏休みの間田舎の叔母の家で過ごすことを提案された。しかし叔母は海外旅行先から帰れなくなってしまい、途方に暮れることとなった。
行く当てもなくとりあえず街の方へ行こうと乗った電車で、偶然女の子がお守りを置いて電車を降りてしまった。追いかけてお守りを届け次の電車に乗ろうとしたとき、女の子から「どこ行くんですが?」、「電車。もないです。さっきのが、終電」と言われてしまった。まだ10時前で終電のはずないと思っていた陽は憮然としてしまう。
そんな時彼女から
「……じゃあ、うちに来ますか?」
「……復讐がしたいんです、わたし」
と声をかけられる。

こんな偶然の出会いから始まる2人の線香花火のようなお話

0
2025年05月18日

「男性向けライトノベル」ランキング