ツジトモのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お、おもしろい…!なんだこれ…!一巻からのめり込めるおもしろい漫画ってなかなか出合えないんですが、圧倒的にストーリーに引きこまれました。
表題の『ジャイアント・キリング』とは、弱い者が強い者をやっつけるという意味。
一部リーグでありながらも、毎年降格争いに絡む弱小サッカーチームETU(イーストトーキョ-ユナイテッド)。あまりの弱さにホームタウンの住民たちの間にも諦めモードが漂う中、かつてチームのエースだった主人公達海がイギリスから帰国、新監督に就任します。過去にETUを捨て海外に渡った達海を信用できないと反発する選手やサポーター達。そんな中で初練習の達海の指示は、30mダッシュを延々とやらせ -
Posted by ブクログ
ゴール裏では、今までちょいちょい嫌な場面を見せていたサポーターにはっきりと亀裂が。
スカルズのリーダーのETU愛は本物だ。好調不調に関係なく毎回全力で応援するし、だからこそ不調のときにETUを見捨てたおっちゃん達が自分勝手に振る舞うのを許したくない。自分たちは、苦しい時期を共に味わいながらサポーターを止めなかった自負がある。……でも、子供を叱り付けてまで徹底するルールは違うよね。応援したい気持ちは共通なんだから。
サポーターの気持ちがひとつになるのが早いといいな。
そしてパッカ君の意外な活躍……。
オールスターわくわくしますね!いじられるダンディ平泉とタッツミーとサックラー。
窪田と志村はや -
Posted by ブクログ
ネタバレ毎回新刊を楽しみにしているジャイキリの24巻。
表紙の人は誰だろう、と思ってたら堺さんだった!!ので、超テンションが上がりました。ヒャッホウウ!堺さんかっこいいよ、堺さん!!(本編も!)
VS川崎戦、熱い展開だったなー。
雑誌にも取り上げられ、上昇気流に乗るETU・・・によぎる影で、スカルズ羽田くん編へと話が移行していく訳だけど。
実はこの巻でのキモは、GM後藤さんが藤澤さんに語ったインタビューの後半部分だと思うんだよねえ。タッツミーと笠野さんはよく似てて、確かにこの2人はETUにとって「原動力」で、影響力がすごく大きいんだけど、きっと、本当に居なくてはいけないのって、後藤さんや有里ちゃんみ -
購入済み
視点を変えてサッカーを観る
この漫画の素晴らしいところは、サッカーにまつわる多くの「視点」が描かれているところです。
選手の視点(控え選手の視点、ベテラン選手の視点、キャプテンの視点)、監督の視点、GMの視点、スカウトの視点、広報の視点、サポーターの視点(過激なサポーターの視点、古参サポーターの視点、ガキんちょサポーターの視点)、スポーツライターの視点、スポンサー企業の視点。
こんなにも多角的に「サッカークラブを捉える」という作品は、他にはありません。
そしてその全ての「視点」が一つに集約され、喜びが爆発する瞬間が、スタジアムにはあるのです。
是非一度、ジャイアントキリングを読んだ後に、近くのスタジア