今井翔太のレビュー一覧
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生成AIは、世界を変えるのか。答えはイエスです
著者が言うように、読み終えた現在、AIの利用により新しい世界になった事を実感しました。
AIのイメージとして、文章を作ってくれたり、欲しい絵を描いてくれる。動画も作れるし、人が作った物と見分けがつかなくなっている。最近の印象としては、そんなイメージでした。
AI研究の専門家による様々な解説により、何となく知っていた知識を補完され、そして活用法についても考えさせられました。しかし、それも今時点の話であり、少し先の未来でも変わっているのかも。
AIによって、今後起こるであろう未来の事は、現在の人間では、想像できない。きっと私達では、少しも発想し -
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AI関連ベストセラー書籍との触れ込み。そしてなんと、著者が同郷出身。これは読むしかない。
生成AIの仕組みは基礎中の基礎を一般向けに理解できる範囲でまとめてくれている。(仕組みを専門知識も交えて学びたい人は、「CatGPTの頭の中」をお勧めする。私は歯が立たない内容ではあったが)
なので本書の読みどころは、著者が考える生成AIが及ぼす人間・社会への影響を示唆してくれている点である。一昔前は事務作業などの専門知識が不要な職がAIに代替されるんだという認識だったが、現在は一部の超専門職(弁護士やら医者)を除く、専門職(プログラマや税理士など)がその標的になっている。生成AIの発展恐るべし。
し -
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今は2024年ですが2年前の2022年が「生成A I元年」のようですね、ChatGPTを使って論文を書いた人や作品を作った人も周りにいて、インターネットが世に出てきた時以上の「動き」を感じます。今、新しい事業に取り組んでいる人は、10年後にはビックネームになっていると期待しています。
さて私ですが恥ずかしながら「生成AI」についてよくわからず、何か勉強しようと思って本屋さんの新刊コーナーを回っていてこの本を見つけました。何かの本で読んで思わず納得したのは「AIが人の仕事を奪うのではない、AIを使いこなす人が使いこなせない人の仕事をやる(奪う)」というフレーズです。この本を皮切りに今後も「生成 -
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日常系温泉物ならではの熱さと、現代と異世界を結ぶ友情物の熱さが合わさった良い湯加減の作品。
今後リリース予定であるソシャゲ版の前日譚にあたる原作ということで、秋季CBTへの応募と同時に購読。
正直、最初はあらすじ記載通りにきらら系のゆる〜い空気で、温泉同好会と異世界転移してきた魔女の交流を描いていくものだと思っていたら、ラストの魔法バトル(この作品魔法バトルやるんだ……)が『友』を感じるホットな仕上がりで感動しました。
『史上最高に“ふろい”異世界交流譚』というキャッチコピーに偽りなしです。
作中に出てくる温泉地のほとんどが実在するので、画像検索で調べつつ読み進めるのはなかなか面白かったですね -
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生成AIについて良くまとまった本。少し情報が古く執筆時点では、2023年の情報が主であり、ChatGPTについてもゆ古い情報となっている。
しかし、筆者もきれているが、生成AIの成長の早さはこれまでと比べ物にならないくらい早く、この本に書かれていることがすぐに古くなることがよいことだとも言われていました。
その視点でもこの本は書かれており、人と同等以上の知的存在として生成AIを考えるという視点でも書かれている。
どのようにして、現在の生成AIが生まれたのか、そして今後どのようになっていくのか、AIは人と同等になれるのかなど筆者の視点でいろいろ書かれている。
AI初心者から、ある程度理解している -
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生成AIは汎用技術となり、これからの未来社会を変えていくことは間違いない。
今現在も、日々新しい機能が追加されて、世間を賑わせているが、これがいつか普通になり、生活の一部に当たり前のように組み込まれていくはずである。
我々はそんな過渡期に生きているのだと、自覚しなければならない。
AIに何が出来て、何が出来ないのか。
人間に何が出来て、何が出来ないのか。
そんな議論も闊達に行われているが、人間とは案外忘れっぽいもので、日常生活に組み込まれた段階で、普通に何もなかったようにAIを使いこなし、共存していくような気がする。
それは過去の歴史を紐解けば、ある程度は理解できる話だ。
今や電気なんて、使え -
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本書を手に取った2025年と、本書が執筆された2023年を比較することで、技術進化の速さと予見の鋭さを実感できる。
特に印象的なのは、AIが人間を凌駕しても人間の価値が失われるわけではなく、むしろ評価され直すという視点だ。さらに、AI時代には主体的に活用する人と依存する人との二極化が進み、その差は行動力や学び続ける姿勢によって広がるという指摘は、未来を生き抜くための警鐘として響く。
長期的には、人間の精神構造さえモデル化されるかもしれない。そのとき社会は、生命や感情の意味を問い直すことになるだろう。恐れと期待が入り混じるが、この変化を体験できる世代として、この進化に主体的に関わり続けたいと -
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簡潔に生成AIの仕組み、例えば、ChatGPTなどの自然言語の生成は、次のワードを確率的に決定しており、学習は報酬系を用いていること、画像生成では、ノイズを取り除いていくことにより、理想の画像に近づけていくGAN(敵対的生成ネットワーク)が使用されていることなど、基本的なことが簡潔にまとまっており、大変読み易い読み物であった。
生成AIの仕組みとは別に、今後AIにより仕事が奪われるのか、のような統計も載せられており、読み物としては面白いと思ったが、刻一刻とAIは進歩していくので、この本のデータだけをソースとせず、ニュースなどを見ることで自分の中のAI像もしっかりアップデートし続けることが大事