あらすじ
話題の生成AI、どこまでなにができる?
AIって結局、どんなしくみで動いているの?
最新テクノロジーで私たちの仕事は奪われる?
AIで働き方や生活がどう変わるのか知りたい…
ChatGPT、Bing、Claude、Midjourney、Stable Diffusion、Adobe Firefly、Google Bard…今世紀最大ともいえる変革を全世界にもたらした、生成AI。
この時代を生きるわたしたちにとって、人工知能をはじめとする最新テクノロジー、そしてそれに伴う技術革新は、ビジネス、社会生活、娯楽など、多様な側面で個々人の人生に影響を及ぼす存在となっています。
ただでさえ変化スピードが速く、情報のキャッチアップに苦戦するテクノロジー領域。数か月後には今の状況ががらりと変わってる可能性が非常に高い…そのような状況下で、今私たちは生きています。
ホットな話題でいえば、「クリエイターはみなAIに取って代わられるのでは?」「人間にしかできない価値創造ってなに?」など、これまで当たり前だと信じて疑わなかった「労働」「お金」「日常生活」などのパラダイムシフトが起こっています。
そんな今、まさにみなさんに手に取っていただきたいのがこの1冊です。
この時代を生きる多くの方が抱いているであろう不安や疑問、そして未来への興味関心に、本書はお応えします。
本書では、AI研究の第一人者である東京大学教授・内閣府AI戦略会議座長を務める松尾豊氏の研究室所属の今井翔太氏が、生成AIで激変する世界を大予測!
激動の時代を生きるすべての人にとって、これから到来する未来を生き抜くヒントと正しい技術的知識を提供します。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
3年前の著作だが、「生成AIとはなんぞや」「何をもって生成AIと言えるのか」の問いに答えてくれる書籍をようやく見つけることができた。
著者は盛んに文中で、「これは現時点(2023)のことなので」と言及しているが、3年経った今でも「スケーリング則」が健在なことは少々がっかりした。3年前の時点から理論的に新しいものが出ていない証拠だからである。ただ設備投資の資金力勝負になっているのは、株価の動きからも明らかであるが、「スケーリング則」に早く限界が来て、新たな手法/理論が構築されることに期待したい。
また、生成AIは、カメラやシンセサイザー、ボーカロイドのように、創造を支援するツールとして、クリエイターの新たな力になるとの主張だが、これは妥当であると考える。
Posted by ブクログ
「生成AI」は世界を変えつつある 時宜に適った本
平易でいてレベルは高い 著者の優秀さを感じる
「AIの職業へのインパクト」
AIの発展に伴い影響範囲は変わっていく
①単純・定型 非肉体労働 ・・・低賃金
②髙知識・スキル・専門・・・高賃金
Posted by ブクログ
AIのスピードの速さに改めて驚いた。
本人書いてあることをすら古くなっている部分もあると思う。
汎用技術、GPT general purpose technology
GPT general training transformer
自分が出力した確実に従って回答とした単語を担いつつ、次に続く単語に対する出力を行うと言う操作を繰り返すことで、文章を最後まで出力できます。ここまでが言語モデル動作の全体像です。
人間の創造的な作業とされてきたものを、大半は、実は過去の経験の中から価値とある新しい組み合わせを見つけることであり、先生会は膨大なデータ学習からこれを見つけられるようになったと言うものです
人間として何が大切となってくるか行動することを問わず、できるだけ動いた方が良い。新しいものを見たり、試したりする方が良い。メタ認知をもう少し上げたほうがいい。
Posted by ブクログ
とてもわかりやすく、興味深かった。生成AIの進化の成り立ち、使い方のバリエーション、生成AIの進化によって変わる失われる職業など、さまざまな視点で生成AIについて語られている。2023年の本なので、すでに変わっていることもあるかもしれないが、入門書としてはとても有益だった。
Posted by ブクログ
最新のAI事情を、「将来無くなるであろう仕事一覧」も含めリアルな実生活への影響として文化人類学的に概観する本は無いのか調べたところヒットしたので購入。意外に古いんですが、逆にないこと自体にビックリ。
2年たっても内容自体に矛盾やら、おかしな箇所がないってことは、発刊時の先見性・一貫性が非常にハイレベルだったという事だろうし、論点もあまり変わらないと思われ、現時点でこの本さえ押さえておけば間違いないと感じました。
Posted by ブクログ
今井翔太さんをTBS CROSSDIGで拝見し、気になったのでこの本を拝読。
書かれていることがまさに今、ChatGPT Astra等の登場によって起こりつつある。
今井翔太さんの研究者としての先見の明を感じることができたし、なによりAI研究への愛を感じた。
なんでもできるようになるかもしれない未来に、AIに使われるのではなく、使う意識を持つことが大事なのだと思った。
Posted by ブクログ
面白かった。
AIが仕事を奪うみたいな記事が多い中で実態を知りたかった。
結論として、自分にとってAIは余計な悩みを増やす一要因くらいの存在に収まりそう。仕事は元から嫌いなんでAI自体が仕事に影響することなんて、仕事好きからしたら大変だろうが。そんなことはどうでも良く。
創作のフェーズに関してはちょっと仕事が混じってて、曖昧だったかな。ゲームみたいな商業的芸術は仕事のうちに入ってるし、かと言って個人でイラスト制作してるのは、他者が介入しない完全個人芸術だし。AIがもたらす価値のバリエーションが、仕事と創作では全く異なりそうなのにそこには言及していない。ここは自分の方でも整理する必要がある。
AIや技術書の嫌なところは、結びが自己啓発っぽくなってしまうところで、〜だから変化の早い世界に追いつこう、乗り遅れるな。みたいな結論に持って行きがちだ。
それはどうかと思う。AIも、果たしてそんなことを思っているのだろうか。AIを使っている、作っている人間の、ただの願望なんじゃなかろうか。実際購読数のためにそういう不安煽りをしているのは事実であって。
変化したくない人間に対して失礼ではないのかな。いや、失礼というより視点が抜けているかな。必ず一定数存在する冷えた目で見ている人間に対しては、断絶や無視ではなく、そういう煽りではなくもっと未来への可能性で訴求すべきなのではないかな。不安煽りは自己満足です。
いや面白かったです。
Posted by ブクログ
2年以上前の本だけど、違和感なく読むことが出来ます。唯一の課題は本書で書かれている以上のスピードで生成AIは進化していること。
生成AIは仕事を奪うのではなく、あり方を変えていく流れ、結果新しい技術やスタイルが生まれてくる。
生成AIに的確に指示を与えていける層とそうでない層で大きな隔たりが出てくるのは間違いない。
Posted by ブクログ
細かい内容は覚えてないけど笑、生成AIの裏側・歴史・またその影響についての基礎的な知識が身についた。
チャットGPTのような生成AIは言語予測とその確率で文章を跳ね返してきているという話は目から鱗だった。
また、正確な回答を得るために指示に加えて例を述べる「少数例プロンプト」、「Let’s think step by step」と指示することで精度を高める「思考の連鎖プロンプト」はすぐに使えそうなものとして参考になった。
最後の対談が最も自分の興味に近かったが、この時代に個人が身につけるべきスキルとしては、戦略的思考力とメタ認知力とのことだった。
生成AI関係なく必要なことでは?と思っていたのだが、その有無による差がこれまで以上に広がっていくというメッセージと受け取った。
・勝負に勝つには、人ができない努力を淡々とやり続けたり、勝負どころを見極めて「ここだ」と思ったら一気に仕掛けたりすることが必要
・これからは上からの指示を忠実に実行するのではなくAIを雇用する立場になり、AIに対してうまく指示できるスキルが必要
・変化に自ら対応できる人と、変わらなければと思いつつ変われない人の違いがますますはっきりしていく
・日本の置かれた状況に対して杞憂するより、「自分が活躍するためにはどうしたらいいか?」という問いを立てる
Posted by ブクログ
aiの台頭で仕事がとって変わる(奪われるのではなく、一部代用される)高い知識、複雑な知識が必要な業種、職種との説明があり納得した。
逆に単純な作業、業務ほど人が必要。今後の働き方を考えさせられるような一冊。
aiによってここ数年でかなり世界が変化している、今後どうなるのかは誰も予想できない。
Posted by ブクログ
最近よくYouTubeで見る今井さんの著作。
AIに関する歴史、技術、仕事への影響、未来への洞察について、わかりやすくまとめた良書。
2章 生成AIの背後にある技術
第一次ブーム、1950-70年代、探索と推論。
第二次ブーム、1980-90年代、エキスパートシステム。
第三次ブーム、2010年代、ディープラーニング。
第四次ブーム、2020年代、生成AI。
chatGPTの学習手法。穴埋め問題の学習、教師ありファインチューニング、人間からのフィードバックに基づく強化学習を大規模に行う。
言語におけるトランスフォーマー、スケーリング則、能力創発、プロンプトエンジニアリング、少数例プロンプティング、思考の連鎖プランプティング、画像における拡散モデル、マルチモーダル、AIエージェント、RAG
3章 AIによって消える仕事・残る仕事
2013年オックスフォード大学のカール・フレイとマイケル・オズボーンの論文「雇用の未来」=定型と非定型で分類
2023年OpenAI社とペンシルベニア大学の論文「GPTs are GPTs」=高学歴で高いスキルを身につけている者が就くような賃金の高い仕事であるほど、コンピュータ/AIによる自動化の影響を受ける可能性が高い。ホワイトカラーこそが影響を受ける。
ポランニーのパラドックス
人間は言葉で表現できる以上のことを知っている(暗黙知)。しかし、生成AIの誕生がこの考えをひっくり返す。非定型作業である創造的知能と社会的知能も置き換え可能に。
モラベックのパラドックス
AIにとっては、人間がよく考えて行う高度な作業は簡単だが、人間が特に何も考えず簡単にこなしていることは難しい。生成AIが出てもこのパラドックスはいまだに健在。現時点では。
新しい技術が、労働補完型なのか労働置換型なのか。
4章 AIが問い直す創作の価値
マーガレット・ボーデンの創造性の定義
組み合わせ的創造性
探索的創造性
革新的創造性
人間も生成AIも発揮している創造性の種類、そして前提条件は意外と似ている。個人的感情や思想。個人の持つストーリーが反映された創造的行為こそが創作ではないか?
生成AIを、創作者ではなく、創作のためのツールとみなす。
5章 生成AIとともに歩む人類の未来
AIに聞けばなんでも解決する世界。アイデアさえあればなんでも実現できる?人間は人間にしかできないことに集中する?情報の送り手と受け手のつながりが希薄化する?
ユヴァル・ハラリのサピエンス全史。言語の獲得を、認知革命。バベルの塔。人間の言語の強力さ。
超知能の基準から見れば、一般人とアインシュタインの間にも大した差はない。
Posted by ブクログ
今さらだと思う。読むのが遅くなってしまった。
著者が言うように、AI(AGI)の世界は年単位、いや月単位、ときには1日で世の中が変わるような発展をする。
これから先の世の中がどうなるのか。ついていけるのか心配。
Posted by ブクログ
生成AIでどのように変わっていくのか、概要は理解できた。自分はまだまだ、生成AIを使い出したばかりなので、これから何ができるか、考える参考になった。
Posted by ブクログ
今井翔太さんの「生成AIで世界はこう変わる」を読みました。まずは、強化学習とか自己教師あり学習、教師ありファインチューニング(Supervised Fine-Tuning)、人間からのフィードバックに基づく強化学習(RLHF:Reinforcement Learning From Human Feedback)といった基本的な言葉の意味が具体的に判って良かった。あとはトランスフォーマーについても概念的には判ったような気がする。以下3点ほどピックアップ。
まず、ポランニーのバラドクス(人は言葉で表現できる以上のことを知っている)いわゆる暗黙知の一部は、機械でも学習可能であるということ。
マーガレット・ボーデンが提唱した創造性のうち①組合せ的創造性(Conbinational Creativity)、②探索的創造性(Exploratory Cleativity)、③革新的創造性(Transformational Creativity)のうち、①②は現在の生成AIが持っているということ。
そして、これから必要になることは、自分自身のメタ認知を上げること、AIに対して上手く指示ができるスキルの2点であること。
技術は日進月歩ではあるけれど、押さえておきたい知識はこんなところかなと思いました。
Posted by ブクログ
・この分野に明るくない人間からすると、AIについて難しい数式などを使わずに要点がまとまっていた印象。
・専門家でもこの先どんな進化をAIが遂げ、
どういった時代になるか長期スパンのことは分からない
Posted by ブクログ
生成AIに関する良い入門書でした。
生成AIは人間の創造性を補完するのか、それとも代替されてしまうのか色々と議論はあると思いますが、人間は人間にしかできない事により集中できる様になり自由で創造的になるという見立ては私も同感でしたね。
人間が取り組むべきはより未来志向型の発想やストーリーメイクの部分であり、生成AIはそれを形作って行く上での超知能のパートナーという位置付けが目指すべき姿なのかなと思います。
Posted by ブクログ
昨年の暮れからchatGPTを仕事でもプライベートでも使うようになってあまりの便利さと優秀さに驚愕している。
確かにこれは世界を変える技術だと思う。
そして、SF的な話をすれば、人類がプロンプトしたAIロボットが、大量殺戮兵器になる世界が将来的に訪れてもおかしくはない??
生成AIの入門書
技術的なところがかなり分かりやすく書かれていたため入門書として分かりやすい一冊であった。
雇用の項目があったが、今後必要だと断言できるスキルの予測は難しく、それだけ技術変化の激しい世の中である。
松尾先生の対談でも述べられていたように「変化に対応し必要だとスキルをキャッチアップし続ける」このスキルが重要だと感じた。
自分の人生、変化を楽しみ生きていきます。
Posted by ブクログ
今は2024年ですが2年前の2022年が「生成A I元年」のようですね、ChatGPTを使って論文を書いた人や作品を作った人も周りにいて、インターネットが世に出てきた時以上の「動き」を感じます。今、新しい事業に取り組んでいる人は、10年後にはビックネームになっていると期待しています。
さて私ですが恥ずかしながら「生成AI」についてよくわからず、何か勉強しようと思って本屋さんの新刊コーナーを回っていてこの本を見つけました。何かの本で読んで思わず納得したのは「AIが人の仕事を奪うのではない、AIを使いこなす人が使いこなせない人の仕事をやる(奪う)」というフレーズです。この本を皮切りに今後も「生成AI」を勉強して自分の手足になるようにしたいと思っています。
以下は気になったポイントです。
・私たちは、ほんの少し前までとは全く別の世界に生きています、とある技術(生成AI)の革命をめぐって、信じられないほど多くのことが起こっています、人間の歴史の転換点だとまで言っている(p3)そのため本書では、今後普遍的に重要だと考えられる生成AIの技術的基礎と、確実に起こるであろう社会的影響の話題に集中して取り上げることにした(p6)
・生成AIとは、新たに文章や画像、音声などを作り出すことができる人工知能技術の一種である、現在の生成AIは、ディープラーニング(深層学習)によって実現されている、深層学習とは、機械学習という人工知能の要素技術の中でも特に人間の脳に近い模倣した深いニュートラルネットワークを学習する手法を指している(p18)
・生成AIはその影響があまりにも大きく、これまでの汎用技術とは比較にならない速度で変化が起きている、2022年前半の私(筆者)を2023年の現在に連れてきたら、ネットや記事、SNS、新聞の見出しを見てどれだけびっくりするか想像もつかない(p27)
・AI研究者の究極目標は、汎用人工知能(AGI:Artificial General Intelligence)の実現である、人間の知能は、言語の使用・視覚処理・運動・ゲームプレイなど、さまざまなことを行える、まさに「汎用的」である(p31)
・ChatGPTは、穴埋め問題の学習、教師ありファインチューニング、人間からのフィードバックに基づく強化学習、を大規模に行うことによって実現された(p66)
・人間が自分の知識だけでは答えられない状況に遭遇した時何をすべきでしょうか、きっと検索エンジンを使って必要な情報を手に入れようとするはずです、言語生成AIも同じです。このように言語生成AIに対して、外部の知識を参照させて回答させる技術をRAG(Retriveval Augmented Generation=検索によって強化した生成)と言う、端的に言えば、人間でなくAIが使う検索エンジンの技術である、Bingチャット、Google BardではこのRAGが実装されている(p95)
・AIの影響を受けにくいとされる職業は、ほとんどが手足を動かす肉体労働を行うもの、いわゆるブルーカラーと呼ばれる職種である、一方影響を受けやすいとされる職業は、エンジニアや研究者、デザイナーなど、高度な判断力や創造的な思考が必要とされているもの、いわゆるホワイトカラーと呼ばれる職種である、最終的な結論として、全職種の8割が何らかの影響を受け、さらにその中の2割ほどは労働の半分がAIに完全に置き換わるレベルの影響を受けるとしている(p104)
・必要とされる訓練が短い、または学位の要求が低く賃金が低い職業であるほどAIの影響を受けにくく、逆に訓練期間が長く、学位が必要で賃金が高い職業ほどAIの影響を受けやすい、ただし本当に習得に時間がかかる高度なスキルが必要とされる職業に関してはその限りではない、(p105)
・現時点である程度説得力のある説を述べると、人間の創造的な作業とされてきたものの大半は、実は「過去の経験の中から、価値のある新しい組み合わせを見つけること」であり、生成AIは、膨大なデータ学習からこれを見つけられるようになった(p111)
・カスタマーサービスとソフトウェア開発の2分野においては、生成AIブーム以前に、生成AIの導入が進んでいたという特徴がある。カスタマーサービスにおける生成AIの強みは、サービスの質を落とさず、場合によっては高い顧客満足度と高速化を達成しつつ、顧客とのやり取りを半自動化できることにある。またこの分野では、新入社員では生産性が低く、トレーニングコストが大きいにもかかわらず、離職率が高いという背景があり、企業が生成AIを導入する強い動機となっている(p122)
・ボーデンという研究者が提唱した創造性とは、1)組み合わせ的創造性(=既存のアイデア・知識の組み合わせ(引き算含む)による、2)探索的創造性(=既存のアイデアや知識を何らかのルールや手続きに従って探索することによる)、3)革新的創造性がある(p157)これらのうち、1)と2)は生成AIで可能、3)は難しいが、これは人間でも同じ(p158)
・創造性を発揮して何かを生み出すとき、単に物事を組み合わせるというだけでなく、個人的な感情や思想、個人の持つ「ストーリー」が映し出される、この個人的な感情、思想、ストーリーが反映された創造的行為こそが「創作」と呼ぶに値すると考えている(p162)
・本来は人間が行なっていた作業がなくなるわけなので、人間は別の活動に時間を割けるようになる、そしてそれは人間にしかできない活動になる、業務であれば、ルーチン的な事務的作業や資料作成ではなく、根本的な事業改革のアイデアを生み出すことや、社会や人間の未来に対してどう貢献するべきかを考え直すことである(p199)
・生活レベルで言えば、人付き合いに割く時間や、個人が「楽しめる」時間を増やすことである、ゲームでも動画鑑賞でも読書でもいいはず、AIは人間の代わりに仕事をやってくれるが、人間の代わりに楽しむことはできません、自由な時間は人間が創造性や独創性を発揮させ、新たな発見や発明、芸術的な表現を創出する源泉となる(p200)
・今後は、簡単なことではないが、行動することを厭わず、できるだけ動いた方がいいし、新しいものを見たり試したりした方がいい、高次な視点から言うと「自分自身のメタ認知をもう少し上げた方がいい=自分の行動や思考の癖を俯瞰して観察して、これができるといいのではないか」(p233)
・必要なのは、AIに対してうまく指示ができるスキル、プロンプトエンジニアリング、つまりAIから望ましい出力を得るために、指示や命令を最適化するスキルが必要である(p234)社会の変化に対してどう対処していくか、世の中の人たちの行動は二極化していく、変換していくのは当たり前と自分もどんどん対応しようとする人、一方で、何かをやりたい、やらねばと思いつつ、結局買われない人もいる。両者の違いは、今後ますますはっきりしていくのではないか(p235)
2024年9月19日読破
2024年9月20日作成
Posted by ブクログ
2024年の本を2026年に読みましたが、筆者の言う通り多くの事は既に成されていて、東大の方々の書く高尚な未来が我々一般人にも理解できるほど当たり前になってる。
その事実がわかっただけでも読んで良かった。
Posted by ブクログ
やはり使い方次第との印象。有効活用できる最低限のスキルは早々につけておきたい。
◉ 生成AIの出力は、学習元となったデータをただ真似るのではなく、背後にある本質的な構造や表現をとらえ、新しいものを生み出すことができる。
◉ プロンプトで指定する内容が、実世界には存在しえないもの、人間が今まで生み出したことがない新しいものであっても、生成AIはその指定された対象を生成することができる。
◉ プロンプトの最初に「大学教授のように説明してください」。
◉ 「高学歴で高いスキルを身につけている者が就くような賃金が高い仕事であるほど、コンピュータ/AIによる自動化の影響を受ける可能性が高い」
◉ 人間の創造的な作業とされてきたものの大半は、実は「過去の経験のなかから、価値のある新しい組み合わせを見つけること」
◉ タグ付けしてAI生成のイラストだと伝えた時点で、評価されにくくなっている。
→AIは邪悪との思想が無意識的に働く。。このカンニングしているような感覚はいずれ消えるのだろうけど。
◉ 創造性に関する3つの定義を考えた場合、生成AIは明らかに「組み合わせ的創造性」「探索的創造性」の2つの「創造性」は持っている一方、革新的創造性は働かない。
Posted by ブクログ
AI研究の最前線で研究を続ける著者が生成AIのできることやその可能性について自身の研究成果や考察を書いた一冊。
既存の知識を学んで新しいことを生み出す生成AIの可能性について本書で学ぶことができただけでなく、私たちの仕事との関わりや芸術面での可能性なども知ることができました。
また、ChatGPTの学習手法や画像や音声AIなどがどのようにして返答しているのかという仕組についても学ぶことができました。
暗黙知についても克服しつつあることや離職率の高いカスタマーサービスの仕事には導入されていることや医療・創薬、研究、教育など様々な分野に生成AIが取り入れられようとしていることも本書で知ることができました。
芸術作品の創作において彩色やアイデアなど補助的な使用も行うこともあることや生成AIと創造性と創作についてやストーリーに対する懸念など芸術の分野についても生成AIとの向き合い方を知ることができました。
また、生成AIの学習に使用する資料と著作権などの権利関係についても触れられており勉強になりました。
本書を読んで急速に発達するAIの可能性と脅威の両方を感じることができました。
そして、AIとうまく人が付き合っていくことで無限の可能性を自分のたちの生活に活かしていくことができるだろうと感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
この世界は非常に速いので、読むタイミングが遅すぎた
以下はメモ
・AIの創造性 3種類ある 完全な新規の創造は人間でもほぼできていない
・著作権の話、緩和の方向の中でも「声」は話が別
人間固有のもの 画像などとは違う
・ディープフェイク問題 高度なAIで生み出されたものを発見できるのは、同じく高度なAIだけ
・地球ができてから、人類が誕生してからも、ほとんど何も怒らず来たのに、つい最近である。50,000年前から核兵器開発、月に到達、環境破壊、等々、大変化、起こしている。この変化を起こしたものが言語の獲得。「認知革命」。情報共有の幅が広がるだけでなく、現実には存在しない概念を表現し理解できるようになった。そして人間のコミュニティーを強固にし、創造と発明ができるようになったから。
・アリの巣世界でいくら賢い?蟻がいたとしても、人間から見たら大した事は無い。知能は相対的なものである。同じく人間の社会ではアインシュタインと一般人は圧倒的な差があるが、機械の知能が人間を超えた場合、我々人間には想像できない。何かを考え生み出すことができるかもしれない。それは人間が想像することはできない。アリから見て、人間が核やAIなどと言う奇妙なものを生み出すのは想像できないように。人間の思考の限界を超えた人にとって、うれしい価値のあるものを生み出してくれる期待がある。一方、人間の創造の遥か外にある脅威を持ち込んでくる未来もあり得る。
・AIの発展速度は、研究者の想像を何度も超えている。過去のAI書籍に書かれた研究者の未来予測は、成長速度、どれだけ低く見積もっていたか明白。
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最後の対談よかった
あと、終わりの言葉。「逆説的ではあるが、この本がすぐに時代遅れとなるということが起きたなら、本書の伝えたい、生成AIが時代を変える、というメッセージが現実となったことを何よりも伝えている」
Posted by ブクログ
ChatGPT、Geminiを最近活用するようになって、生成AIのことを少し知りたくて手にした本。
理論的なこととか、仕組み、専門用語が並んでるところは、飛ばし読みしちゃった。
生成AIに仕事がとって変わられるとか、よく言われてるけど、結局、自分で考えることができない人がこれからは通用しなくなるのだろうなって思った。
チャッピーなりGeminiなりを活用するにしても、自分が指示を出さないと欲しい答えはでてこないし。
実際に使ってみて思ったことは、頭の中にあることを壁打ちする相手にはすごく向くなぁって感じた。使いこなす、乗りこなしていくためには、自分なりの考えとか言葉にできる力は絶対必要だなって思った。
これからのチャッピー世代は、礼儀とか人とのかかわり方、距離感のとりかたはすごく下手になるだろうなって少し危惧もした。
チャッピーは何を聞いても、どんな聞き方をしても壁打ちになってくれるけど、先輩後輩のいる会社では通用しない人がいっぱいでてきそうだ。
Posted by ブクログ
生成AIが日進月歩で発展する中でも陳腐化せず土台となる技術や考え方について整理したく本書を読んだが、得るものがあった一方で刊行から数年経ったこともあり全体的にはどうしても古臭さや物足りなさを感じてしまった。それは本書に落ち度があるという意味ではなく生成AIが着実に進化し続けている証拠であると言えるが、やはり(技術書もそうだが)この類の本は刊行してすぐ読むことに最も価値があり、今後もひたすら追い続けていく必要があると再認識した。
Posted by ブクログ
現在は生成AIの誕生により認知革命が起こっており、今まさに時代を分ける様な革命が起きている。以前はAIによりブルーカラーの仕事が代替されると言われていたが、現在はホワイトカラーの仕事が代替されると言われている。また、仕事の代替は全てではなく一部の話である。しかしこれは現時点での話であり今後変わるかもしれない。
今もこの先も目まぐるしく変化が起きるが、変化に対して柔軟に対応し、試行錯誤しながら実施することが大切。具体的な事としてはプロンプト作成スキルを磨くことが大事。
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以上の内容をチャッピーと対話し校正してもらった文↓
現在は生成AIの誕生により認知のあり方が変わり、時代を分けるような転換期にあると感じた。これまでAIは主に手足を使う仕事を代替すると考えられていたが、今では言語や論理を扱う仕事にも影響が及んでいる。ただし、すべての仕事が置き換わるわけではなく、一部の業務にとどまるという点も重要である。しかし、これはあくまで現時点の話であり、今後どのように変化していくかはわからない。それほど変化の激しい時代である。
このような状況においては、変化に柔軟に対応し、試行錯誤を繰り返す姿勢が重要になる。その具体的な行動として、AIへの指示の出し方を工夫し、結果を評価しながら改善していくことが必要だと考えた。
また、プロンプトの質を高めるためには、自分の思考を明確にし、物事を細かく分けて考える力が求められる。AIをうまく使うことは、同時に自分の思考の解像度を高めることにつながると感じた。
Posted by ブクログ
カズレーザーさんが推してたということで読んでみた。
⋯うーん、買ってからだいぶ時間経ってしまって、一般にもかなり浸透してきてはいるけど。
なんなら私も人生相談とかwイラストとか描いてもらってるし。
この先何が残っていって、何が消えていくのやら⋯。
Posted by ブクログ
生成AI、分かっているようで実は……
そもそも、生成AIって何?どこから来たの?
どんな仕組みなの?を分かりやすく解説
AIで働き方や生活がどう変わるの……
今世紀最大ともいえる変革、ただでさえ変化のスピードが速く、情報更新に四苦八苦する領域
AI研究の第一人者である東京大学教授・内閣府AI戦略会議座長を務める松尾豊氏の研究室所属の今井翔太氏が、生成AIで激変する世界を大予測!