尾上定正のレビュー一覧

  • 自衛隊最高幹部が語る台湾有事(新潮新書)
    <目次>
    はじめに
    第1部台湾有事シュミレーションン
    序想定する背景
    シナリオ①グレーゾーンの継続第3次台湾海峡危機
    シナリオ②検疫と隔離による台湾の孤立化ベルリン危機
    シナリオ③中国による台湾への全面的軍事衝突
    シナリオ④危機の終結
    第2部座談会ー台湾有事の備えに必要なものは何か
    第1章台湾...続きを読む
  • 君たち、中国に勝てるのか 自衛隊最高幹部が語る日米同盟VS.中国
    安倍総理が、30大綱を作る準備過程の冒頭で自衛隊最高幹部を前にして聞いた質問がタイトル。定番となっている4人のディスカッションシリーズ最新版。
    台湾有事が切迫しているという認識のもと、日本の安全保障体制について話し合っている。彼らの話を聞いていると安倍総理の外交、安全保障面での功績は大きいのだと改め...続きを読む
  • 君たち、中国に勝てるのか 自衛隊最高幹部が語る日米同盟VS.中国
    元自衛隊幹部など安全保障の専門家4人による対談。日米の勢力では中国を止められなくなる恐れの強い近い将来を憂う内容。中国がどのように向かってくるのか、それに対して日本はどう準備してどう行動しなければならないのかが専門家ならではの具体論で語られる。話が進めば進むほど、本当にこの国が厳しい状況に置かれ、課...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る台湾有事(新潮新書)
    国民が国防意識を高めることは大事。
    戦争をするためでなく、しなくて良いように日々抑止について考えることは大事だと感じた。
    ・日米協議
    ・有事を想定したシミュレーション&訓練
    ・強化するポイントの整理
    ・戦略的な戦争広告
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    国家のそしてそれを成り立たせる戦略の必要性を認識した。また、科学技術の遅れを急いで取り戻さないといけないと強く感じた。
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    こういった書籍によくある、理想論だけ言うて終わりではなく、では実際問題どうするか?に踏み込んだ結論(10の提言)を出している正直な姿勢は好感が持てる。

    そうだよなあ。統合幕僚長の任務、超人でも全部はこなせないよなあ。
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    現状認識や周辺事態の予測などは様々な方面で語られているので、特に目新しいと言うことはないが、陸海空の元将官が集まって議論する、このシチュエーションが活きているのが5章だろう。
    この章は読み応えが有ったと言える。

    しかし、自衛隊にここまでの問題意識をお持ちであれば、現役時代にもう少しでも状況改善して...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    台湾、朝鮮半島の有事は対岸の火事などではないし、米軍基地をいくつも抱えた日本は大きなダメージを受けるだろう。これまでは戦後の新憲法と冷戦という対岸の煙のおかげで殆ど何もしてこなくても問題にならなかった。しかしながら現時点では中国、北朝鮮の軍事行動がますます活発化し、日本に居る米軍がターゲットになるこ...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る台湾有事(新潮新書)
    結構ポンポン専門用語が出てくるので、そこは改めて調べる必要はあるのかなと。
    ただ、今の台湾を取り巻く環境や、有事の際にどういうことが起こりうるのかということがよく分かり、危機感を抱いた。
    「国防は国民の意識以上には高まらない。」
    平和ボケしている場合じゃない。
  • 自衛隊最高幹部が語る台湾有事(新潮新書)
    どこも現場レベルは優秀(必死)だけど、それを指揮する頭脳(ここで言うと政治かな)は力不足、、、そんな国よね、日本て。

    もはやこの国の政治には期待できないし、そう思われるようになってしまった現状、『取り返しのつかない』状況になりつつあるのでは、、、

    そんな中、日本の危機を正面から向かい、取り組みし...続きを読む
  • 君たち、中国に勝てるのか 自衛隊最高幹部が語る日米同盟VS.中国
    リアルな話、現場レベルでは負けないと思うけど、うちの国って政治が圧倒的に負けてると思う。
    岸田総理なんて中国に媚びまくってるやん。岸田さんだけじゃないか、、、
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    兼原さんが一流の軍人と見る自衛隊OB陸海空からそれぞれ1名と諸々のテーマについて議論。
    コロナ禍で明らかになった後方支援体制の脆弱さ、防衛装備工業会は飽くまで任意団体で統制する力はないこと、米台共同作戦は日米ですら常々共同でやっても不具合出るのだから相当難しい、朝鮮有事では船がそんなにないので北から...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る台湾有事(新潮新書)
    2部構成で書かれていて、前半が台湾有事のシミュレーション、後半がそれを終えての座談会となっている。

    シミュレーションは結構リアルで実際にありそうだなと思ってしまうところがかなりあった。

    大切なのは軍備のみでなく、サイバー空間や宇宙空間含めての総合力なのだということが勉強になったし、今の日本のまま...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    令和にもなって昭和を引きづっている政治とマスコミ・大衆。

    少なくとも現場レベルでは議論の種は腐るほどあるなと感じたし、危機感も強いなと素直に思った。
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    著者のひとり兼原信克氏の話をラジオで聴き、興味を持ち本書を手に取った。日本の安全保障の状況がよくわかる内容だった。

    陸海空の元自衛隊の最高幹部と元内閣官房副長官補の4人での座談会という形で本書はまとめられている。令和3(2021)年4月に発行されているので、ロシアのウクライナ侵攻の1年前の話である...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    日本の安全保障の現状を元自衛隊のトップの方々が語り合う形式。

    現状への危機感や課題点が浮き彫りになり、不安になることも多くあったが、まずは国民一人一人が正当な危機感を持って、日々の生活にアンテナを立てながら、情報収集をしていかなければいけないと感じる。

    安全保障面は不勉強な点が多いので、今後知識...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    外交官出身の元内閣官房副長官補である兼原氏が司会となり、陸海空最高幹部との座談会を文字にしたもの。兼原氏の題材設定が的確で、いま日本の安全保障が抱える課題が浮き彫りになっている。参加者は皆、安全保障の仕事に携わった経験を持ち、今でも深く研究を進めている方々なので、有意義な議論となっている。勉強になっ...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    【総括】
    陸海空自衛隊の元最高幹部クラスが、日本を取り巻く安全保障環境と安全保障政策上の課題について比較的率直に議論していて興味深い。

    【興味深かった個別論点】
    ◯特に海自は装備品の修理・管理を民間企業に依存しており、企業人員を動員できる制度を作らないと継戦能力に支障をきたす。

    ◯台湾有事、朝鮮...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    外務省・国家安全保障局の戦略家の兼原氏が、陸海空の戦略家である、岩田元陸幕長、武居元海幕長、尾上元空自補給本部長が国防上の問題点について議論。

    入口としての日本の戦略環境は真新しくはない議論だが、台湾危機への対応、朝鮮半島の核問題と核抑止の議論、科学技術と軍事研究の乖離の問題、総理への軍事情報のア...続きを読む
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    陸海空のそれぞれ最高階級の経験者の対談ということで、貴重な書籍となっている。
    <おススメする人>
    ・日本の安全保障環境に興味があり、自衛隊の幹部がどういった問題認識を持っているか興味がある人
    ・組織や社会が持つ普遍的な問題についての洞察を自衛隊という切り口から気づきを得たい人

    <本書を読んだ個人的...続きを読む