マチバリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレサリヴィアが転生前に恋人から受けていた件、そう簡単には遭遇しないだろうというマニアックな話で、そりゃトラウマにもなるわという。
知らないとは言え、そんな彼女の過去の傷に触れてしまったウルド。
この場合、同意なく押し倒した彼が全面的に悪いのは間違いないのだが、一方で気の毒もあった。
何せ彼、サリヴィアが乙女ゲームで認識していた性格と違ったので。
表面的には合ってるんだけど、内側に押し込めていた本質的な部分は腹黒ではないんだよな。
本気で好きになった子に何とか気持ちを返してもらおうと頑張っているのに(世間の評判と過去の行いがツケとして回ってきて)上手くいかない。
怒らせて喜んでるのも悪いのだが。
好きな子に構って欲しい小学生か。
一部キャラを除き、ウルドも本来の主人公も悪役令嬢もゲームでの設定とは本質がまるで違うキャラ。
この違い、実はこうでしたなひっくり返り方も面白かったお話。
サリヴィアの本来の立場も意外だったし。
乙女ゲームの世界ということで、シナリオの強制力を途中まで疑っていて、ゆえにトラウマの件と併せて足枷になり素直になれなかったサリヴィア、回り道したねえ。
その間「訓練」はしても、一線は越えなかったウルド、やっぱり腹黒ではないな。
多少の罠はあったけど、ちゃんと「待て」できてたし。
サリヴィアがちゃんと素直になれてからは、幸せいっぱいの二人を見られて、こちらもお腹いっぱい。
素直になれず言い合いしていた二人もよかったけど、互いに苦しい時期のあった二人だから、その分ちゃんと幸せになってほしいと思う。
その後のエピソードを見る限り、不要な心配のようではあるが(悪友になっちゃったお子様たちも見たい気がする) -
ネタバレ 購入済み
世界観が良い
始まりは王道の悪役令嬢ものでしたが、婚約破棄された”その後”のお話です。
王家、貴族院、教会の関係性など短い文章で的確に説明されていて良い世界観だと思いました!
ストーリーは、疎ましく思っていた令嬢が死んで何もかも思い通りだ!……とはならなくて、逆に最後の柱を失った家族と皇太子、商人が破滅への道を歩む様がそれぞれの視点で描かれています。
文章が読みやすくて、破滅を辿る人々の方向性も違い、罰を受けたけれども前に進める人、とことん破滅(というか自滅)する人々まで、結末はそれぞれ違って読みごたえがありました。
タイトルを見た感じロロナが周囲の人間や生活環境に疲れ切って狂言自殺を図ったのかと思いましたがそこからまた一転した展開になります。この、ラストまでの展開が読めそうで読めないところが絶妙でした!
個人的にちょっと惜しいかな?と思ったのがイラストとラストでしたね。
人物紹介で伯爵とベルベラッサのイラストも欲しかったです!この二名だけ主要人物で姿が分からなかったので、どこかで見たかったです。イラストも、カラーはとても素敵でしたがモノクロだとまた印象が変わります。味があっていいです。
ラストの破滅した人々のその後がもう少しだけ見たかったです。投獄後の獄中生活とか、辺境での生活とか……。
ベルベラッサとジル男爵の生活が一番見たかったかな。……まあ設定が設定だけに書きづらかったのかもしれませんが。
ベルベラッサだけ口頭で伝えられた顛末だったので、娘よりも何よりも固執していた宝石とドレスを剝がされた描写とか……うーん、すみません欲を言いました(苦笑)
最終的にはハッピーエンドでしたが、皆に祝福されて、と言うよりはささやかな幸せって感じでした。男装の下りはちょっと気になりましたが(笑)
試し読みで気になった方はハマると思いますよ! -
無料版購入済み
戦場へ
浄化のために戦場まで赴いたレイア姫。たくさんの人を助けたけど、やっぱり平和な国のお姫様なので認識が甘かった。厳しい態度の勇者が照れるのがいいね。