片田智也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
◾️サマリー
・しなやかに生きていくための34の心構え
・真面目に生きている人ほど読んでほしい
・変えることができるのは自分の思考のクセ
◾️所感
世知辛い世の中を細く長く生き延びるためのヒントが、本書には散りばめられている。
本書のテーマは、「やめる」こと。私の大好きな言葉である。
疲労する思考のクセを「やめる」ことで、気楽に生きていこうと著者は語りかけてくれる。
読むとホッとする。殺伐とした世の中でマジメに生きている人、心の優しい人ほど、周囲に気を配り過ぎてヘトヘトになっている。
そういう人にぜひ読んでほしい一冊である。
1テーマごとに、4コママンガがあるのだが、分かりやすいため非常にグ -
Posted by ブクログ
星5つか悩んだぐらい、期待以上の内容っした!いわゆる軽いハウツー本と思っていたけど、心に響く考え方に多々触れる事ができた。2-3時間で読めるかと。
ちょー端的に言えば、「何事もほどほどにね!」とのメッセージ。が副題が「何があっても!疲れない心を作る」と絶対感を押し出しているのはご愛嬌捉えよう(笑)
以下印象に残ったポイント、自分なりに編集。
-未来の感情を決める(ポジティブでいようとか)より、感情が揺れた場合の行動をきめておく。→湧き上がる感情はそのまま捉える。怒りを感じたら、とりあえず深呼吸という行動をしてみる等。
- 心のすり減りをマシにする工夫。→これが本書を貫くテーマ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ感情に振り回せれるのは、境界線が見えているか否か。
境界線とは、自分がコントロールできるものとコントロールできないものとの境のこと。
感情は、コントロールできないもの。なぜなから瞬時にそういう感情がわいてしまうから。理性だけでは、すべてコントロールすることはできない。感情は飼い犬のようなもの。意思で感情をコントロールできない。感情はマネジメントするもの。
ポジティブ病=ネガティブな感情を必要以上に恐れる。
ネガティブも感情だから、外のもの。
ネガティブ感情は自分を守るために生まれる。湧いてしまったら、何がそれを生んでいるのかを認識する。
不安になることは悪いことではない。自分の力で解決でき -
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咄嗟に出てしまう独り言を言い換えることで認知の歪みを変えようという本。そういう意味では認知行動療法?なのかもしれない。
一部納得できるものがあったが…根底には「自分優先」の考え方があり、ややもすれば他者を切り捨てている印象を受けた。
なんでも自分のせいにしてしまいがちな人、余計な苦労を背負わされがちな人にとってはこれくらいのドライさでいいのかもしれないが…そうでない方が取り入れると却って軋轢を生みそうな考え方に感じた。
また、これらの考え方は一般社員向けのものであって、部下をマネジメントする管理職ではこの考え方は向かないように感じた。
「私はちゃんと教えた。ミスしたのは本人の責任」と(心の中 -
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本著では、メンタルとの付き合い方について説かれた本である。
日頃からメンタルケアやストレスについて思う人には参考になる一冊である。
私たちは、学校、仕事、プライベートやどの場面においても、心配と不安という感情を混同しがちである。心配は行動でほとんど行動で解決できること。不安は過度な妄想である。
この違いを理解するだけでも、割と生きやすくなるだろう。
完全無敵の人間になろうなんて思わなくていい、なろうとしなくていい。
ありのままの自分で、自分の選択と責任で、自分を大事に大切に行動し、身近な人を幸せにできれば充分である。
人生は長い。色々な自分の感情と出会い、別れ、成長していく物語なのだ。