【感想・ネタバレ】何があっても疲れない心をつくる 職場ですり減らないための34の「やめる」のレビュー

あらすじ

もう疲れない・すり減らない・振り回されない
秘訣は「考え方を選ぶこと」だった――

合わない相手との関係で気を揉んだり、
クレーム対応で心ない言葉をいわれたり、
数字に追われて息つくヒマもなかったり……。
仕事をしていれば、しんどい思いをすることはあります。
疲れ果てて、まったくやる気が出ない……。
身も心もすり減ってしまうことはあるでしょう。

でも、同じ状況にいながら「ああいう人だからね」と軽く受け流したり、 理不尽なことをいわれても軽くスルーしたり、「できる範囲でやるしかない」と割り切ったり、 物事に振り回されない、「心が疲れにくい人」はいるものです。

では、その違いはいったいどこにあるのでしょうか?
ひと言でいえば、「考え方を選んでいるかどうか」です。

心の状態は「物事そのもの」と「物事についての考え」で決まります。
たとえば、企画していたイベントがトラブルで中止になったとしましょう。
そういった「物事そのもの」を選ぶことは不可能です。でも、起きた物事だけで心の状態が決まるわけではありません。「中止になったことをどう考えるのか」、「物事についての考え」は選ぶことができます。選択肢は大きく以下2つ。

心を疲れさせる「疲弊思考」か、心を穏やかにする「穏やか思考」か。

本書では、これまで1万名以上の方の悩みに耳を傾けてきたカウンセラーが、 やってしまいがちな34の思考の悪習慣を思い切って「やめる」ことで、「疲弊思考」から抜け出すコツを伝授。

人や物事に振り回されることなく仕事に集中するための必読書です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ


職場に限らず、様々なシチュエーションで人間関係を築く上での基礎が記載されているように思う

社会人になり親の教えは世間とずれていることに気がつき様々な本を読んでいるが、この本は中学生頃に読みたかったなと強く思う

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2024年05月28日

Posted by ブクログ

◾️サマリー
・しなやかに生きていくための34の心構え
・真面目に生きている人ほど読んでほしい
・変えることができるのは自分の思考のクセ

◾️所感
世知辛い世の中を細く長く生き延びるためのヒントが、本書には散りばめられている。
本書のテーマは、「やめる」こと。私の大好きな言葉である。
疲労する思考のクセを「やめる」ことで、気楽に生きていこうと著者は語りかけてくれる。
読むとホッとする。殺伐とした世の中でマジメに生きている人、心の優しい人ほど、周囲に気を配り過ぎてヘトヘトになっている。
そういう人にぜひ読んでほしい一冊である。
1テーマごとに、4コママンガがあるのだが、分かりやすいため非常にグッドな反面、電車など公共の場で読むと少し恥ずかしい気持ちになる。

◾️心に残った箇所
①自分次第でどうにかできること以外は、なるべく頭から追い出すようにしてください。
背負っていた荷物を降ろしたときのように、すっと心が軽くなるはずです。

②他人についての「なぜ?」で悩み過ぎないように。大事なのはモヤモヤを残さないことです。どんな答えでも、返してしまえば心はスッキリするでしょう。

③自分の考えによって満足を見出すことを「自足」といいます。いわゆる「足るを知る」ことができれば、不満によって心がすり減ることもありません。

④言葉を通じて理解を深めるのは大事。ですが、言葉というのは記号に過ぎません。その先にあるものを「腑に落とす」ための手がかりなのです。
言葉で考えて理解したことを体験によって血肉に変える。
それが、“Donit think, Feel”の真意だと私は思っています。

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

職場に限らず、自分自身を大事にするための考え方が34個紹介されていた。端的にまとまっており読みやすくて良かった。

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

人間関係でなんとなく嫌だなあと思うことを上手く言語化してくれている本。また、それらに対してどんな捉え方をしたら不快な気持ちが小さくなるかがわかりやすく書かれていた。特に、「ポジティブ思考をあえてやめる」の章は、ポジティブが必ずしも良いことなのかと改めて考えさせられた。

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2025年02月12日

Posted by ブクログ

星5つか悩んだぐらい、期待以上の内容っした!いわゆる軽いハウツー本と思っていたけど、心に響く考え方に多々触れる事ができた。2-3時間で読めるかと。

ちょー端的に言えば、「何事もほどほどにね!」とのメッセージ。が副題が「何があっても!疲れない心を作る」と絶対感を押し出しているのはご愛嬌捉えよう(笑)

以下印象に残ったポイント、自分なりに編集。

-未来の感情を決める(ポジティブでいようとか)より、感情が揺れた場合の行動をきめておく。→湧き上がる感情はそのまま捉える。怒りを感じたら、とりあえず深呼吸という行動をしてみる等。

- 心のすり減りをマシにする工夫。→これが本書を貫くテーマ。

- 偽解決。問題を解決しようと取った行動が裏目に出る悪循環。問題解消思考。それを問題として認識しないためにどうするか考える、スッキリ解決とはならなくても。心の逃げ道みたいなもの。→問題は解決するもの。これはビジネスの世界で当然とされているセオリーだけど、そもそもこれって問題かな、解決できないやつもあるよね、っていう逃げ道があるとしなやかに対処できるのかな。

- 感情は馬、理性はそれに乗る騎手。感情は生き物。馬の気持ちを無視してムチ打っていれば、いうことを聞いてくれなくなるのは当然。→心理学系の本で時々見かける喩え。分かりやすい。感情=馬の気持ちをスルーしちゃ上手くいかん。

- うわべポジティブを続けていると、だんだん心は疲れてきます。ポジティブに見せることが目的になっていないか?そうありたい、ではなく。普通に仕事をしていれば、不安やイライラといったネガティブな感情を持つ方がむしろ健康的。→健康的とまでバシッと言ってくれると勇気を貰える。

- ポジハラについて。他者のネガティブに耐えられない。だから他者にポジティブを強制してしまう。本当に相手のためを思うなら、何も言わずに聞いてあげることも大切。→自分自身のモヤモヤを解消したいから、時に共感じゃなくて場違いな励ましをしちゃうんだよなあ(笑)

- ストレスが人生のスパイス。良くも悪くもない「変化に対する反応」に過ぎない。ストレスをゼロにしようと必死にはならない。→ストレス解消の言葉に引っ張られないのがきっと良い。

- 未知のもの、わからないことは不安や不快さを感じさせる。この時あなたに必要なのは正しい答えではなく、疑問に応えること。例えば、「なぜあの人はあんな事言ったんだろう???」と疑問を感じた時は、「何かそう言いたくなる事情があったんだろ、知らんけど」と呟いてみる。これぐらいのほどほどの向き合い方が良い。→この最後の呟きが自分には刺さった!

- 心理的リアクタンス。他者から行動などを強制された時、自分が選択する自由を取り戻そうという心理が働く。→先日親から「こうしてほしい」と懇願された時に、自分にこの反応が起きていた。そのメカニズムがちょっと分かって嬉しかった。

- 思い込みで自滅するのをやめる。例えば「嫌われているかもしれない、、、」と思ったら、「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」と口にしてみる。事実以上のことを意味づけしていないか、客観視する習慣をつける。→他人の心は分からないからね、本人も分かっていない場合も(笑)

- なぜ人は他人から好かれようとしてしまうのか?それは嫌われるのが死ぬほど怖いから。→防御反応だね。

- 10人いれば1人は全く気が合わない人。何をしなくても嫌われてしまう人がいる。「なら仕方ないか」と割り切る気持ちも湧いてくる。→皆から好かれようとするのは土台無理な話!

- 「伝わらない前提」を意識しよう。それを心掛けていれば、コミュニケーションのずれにも寛容になれる。その上で言語化を重ねて意味をすり合わせる。→最近、重要な考え方と思っている。曖昧なことがある時は言葉で対話を重ねるのが良い。

- 孟子の言葉。人には偉くもないのに誰かの先生になろうとする悪いクセがある。要は教えたがりが人が持つ本来的な傾向。「この人、教えたがりだな」と思ったら、距離を取るのが良い。→気をつけよう。基本は質問されたことに素直に答える。すけべ心で付け足さない。

- 他者からの心ない言葉はどのように解釈すればよいか。真に受けずに、怒っているのではなく、困っていると解釈する。→これも良い考え。なんで怒ってんだろう?と思うより、何に困ってんだろう?と相手に思いを馳せた方が良い展開が生まれる気がする。

- 相手の要求、期待を先回りして心がすり減り、「ちょっと疲れているかも」と感じたら、期待に応えるのをしばらくやめてみよう。アドラーの言葉。「あなたは他者の期待を満たすために生きているのではない」。→これも重要な考え方。仕事に興奮している時が特にこれをやっちまう。効率性の罠にもハマってしまう。注意!

-燃え尽き症候群の5つの原因。ギャラップの調査。
1 職場での不公正な扱い
2 対処不能なほど過大な業務量
3 求められる役割についての明確性の欠如
4 マネージャーとのコミュニケーションや支援の不足
5 非合理な時間的プレッシャー
つまり、管理やしくみの不備が原因。組織の問題を個人がファインプレーでカバーし過ぎないこと。ボールを落とし問題を表面化させるのが最善の場合もある。
→自分はまさにこの条件が揃って実際に燃え尽きた経験がある。この5つに加えて、昇格との人参もぶら下げられた。せめて後輩たちには、こうなって欲しくない。機会あれば助言してみたい。

- 結果は出るもの、出すもの、出そうとするものでは無い。結果はご褒美、おまけと考えるぐらいが良い。→貰えるか否か分からない、貰えたらラッキー!との「おまけ」との発想はいいね^_^

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

他人の行動や他人からの評価、自分の行動の結果など、自分の思い通りにコントロールできないことの方が多いのかもしれない。手放す考え方で楽になれるのはとてもしっくりくる。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

書籍紹介サイトにて存在知り、購入。

ストレスを溜め込まないため止めた方が良いことが計34個、マンガと説明付きで展開されていく。
取り上げられているものは、既にできているものもあれば、まだできてないなと思うものも見つかった。特に相手の反応を気にしすぎるのを止めるは、最近できてなかったなと感じ注意したいと思った。

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2023年06月14日

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