歌田年のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
紙鑑定士とプロモデラーという異色コンビが活躍!
タイトルの割に、紙とプラモデルの割合は2:8ぐらいで、圧倒的にプラモデルやジオラマのウェイトが高い。あ、本編風にいうとジオラマではなく、ディオラマかw
事件解決に向けてメインに動くのは紙鑑定士の渡部で、本業の紙鑑定士で培った人脈をフル活用する。そうこうしていくうちに、伝説のプロモデラーである土生井と出会い、真相に迫っていく。この土生井のキャラがイイ。
キシシと笑ったり、ちょっとキモめなキャラ(失礼)だけど、安楽椅子探偵として渡部からの連絡に、ディオラマの僅かなヒントからズバズバ推理していく様が軽快で心地よかった。焼酎飲んで馬力を上げます、というお茶目なところも好印象w
ちょっと強引でご都合主義な部分や、個人的に苦手なオチが含まれていたけど、謎解きやスピード感など、ハラハラドキドキな展開は楽しめた。
シリーズものとのことで、次作は紙の方がもう少し生きるとイイな、と思った。 -
Posted by ブクログ
このミス大賞、著者初読み。
星4になりかけたけど、最終的には3。
紙鑑定士と伝説のモデラー。 紙やプラモデルのうんちくは正直チンプンカンプンなのに、不思議と分かった気にさせてくれる。
専門分野の知識から小さな手掛かりを拾い、それを一つずつ繋げながら事件の謎を紐解いていく。 警察ではないからこそ、Googleマップや画像検索、LINEまで駆使して調べていくのも現代的で面白い。
最初は小さかった謎が、調べるほど少しずつ姿を変えていき、気づけば思っていたよりずっとヤバい事件へ。 最後まで飽きずに読ませる力は十分にあった。
ただ、真相の一部には「そこに着地するのか」という既視感もあり、あと一歩星4には届かず。
読み始めから最後まで一番感じたのは、 「面白い」より「巧い」。
専門知識、キャラクター、手掛かりを順番に積み重ね、ちゃんと事件へ繋げていく。 気づけば謎の「このミス大賞」選考委員みたいな目線で読んでいた一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【結論】未読の作者は読んでから
1話目★
アンソロジーに載せる話がシリーズ物のメインキャラだと未読の身としては内容についていけない。この人なに?ってなった。
しかも謎解きはしたけどその動機を教えてくれないの何故?
2話目★★★
好みの話。胸糞の悪いヤツがアクセントでいくつかの謎解きが進んで、最後まで読んでみればベースにあるのは愛弟子の事を思う師匠の優しさ。出来れば助かってもらっていつか弟子が受賞する姿を見て欲しい。読後の余韻が良い。
3話目★★★★
好みの話。管理人夫妻の赤いジャージの謎と住人の殺人事件の謎を運動嫌いなピザ配達員が解決する。
未読の著者だけど読みやすかった。
4話目★
初めから終わりまで嫌ぁな感じ。
嫌がらせを受ける理由もはっきり書かれず、最後もまた始まる嫌がらせ電話?で終わる嫌ぁな終わり方。
5話目★★★★
諸所の謎を解いてくれるスープ屋さん?の話。
文ちゃんのお祖母様が格好いい。
これはスープ屋さんの本編を読みたくなった! -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。紙鑑定士ってなんやねんというところから既に引き込まれる。タイトル通り紙鑑定士が登場し、紙に関するうんちくが沢山。本書に使用されている紙も一定のページ数ごとに違う種類が使われているらしく、本を閉じて横から眺めてみれば確かに、微妙に色や質感が違う。ちょっとした遊び心を感じられて面白い。他にも模型制作人が語る模型のうんちくも興味深く、それが手がかりになって事件が解決されていく様も爽快。前半は名前だけ、後半はガッツリ登場した主人公の恋人が個人的にかっこよかった。派手なスポーツカーをぶっ飛ばして重機を軽々操縦する美女、最高。
-
Posted by ブクログ
このアンソロジーはあれなんですね。すでにあるシリーズ物からの抜粋なんですね。
ちゃんとコンセプトを把握してなかったわ。
どのシリーズも読んだ事無い私でも読めるものの、登場人物たちの関係がすでに出来上がってるせいでなんかちょっと蚊帳の外感はあった……。
短編だからしょうがないけどミステリー的にはあっさりしてたかな。
食べ物の描写はガッツリから物語のフレーバー程度までと様々。
個人的にはスープ屋の話が美味しそうで良かったです!話はあんまり好みじゃなかったけども……。
他の作品もそうなのかなあ……でも、スープが本当に美味しそうだったから読んでみるかも。