歌田年のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ紙鑑定士シリーズの2作目。
今回は短編3作。
猫への虐待と紙粘土、
アメコミフィギュアと不良紙に、
コスプレ殺人と紙のペーパーナイフと続く。
短編のせいか、蘊蓄部分とストーリー部分のバランスが悪い気がした。
蘊蓄部分がちょっと多い。
前回の方が、ストーリーというかミステリー部分が面白かった。
前作の妹を探してほしいと言う依頼からくる緊迫感か、
「人柱」の持つ不気味さのせいか。
それとも、
前回登場のディオラマの持つ陰の雰囲気と、
今回のフィギュアの陽の雰囲気の違いのせいか。
陽と陰と言っても自分の勝手なイメージで、
ディオラマにはCSIのグリッソムを苦しめた模型殺人のイメージがあるせいか -
Posted by ブクログ
ネタバレネットで見かけて。
小さい手がかりを少しづつ積みあげていく。
または足跡を一つ一つ追いかけていく、ようなミステリーが、
どうも自分は好みのようだ。
面白かった。
触っただけでどんな紙か分かる紙の営業マン、
知識が豊富で推理力豊かなプラモデラ―、
ミニチュアハウス作成を教える講師、
とその道のプロフェッショナルが次々登場するの面白かったし、
後半、散々じらされていた、
社長令嬢にして、ランボルギーニを運転する元恋人が投入され、
ストーリーが加速されていく。
「神探偵」との勘違いからはじまって、
大量殺人計画へのストーリー展開はちょっと強引な気もするが、
そのスピード感でぶっちぎっていく。
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Posted by ブクログ
このアンソロジーはあれなんですね。すでにあるシリーズ物からの抜粋なんですね。
ちゃんとコンセプトを把握してなかったわ。
どのシリーズも読んだ事無い私でも読めるものの、登場人物たちの関係がすでに出来上がってるせいでなんかちょっと蚊帳の外感はあった……。
短編だからしょうがないけどミステリー的にはあっさりしてたかな。
食べ物の描写はガッツリから物語のフレーバー程度までと様々。
個人的にはスープ屋の話が美味しそうで良かったです!話はあんまり好みじゃなかったけども……。
他の作品もそうなのかなあ……でも、スープが本当に美味しそうだったから読んでみるかも。