社会行動研究会のレビュー一覧
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人間は自分の考えのみで選択していることは少なく、多くは何らかに影響された上で、自分でも気づかないうちに自ら選択したかのような判断をしてしまう。影響力を与える方法が書かれており、自分自身が使うために学ぶこともそうだが、反対に相手に影響力を与えられて選択肢をコントロールされないように注意することも必要である。
おすすめできる本。
以下メモ
理由を添えると頼み事が成功しやすくなる
高価なモノ=良質なモノというステレオタイプ
専門家という肩書き、権威者、外見として見た目や服装も影響を受ける
コントラストの原理、2番目に提示されるものが最初に提示されるものとかなり異なっている場合、実際以上に異なって -
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社会心理学、行動心理学、経済心理学の原点にして頂点。
私たちの判断と行動は、自分たちできめていると思っているが、それは勘違いである。
かならず人や環境によって影響をうけている。
当著は、「影響を与えたい側」「影響に騙されたくない側」どちらも役に立つ。
影響をうける理由は以下に集約できる。
・返報性
・一貫性
・社会的証明(お墨付き、出典、有名な〇〇さんも使っている、累計100万部のベストセラー、など)
・好意
・権威(肩書き、制服、装飾品)
・希少性。
それらをつぶらに解説している。
・人に何か頼みごとをする時は、理由を添えた方が成功しやすくなる
・商品についてよく分からない場合、人は「 -
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この本では、ロバート・B・チャルディーニが「なぜ人は“つい”動かされてしまうのか」を6つの原理にまとめて解説しています。
この本を読み、人がなぜ「つい動かされてしまうのか」という心理メカニズムを体系的に理解することができた。特に印象に残ったのは「返報性」と「コミットメントと一貫性」の原理であり、日常の人間関係や仕事上の交渉などでも効果的に働いていることに気づかされた。例えば、先に小さな好意を与えることで相手に自然なお返しの意識が生まれたり、些細な同意がやがて大きな決断へとつながっていく過程は、自身の経験にも重なる部分が多かった。また「社会的証明」の重要性にも共感し、人は理屈よりも「周囲が -
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豊富な具体例で、人がどのようにして(ある意味で)拙速にもみえる判断をしてしまうか、6つのパターン(返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性)にわけて説明する。どれも心当たりがあるので最終的には腑に落ちるけど、「これを説明するのにこんな文字量要るかね?」と思ってしまうほど分厚い。訳書ならではの回りくどさのほか、エピソードがそもそも多すぎる。具体例のいくつかは流し読みするなどした。
あと、数多くの実験が取り上げられて「〇%の人が行動した」などと記載されているが、これらの実験の妥当性・再現性がふと気になった。数字は独り歩きしやすいので、鵜呑みせず注意深く読むべきだと感じた。それこそ本書が指摘し -
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ダイゴさんのユーチューブを見て人生を変えた面白い本とのことで買って読んだ。自身の経験を振り返ると販売者が意図的なことを簡単なデータで説明した、少し分厚いが簡単に読み進むのとデータがあると説得力を強める効果があることを実感する。この本の販売にも色々な仕掛けがあって売れつずけているのかとも思いました。読み終わってみて、何故この本が売れているのか考えると、若い人は経験が少なので経験を補うために早い時期に読んだほうがいい本かもしれません。ただし体験して身に付けたほうが良いジャンルの内容。感動的な本はたくさん世の中にあるのでダイゴさんがこの本が人生を変えられた一番と仰るのはご本人は薄ペらな人かもと少し思
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Posted by ブクログ
「人はなぜ動かされるのか」を6つの視点から解説している。「返報制」「一貫性」「社会的証明」「好意」「権威」「希少性」など人間の自然の動きから読み取った行動パターンだ。気になるのは「社会的証明」という周囲の人が行動していると、自分も周囲の人と同じように感じ、口コミやレビューによって影響する心理的現象だ。現代は特にSNSの情報拡散で、フェイク情報でも一般的に広まると思い込みが生まれ、何故か同調、確信するようになることだ。また、皆と一緒という安心感と情報過多から生まれるめんどくさいという習慣が、つい手早く済ませたい一心で人は信じ動かされてしまうことが頻繁に起こる時代となった。それを防ぐ方法は自分の知