社会行動研究会のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人間の自動的行動。心理学で無意識のうちに承諾誘導が行われている場合があることを具体的に表している本。
確かに!と読んで気づく内容が多く、生活の中では気にも留めなかった瞬間を思い出すことができる。
あの時もこの時もこの本に書かれていた原理に基づいて自分も動いていたのかな?とハッと気付かされる。
この本に書かれていることは、読んだからといって全てに対応できるものでもなく、逃れられない一面もあると思う。
これまでに気づかず自分自身も生活の中で使ってたかもと思う節もある。
読んでて人間ってこうだよな、と思える本。
これを知ることでこの本に書かれた手法を用いた詐欺師を見破れる、、、というわけではなく、
目まぐるしく情報が更新されて溢れている現代ではこの心理学を理解して取り入れていくのが大切なのかもしれないと思った。
読み応え抜群の本でとても面白かった。 -
Posted by ブクログ
ー より効率的になるために、豊富な情報を土台にした、時間をかけて行う洗練された意思決定から、より自動的で原始的な、単一の特徴だけに頼る反応へと後退することがあります。たとえば、頼み事をしてくる人に対して、イエスと言うかノーと言うかを決めるとき、私たちは、その状況のなかにある関連情報の一つだけに注意を向けることがしばしばあります。これまでの各章では、私たちが承諾の決定を行う際によく利用する情報をいくつか見てきました。それらがよく使われるのは、信頼性が最も高く、それを使えば、たいていは正しい選択ができるからです。だからこそ、承諾するかどうかを決めるとき、私たちは、返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性という要因をあれほど頻繁に、そして自動的に採用するのです。それぞれの要因は、どのようなときにノーではなくイエスと言った方が得をするかについて、非常に信頼性の高い手掛かりを提供してくれます。
状況を完全に分析する気がなかったり、そうしようにも時間やエネルギー、認知的資源がなかったりする場合に、私たちはこれらの手掛かりだけを使う傾向が強まります。急いでいるとき、ストレスを感じているとき、確信がもてないとき、関心がもてないとき、注意散漫になっているとき、あるいは疲れているとき、私たちは利用可能な情報にあまり注意を払いません。こうした状況で決定を下すとき、私たちはしばしば、「しっかりとした証拠が一つあれば十分」という、原始的ではありますがそうせざるを得ないやり方に逆戻りしてしまうのです。これらすべてを考えると、私たちを狼狽させてしまうような、ある洞察に至ります。洗練された心的装置によって人間は一つの種としてこの世に君臨してきましたが、まさにその心的装置が、あまりに複雑で変化の早い、情報過多の環境を作り出し、その結果、私たちは遠い昔に乗り越えてきたはずの、動物めいたやり方でこの環境を扱わざるを得なくなっているのです。 ー
特に新しい情報があるわけではないが、私たちがいかに影響されやすいかを分かりやすく説明している。そして、情報をあまりにも多く、そして早く集められる今だからこそ、より容易に影響されやすくなっていることは言うまでもなく、AIによってそれがどうなっていくのかはしっかり検証されなければならないし、その結果を我々は知る権利があるはずである。
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Posted by ブクログ
【要約】
・返報性
他者から与えられたら同じように返す
・コミットメントと一貫性
人は言動に一貫性を持たせたいと思う。
なぜなら社会からの高評価、日常生活の有益さ、遅行の近道(ルーティン)があるから。
人は例え間違っていても、その決定に固執する。
・社会的証明
人が何を信じるかは、他の人々が何を信じ、行動しているかに影響される。
1.不確かな時。2.類似がある場合。この時に強く影響される。
・好意
自分が好意を感じている知人にイエスと言う。
①身体的な魅力 ②類似性 ③称賛(お世辞もok) ④単純接触効果 ⑤連合(協力)
・権威
権威には服従させる強い力がある。
肩書き、服装、自動車がシンボル
・希少性
失いかけるとより価値があるとみなす-数量限定、最終期限。
手に入れにくいものはそれだけで貴重。また手に入れられなくなる時自由を失っているから。
【感想】
セルフプロデュースに使える。
まず自分自身の希少性をアピール。時間が取れない。今だけ。恋愛なら付き合いそうな時に距離を離すなど。
また相手に対してコミットメントさせる。相手に言葉を発させたり、動かしたり。だから電話かけさせたり気になるって言わせたりする。
これらが出来ていないと、むしろ余裕感がない男。総じて恋愛にめっちゃ活用できる。
褒めは強大だからバシバシ言ってよし。 -
Posted by ブクログ
20260725
「物事は、可能な限り単純化されるべきであるか、単純にしすぎてはいけない」アルベルトアインシュタイン
「人間の自動的反応」は、状況をいちいち深く考えずに、“合図(きっかけ)→反射的な判断”で動いてしまう心のショートカット(ヒューリスティック)のこと
悪ではないが、相手が意図的に使うと、無意識に行動させられる
人が合図で動きやすい
→注意資源が枯れるほど、自動運転になる
看板が多すぎて、全部をシステム2(熟考)で処理できない。だから人はますます「近道(ヒューリスティック)」で決める。これは“影響力が効く条件”そのものです。
返報性
調査において、事前に5ドルの小切手を事前のプレゼントとして同封すると、アンケート用紙の回収率は調査用紙の返送後に50ドルを支払うとした場合の2倍に乗ったと報告されている
社会的証明(みんながやっているから私もやる)
→23分の映画を見ただけで、引っ込み思案だった子供が、前向きになった。p195 -
Posted by ブクログ
無意識に働く人間の心の力とそれが及ぼす影響について書かれた本であり、章の最後にまとめもあって読みやすい。ここでは特に承諾やマーケティングにおける心理について語られていたが、心理というのはここまで無意識に、そして力強く働くものなのだと気付かされた。
意識的にとった行動の中にも無意識に作用している力があり、それがこの本で語られる心理である。これがひたすらに言語化されているため、読者の大半は納得するばかりだと思うし、実際に読者の評価がそれを裏付ける要因の一つである。また、その結論に至ったエピソードやエビデンスがひたすらに書いてあって、読んでいて飽きないというのもポイント。
この本には語られた心理を悪用されないための防衛法についても書いてある。
しかし正直な話、説得力のある本文とは違ってどこか腹落ちしないところがある。ほとんどの章の防衛法について総じて言えるのは、メタ認知することが重要ですよって誰でも思いつきそうなこと。
ただ逆に言えば、単純なことなのにそれが出来てない人が多い=それだけ心理に抗うことが難しいということを示している。影響力の武器とはよく言ったものだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言わずと知れた名著
概念は知ってたけど、改めて原著を読むと面白い。
防衛法まで述べられているとは良心的。要は自覚的になるということのような気はしたが。
メモ
•人を動かす七つの原理
返報性
好意
社会的証明
権威
希少性
コミットメントと一貫性
一体性
•返報性の特徴
ルールは非常に強く働く。特にカスタマイズがあるとより強く受ける
望みもしない厚意にも適用される
不公平な交換を助長することができる
ドアインザフェイス 先に譲歩して相手の譲歩を引き出す
•好意
高感度全般高める要因
外見の魅力
類似性
称賛
単純接触
連合
•社会的証明が強い影響力を持つ環境
不確かさ
人の多さ
類似性
•なんらかの意味で権威だとみなされるのは、専門家であり信頼できるとみられる時
•希少性の原理が効果をあげる理由、手に入れにくいものは貴重であることが多い、損失回避の傾向で高品質のものを失うことは避けたいと思うから。手に入りにくくなると自由を失っているから
•一貫性を保つことによって高い評価を受ける、日常生活上有益、一貫性を志向することで役立つ思考の近道が得られる。
抵抗するには胃からのサイン、心の奥底からのサイン
時間を遡れたら同じことがしたいか
•一体性 人は身内にと思う相手にイエスを言う。アイデンティティの共有。
仲間の結果と幸福を仲間以外より重く見る。仲間の好みを手本に自分の好みを決める。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ色んな人が紹介していて面白そうだったので購入。
ページ数が多く、内容も少し難しかったけど、心理学大好きな人間には間違いなく刺さる一冊。
返報性の原理とかドアインザフェイスとか色んな本で紹介されている有名な話も多かったけれど、海外の事例を数多く上げて説明されており、効果だけでなくどのように悪用されるのかや、その対処法まで書いてあり、深く掘り下げて理解することができた。
この本を読んだあとに街中に出ると、様々なマーケティングの場面で心理学が使われてることに気づかされる。笑
自分は物が多くなってしまうタイプなので、何か買う時はこの本の内容を思い出したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレどんな要因によって、人は要求を受け入れるのか。
それらの要因を最も効果的に使って、相手から承認を引き出すにはどんなテクニックがあるのか。
大きく分けると6つ。
返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性
人間は固定的なパターンをある程度取り入れることで、手っ取り早く行動し、効率的に経済的に生きてきた。承諾の過程も、多くは自動的で簡便な反応を行おうとする人間の習性に則ったもの。
返報性:これを守らないと社会から排除される、という気持ちがある。最初に何かを与えておいて相手からお返しを求めるという方法をプロはよくやる。望まれてないgiveでも効果ある。確実に拒否されるような要求を最初に出し、それよりも小さな要求にyesと言わせるやり方。
コミットメントと一貫性
一貫性を保つことは人にとって重要→最初にコミットメントさせることが重要。この罠に騙されないためには、今知ってることをそのままにして時間を遡ったら同じコミットメントをするだろうか、という視点
社会的証明
他の人が何を信じているかに、人は合わせる。特に状況が不確かで、他者と自分が類似しているとき、そうなりやすい。他者が類似してるから合わせてるだけじゃないか?と敏感になることと、類似した他者の決定のみを自分の根拠にしないことが重要。
好意
自分が好意を感じている知人に対してイエスという傾向あり。人と事物と接触を繰り返し、馴染みを持つようになる。自分が過度な好意を持っていないか確かめるとともに、相手に好意を持ってもらえるようにすることが重要。
権威
肩書き。服装、自動、など。権威がある人に短絡的に従う傾向がある。
希少性
機会を失いかけていると、それがより価値のあるものだ、ということになる。アクセスが制限されるとそれがほしくなる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ周りに流されやすい人は特に読むべき1冊。
紹介されていたエピソードたちがあまりにも自分のことすぎて、これからはよりこの本を意識して生活しなければ…と思った。
個人的に、2章の返報性と4章のコミットメントは特に気をつけるべきだと感じている。
誰かに何かしてもらったときにお返しにこだわってしまい結局損しまくるところ、周りに合わせてじゃないと動けなくて、あとからやっておけばよかったと後悔するところ…色々と自分について見直さなければならないところがたくさんあると、この本を読んで実感した。
1回読んだだけでは理解しきれなかった部分もあるので、何回も読み直して今後の人生に役立てていきたい。