清水崇のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
村シリーズ第3弾
牛の首と坪野鉱泉を掛け合わせて、古い因習をたっぷり練りこんだお話。視点の切り替わりが多い。牛といえば件と思っていたけど、それはなかった。
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Posted by ブクログ
トレパネーション。
頭蓋骨に穴を開ける手術。
脳は頭蓋骨に圧迫されている。
穴を開けて血の巡りを良くすると脳が活性化され使われていない潜在能力が引き出される。
人の心の深層に沈んでいる歪みを視覚化。
ヤクザの組長のところは能力による強さがあり爽快だった。
人の闇を取り払うことができるようになり、すごい。神みたいだと思った。
ラジオで秋山黄色さんが「もしトレパネーションの手術を受けて能力を得られるなら蟹が食べられるようになる能力が欲しい」と言っていて、それを聞いて「ホムンクルス」面白そう読みたいと思った。
映画化されているそうで、綾野剛さん。
映画も見てみたい。
1775との会話の時とか、ナナ -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画にもなるということで興味を持ち、ライトなホラーかと思って読み始めました。
映像にしたら怖いと思うのですが、読む分には怖くはなくて、とても悲しい話でした。
呪いや祟りということの背景には暴力や差別などを受けた者の辛く悲しい出来事や思いが必ず存在し、往々にして物語などで描かれます。
本作では生まれた境遇など、その人自身が自分で選択することができないことでの非道な暴力や差別を受けており、特に女性に対する暴力の描写は読み進めることができず、読み飛ばした箇所が多くありました。
これを現実世界に置き換え、暴力や差別は負の連鎖を生むことであると改めて色々なことを考えさせられた本でもありました。
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Posted by ブクログ
ホラーがからっきし駄目なんですが、なにわ男子西畑大吾くんの主演映画ということで観たい……でも怖い……と観れるか不安だったので、小説なら少なくともジャンプスケアは無いし直接的な視覚恐怖も無いし、あらすじ知っておけばなんとかなるかも……と思い小説を手に取りました。
小説の構成は各章がそれぞれ登場人物の主観になってて物語が進んでいく。ゲームのSIRENみたいな感じ。
「田中」という名前のはずが急に「山田」になってたり、反復表現とは思いにくいような二重の文章があったり、文章の流れ的に「稼ぐ」と思しき所が「嫁ぐ」になってたりと、ちゃんと校正されているのかなぁとちょっと思ったり……。いや私が知らないだけ