クーリエ・ジャポンのレビュー一覧
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ロシア・ウクライナ戦争がはじまってしまった今となっては、たった2年前に出版されたこの本もはるか遠い過去の話のようだ。
ボリス・シリュルニクとアラン・ド・ボトンは良かった。
ユヴァル・ノア・ハラリとジャレド・ダイアモンドとフランシス・フクヤマもそれぞれの著作をあらためてちゃんと読みたい。
それから、コロナ禍の家庭暴力への影響についても知りたい。
「レジリエンスを生む新しい価値観」ボリス・シリュルニク
レジリエンス 「逆境にへこたれずに生活・成功・成長する力」
ロックダウンが心の不調につながるのは、神経学的には感覚遮断が原因とされている。精神医学では外界から切り離されたときの影響がよく知ら -
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働きすぎ?
週に48h以上働く人の割合が最も高いのはシンガポール 住民のストレスも高い
1人当たりの時間単位のGDPは 東京がG7最低 週の平均労働時間42h
年間平均労働時間 東京1997h ロンドン2022h NY2046h
世襲政治家
岸田内閣の57%は政治は家業
遺品整理ビジネス
30%が孤独死、20%が廃屋の片づけ、残りは遺族からの依頼
一日がかりで30万円前後の料金 東南アジアへ中古品輸出
老舗
創業100年を超える企業の40%は日本企業 3万3000社
140社は500年を超える 19社が1000年以上
利益拡大よりも続けることが重要
科学技術分野の -
Posted by ブクログ
会社の管理職が「自分達の時代には価値観なんて言葉はなかった」と口にしていました
個人の価値観なんて意識を向ける余裕もなかったし、いまもその必要性を感じない、といった話を聞き、こんなにも年代でものごとの感じ方がちがうのか、と絶句したのを覚えています
それが若者世代の宿命。そんな諦めなんてしなくていい会社に、していきたい
以下、抜粋
なぜ年上が偉いのか
年齢こそが他のあらゆる素質を上回る最大のものさし
年功序列が続いているのは、安心感が得られるから。自分が先輩になったとき、後輩たちがきちんと話を聞いてくれるはず
権力のある社員が発言すると、他の社員たちはただ沈黙し、何も発言できない雰 -
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中にいると見えないことが、外からの視点で良くも悪くもはっきり見える。
日本人だとしがらみやタブーにより自由に物を申せないことも、外国人記者だと自由に分析したり議論できるので、読んでいてなるほどと思うこと、弱点を突きつけられたようで残念に思うことがあった。
とはいえ、外国人記者の視点、よく引き合いに出るアメリカ的価値観が必ずしも良いものとは言えない。
外からの良いものは取り入れ、本当に大事にすべき日本の文化や考え方は西洋化せずに繋いでいく、本当の賢さが求められるのだろう。
日本人は小さい頃からもっと自分で考え、それを口に出すことを許す教育をすべきだと思った。
新たなルールを作るのに時間をか -
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ソローキン氏のを読みたくて購入。
「プーチンはいかにして怪物となったのか」ウラジミール・ソローキン:「南ドイツ新聞」への2022.2.22寄稿。クーリエ・ジャポン掲載は2022.3.4
プーチンが1999年にエリツィンの後、大統領代行に据えられた時、親しみやすいどころか、魅力的にさえ見えた。民主的な考えを持っており、西側諸国とも協力を約束していた。だが、刻一刻と帝国主義への怪物へと変貌していった。
ロシアでは歴史的にも現在も、権力構造はピラミッド型だ。エリツィンも残念ながら、ピラミッド構造には手をつけず表面を修理しただけで、ピラミッドを取り壊しそびれた。1950年代にナチズムの亡きがらを -
Posted by ブクログ
海外メディア記者から見た日本。
、、、一番ページを割かれていた(全体の2割)トピックは、天皇制でした。
それから、政治家の世襲や若者の低投票率等、政治的無関心も奇異にうつるみたいですね。
政治の話などしないのが当たり前のように思ってしまっていますが、外国から見ると不思議なのでしょうかね、、、
(追記)
最も印象に残った部分:
「目を閉じることは、必ずしも眠ることを意味するわけではない」(ブリギッテ・シテーガ:ケンブリッジ大学ダウニング・カレッジの日本学上級講師)
目を閉じるということは、プライバシーがほとんどない社会のなかで、自分の空間を作ろうとしているに過ぎない、そう考えれば、近年、日本 -
Posted by ブクログ
海外のメディアに登場したウクライナ侵攻に関する著名人のコメントを集めたもの。発表の時期もかなりバラついているし、統一されたテーマでまとめられているわけではないので、やや雑然とした印象はあります。
この戦争がどういう形で終結するかはわかりませんが、いずれにしても世界の状況はかなり悪化しそうです。プーチンが勝利を収める可能性は低いでしょうがプーチンが失脚してロシアの国力が低下したとして、各地の民族主義者がそれみたことか、と力をつければ新たな火種があちこちでくすぶる可能性もあります。
それぞれ参考になる意見ですが、チョムスキーの冷静な判断が興味深かったです。