井田仁康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
他の方も書いてるけど2時間で読むのは無理。
国によって説明の粒度がかなり異なっているが、世界の国をざっと知るための一冊としては非常に役立つと感じた。
東アジア、南アジア、東南アジアやヨーロッパなどは身近な国であり、旅行でも行く機会があったため、知っている国の情報が多かった。
一方で中央アジアや中東、中南米、アフリカ、オセアニアの島々は知らない国も多く、とても勉強になった。
中東は宗教問題と領土問題が印象に残った。
中央アジアは中国やロシアとの関係が興味深い。
日経新聞でなんとなく資源のあるエリアなのだろうというイメージを持っていたが、具体的にどの国が資源を持っているか知らなかったため勉強に -
Posted by ブクログ
この本で紹介するのは、実在しない未知の領域、
幻の島の経緯と検証。そして、それらが載っている古地図。
蜃気楼や雲、氷山等の自然における見間違いだけではない。
地図制作者の誤記はまだしも、余白恐怖症とは?
政治や信仰での主張、名誉欲、願望、詐欺といった
人為的な、生臭い理由もたっぷりと。
支援者等の名前を存在しない島に付けたというのも・・・
ピープス島なんてのもある。
(サミュエル・ピープス、知ってたかな?)
まさに、世界を惑わせた地図!
しかし、地理、地誌、民族、生物等の描写の素晴らしさ、
創造性には驚かされるものがあります。
世界地図帳を傍らに置いて、場所を推測するのものも
楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
まず、副題にある「世界212の国と地域が2時間でわかる」については、実際の書店などで見ていただければ一目でわかるが、地誌についての知識が既にある場合でも難しいように思われる。
また、この類いの書籍は、辞書的な記述になってしまうことが多いのだが、本書は一つ一つの国の背景を、流れのある文章で説明をしてくれる。そのお陰で、一度通読しただけではあるが大まかなお国柄のイメージが記憶に残りやすい。欲を言うならば、世界地図と謳っているのであれば、地図の挿し絵は多めに、できれば小さくでも良いので、国ごとに掲載するか、全体の地図を付録に付ける、大きめの栞を付属するなどしてもらえると、ページを行ったり来たりす -
Posted by ブクログ
幻の島、噂の山脈、伝説の大陸。
そんなものが堂々と地図に載っていた。
ある者はその地点にたどり着いた。
しかしそこにはあるはずのものはなにもなかった。
それはせいぜい19世紀、いや、20世紀初頭の話だとお思いか。
いや、2009年の話だ。
石油の利権をめぐって、排他的経済水域を確保するための調査でわかった、ベルマハというメキシコ湾沖にあるはずの島だ。
海面上昇や地震などで確かに島ができたり沈んだりすることは、我が国でもよくあることだ。
最近も島ができ、軽石が流されなくなった。
あった可能性が高い島はメイダ島。
しかし真実はもはや海の中…
デイビス島は海賊の話が出てくる。
ヘンリー・モーガン -
Posted by ブクログ
ブレムミュアエ!!パノッティは原音でなくてパノティイがソレに比較的近いらしい!!ふたなりの皆さん!!とかの、「世界の人類」とか、アトランティスとかワクワクとかフォルモサとかムー、レムリアにヘレナ・ブラヴァツキーの写真が付いたり、結構よろしい。
ニジェール川の源流に理論上あるとされるコンゴ山脈、を探すために言った探検家の目に映ったものは、丘すらもない平原であった!!とか、ナイルの源流にあるとされるムーン山脈って手塚治虫『ジャングル大帝』のオリジナル設定ぢゃないの!!しかもこれらは同じ“造山活動”で出来てる関係で、欧州の人の脳内のアフリカを分断してゐる形で聳えてゐる!!
ほか、いろいろあって面