ハンス・ペーター・リヒターのレビュー一覧

  • あのころはフリードリヒがいた

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    何時でも起こり得ること

    最近の国際情勢を見るにつけ、いつでも長い時間をかけて築かれた平和な安定した状況は短期間で暴力的に崩壊するということを、作者は時系列と事実のみを淡々と描くことによりその不変性のある事実がこれからも起こり得るという事を身近に感じさせられる。

    #タメになる #深い #怖い

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    2021年08月27日
  • あのころはフリードリヒがいた

    Posted by ブクログ

    中学校の教科書に載っている、ベンチという小話。
    戦時中、一枚岩ではないということがわかります。しかし、結局のところ、主人公たちもフリードリヒを助けることは出来ず、結果として体制に加担してしまうわけで。
    同じ国の中に、完全に対立ができたわけで。戦後も完全な加害者と、完全な被害者に分かれて、ころっと差別撤廃に向かえるのか。こんな地獄、修復不可能でしょう。

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    2019年08月15日
  • 若い兵士のとき

    Posted by ブクログ

    訳者のあとがきにもあるように、前二作とは形式が異なり、日記の様な断片的な話の羅列になっている。ほとんど年齢のかわらない「ぼく」と私の、なんと遠いことだろう。生まれた時代の差はこんなにも。

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    2011年02月11日
  • ぼくたちもそこにいた

    Posted by ブクログ

    あの頃はフリードリヒがいた、と同時期に進む物語。「ぼく」がフリードリヒのときの「ぼく」なのか、はじめはわからなかった。もうちょっと交じっていて欲しかったのかもしれない。
    ぼくは本当にあの頃のドイツの少年で、隔たれた世界にいた。善悪よりも、場に流されてしまう少年である。
    熱狂的なヒトラー派のハインツと共産党派の父をもつギュンター、ぼくの目線から見たこのふたりの友情と言うのは、一応ぼくも交えているが、ぼくとは一線はなれた堅い結びつきになっている。物語の最後に何もいえなくなる。

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    2009年11月01日