青木省三のレビュー一覧

  • ぼくらの中の発達障害

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    職場の看護師に「発達障害についてとても分かりやすく書かれている」と紹介され、貸していただいた一冊。
    読むうちに多くの気付きや学びがあり、「発達障害は特別な誰かの話ではなく、誰もが抱える“生きづらさ”の一つかもしれない」という視点に、はっとさせられた。
    特に、相手のことを尊重し、理解して関わるという、人として大切な姿勢を改めて気付かされた。

    印象的だったのは第6章「発達障害を持つ人たちへのアドバイス」。この章だけ文字がゴシック体で表記されており、読みやすさへの配慮が伝わってくる。発達障害の当事者に寄り添う、著者の温かなまなざしを感じた。

    イギリスでの経験や、日々の診療のなかでの患者との関わり

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    2025年07月20日
  • 精神科医という仕事 日常臨床の精神療法

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    【目次】

    序にかえて――「こんなふうに考えてみたらどうだろうか」

     第一部 精神科面接の基礎になること
    支持的な面接のピットフォール
    精神科医として自戒していること
    貧困と孤立とこころの臨床
    思春期・青年期を診る精神科医としての私の課題と難題
    社会の中に生きる,「自閉症」のある人たち
    小児期の発達障害支援の原則
    就労支援という精神療法

     第二部 大人の発達障害としてのトラウマの臨床
    大人の発達障害と精神療法,そして森田療法
    精神病状態を反応性という視点から考えてみたらどうだろうか――統合失調症と自閉スペクトラム症
    大人のトラウマの臨床から見えてくるもの
    精神科臨床における大人の愛着障害

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    2024年05月04日
  • 精神科医という仕事 日常臨床の精神療法

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    青木先生の書くものは、読むことがそのまま読む者を癒しながら、他者を癒やすための道を示す。
    直接お話をする機会を頂いたこともあるが、常に謙虚で、柔らかな雰囲気でありながら、しかも揺るぎのない人格の芯も感じさせる稀有な精神科医である。

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    2024年01月21日
  • ぼくらの中の発達障害

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    発達障害であっても、そうでなくても、人とのかかわりの中で大切なことを気づかされたというか、そうだよね、と改めて思い出させてもらえた。
    どんな相手であれ相手を尊重し、理解しようと誠実に向き合うことができたら、より良い関係を作ることができるのにな。
    これは、障害あるなしに関わらずなかなか難しい。

    発達障害の特徴のマイナスである部分が、状況によっては全く逆の作用をもたらすという文章にハッとした。
    コミュニケーション能力のみに惑わされず、その人の持つ本質を感じることができる人になりたい。

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    2020年08月07日
  • ぼくらの中の発達障害

    購入済み

    素人が発達障害と断定する愚かさ

    近々著者の講演会に参加するため、予習のために読みました。
    最近理解不能な行動をするひと達の事を、安易に発達障害と表現する事が増えてきているように思います。
    著者は長年発達障害の患者さんに向き合ってきました。
    不器用で懸命に努力しながらも、現代社会に上手く溶け込めないひと達を、自分達より劣ると決めつけるのではなく、医者として温かく見守り支援します。
    時にはその純粋さを、定型発達の人々より気高いとさえ表現しています。
    家族が発達障害の私としては、その一文に涙せずにはいられませんでした。

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    2018年10月18日
  • ぼくらの中の発達障害

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    久々のこういう関連の本での良書だと思いました。
    私の息子は「広汎性発達障害」と言われています。
    でも親バカですが、とても素直でかしこく、やさしく
    人の痛みもわかっている気がするような、とてもいい
    子どもです。
    この本は、自閉症や発達障害の人の立場で書かれてあって
    とても参考になると思います。
    本人にもぜひ読んでもらいたいと思います。
    この本にも書かれてある通り、連続性(誰もが程度の差はあっても同様の悩みや感覚を持っている)と異質さ(その特性で生きづらくなった時はどうしようもなく深い痛手になること)の双方を持っている特性だと思います。自分にも”社会性の障害””コミュニケーションの障害””こだわり

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    2015年09月04日
  • ぼくらの中の発達障害

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    序章 「あの人」と僕は本当に違うのだろうか?
    第1章 発達障害ってどんなもの?
    第2章 社会性の障害とはなんだろうか?ー広汎性発達障害の特徴①
    第3章 コミュニケーションの障害とはなんだろうか?ー広汎性発達障害の特徴②
    第4章 こだわりとは何だろうか?ー広汎性発達障害の特徴③
    第5章 「発達障害」を考える
    第6章 発達障害を持つ人たちへのアドバイス
    第7章 周囲の人たちへのアドバイスー発達障害という文化に敬意を払う
    最終章 君も僕も発達障害

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    2014年08月01日
  • ぼくらの中の発達障害

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    青木先生の柔らかさと気遣いがふんだんに盛り込まれた、本当に良い一冊。先生の仰っている通り、ぜひご本人たちに読んでいただきたく、私の治療場面でもお勧めしています。

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    2013年08月16日
  • ぼくらの中の発達障害

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    ネタバレ

    優しい気持ちで読み進められる本でした。
    著者が出会った人々とのエピソードと、それにまつわる著者の考え、思いが
    読みやすい言葉で、でも、わかりやすく、しっくりとくる言葉で
    書かれていました。

    発達障害の人、ではなく、その人個人として向き合っていくことについて、
    著者の姿勢が伝わってくるし、自分もこうありたいなぁ、と思いました。

    当事者向けの章も含め、今の自分にしっくりきたので☆は5つ。

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    2013年04月05日
  • ぼくらの中の発達障害

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    発達障害を一つの異なった「文化」として捉えることから、硬直した視点を柔らかく解きほぐしてくれる.

    みんなの中に存在する連続性のある発達障害的特徴=「個性」と捉えるのみではなく、「障害」=「文化」として捉える視点の両方が大事なのだと著者は言う.
    「個性」と捉えるのは「連続性の視点」であり、「障害」と捉えるのは「異質性の視点」であるというのも参考になる物の見方である.
    同じでもあり違うものでもある、この異なった両者が同時に存在することを認識することは忘れてはいけない.
    決して偏らず両方の視点を保つ必要が有ることを学ばせてもらった.この考え方はいろんなことに応用が効くんじゃないかな.

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    2013年03月25日
  • ぼくらの中の発達障害

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    とてもわかりやすかった。私や、な。に感じるグレーゾーンな性質はやっぱり…。そんな自分たちも悲観しないで暮らしていけると感じさせてくれた。

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    2013年02月17日
  • ぼくらの中の発達障害

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    発達障害に対するやさしくあたたかい理解。

    「人とは」とか、「世の中とは」とか、いうところまで思いを馳せられる良書。

    「境界人として生きる」のは、精神科領域の専門職を職業に選んだ人の多くに当てはまる気がした。(いや、当てはまるものであってほしい)。

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    2013年02月12日
  • ぼくらの中の発達障害

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    子どもを育てながら、人と関わり合いながら、
    自分が日頃思っていること考えることと共通するものが多かった。
    やはりそういう認識、そういう対応がいいのだな、と改めて
    納得する部分も多いし、初めて知りなるほどと思う特徴もあった。
    「ぼくらの中の」というタイトルに著者の思いがこもっている。

    第六章<発達障害を持つ人たちへのアドバイス>
    当事者が読みづらいことが多いとされる明朝体ではなくゴシック体
    フォントを使って、短く理解しやすい文章・文体でつづった
    「困ったときの対応法」は内容もスタイルも参考になる。
    身近にいわゆる発達障害の人がいるいないにかかわらず、
    一家に一冊、必要なときにすぐ手にとれるとこ

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    2013年02月08日
  • ぼくらの中の発達障害

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    発達障害ってグラデーションだなと前から思っていました。自分も人よりやたらと優れている部分と、ものすごく劣っている部分があります。きっとその劣っている部分が実生活で目に入りやすいと発達障害となるんだろうなと。

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    2025年04月03日
  • ぼくらの中の発達障害

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    「発達障害とは連続したものであり、同時に異質なものでもある」・・・定型発達と発達障害は連続している(明確に区別できない)と同時に民族間で文化が違う、または、赤と黄色が色が違うように異質なものである。
    「発達障害をもつ人たちは連続性と異質性という2つの視点から捉えた時、はじめて理解が可能」
    とのこと。
    この本を読んで、印象に残ったのは
    発達障害を持つ人には、自分の苦手を克服するために獲得し発展させてきたものがある。人の心のそこにある本質的な辛さや苦しみを直感的に把握する。発達障害を持つ人と話していると純粋な優しさや温かさや配慮というようなものをしばしば感じる
    との言葉。
    空気が読めないと言われる

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    2025年01月12日
  • ぼくらの心に灯ともるとき

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    不安定な頃を脱したひとりの女性から教えてもらった一冊です。
    仕事を通して出会ってきた人たちの顔や背景が浮かんでくるお話でした。
    生きにくさの背景は様々ですが自分が持つ特性や育った環境が複雑に絡み合って苦しい状況の中で過ごしてきた人たち。でも、暮らす街の中での繋がり、人との出会い、関わりによってその人にとっての生き方や生きやすい居場所を見つけていく。
    人と人との繋がりは、安らぎや癒しにもなる。また、その反対もしかり。
    そんなことを思いました。
    そう言った揺らぎのなかであってもその人にあった居場所があることでバランスを取ってその人らしく生きていけるのではないかなと思いました。
    生きにくさを抱えたマ

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    2024年01月27日
  • ぼくらの心に灯ともるとき

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    仕事がら、病んでいると言われている人たちと関わることが多いですが、たしかに、病んでいるのは、彼らなのか、私なのか、はたまた、社会なのかわからなくなることがあります。それを改めて考えさせてくれました。

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    2023年02月12日
  • ぼくらの中の「トラウマ」 ──いたみを癒すということ

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    著者は精神科医。とても優しく易しい言葉で、トラウマとその癒しかたについて書かれている。トラウマについてもっと深い構造的なことが知りたくなったが、読み進めるうち、日々の小さな、周りの人との積み重ねこそがトラウマを癒してくれることに気付き、満たされた気分になる。

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    2021年05月19日
  • ぼくらの中の発達障害

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    発達障害について、易しめの手引書のような内容でした。
    発達障害の本人へのアドバイスと周囲の人たちの対処法と、両方載っているのが親切だと思います。

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    2021年03月31日
  • ぼくらの中の発達障害

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    誰の中にも発達障害の要素があり、濃くなったり薄くなったりしている。
    発達障害のチェックシートを見るといくつか自分に当てはまる。
    発達障害の人たちは、自分とは違う文化を持っている。
    障害を持つ人へのアドバイスや周囲の人へのアドバイスも書いてある。

    発達障害についてとてもわかりやすく書いてあると思う。

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    2020年07月18日