福徳秀介のレビュー一覧
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心に残った言葉を書き留めます。
人と変わってる方が、簡単に生きられる。だってみんなと合わせて生きていたらちっちゃな違いが目に付いてしまうから。
恥ずかしい時は自分を他人だと思えばいい。
ありがとうとどういたしましてはセットの言葉。
嫌いな人が困ってたら助けてあげること。それから、私に助けられて、ざまあみろと思えばいい。
朝を楽しめる女は1日を楽しめる。
人を嫌いになる時は理由があるけど好きになる時は理由なんてない。助走ないと好きなんて伝えれない。
他人に自分を思い出してもらう時、笑顔で思い出してもらえるように。
笑って頬が痛くなるのはうそ笑いの証拠。本気で笑ってたらどこも痛くならない。
くだ -
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映画を先に見ました。ちょっとピンとこなくて原作で補完しようと思いまして。
原作を読んで良かった。
映画よりも情報量が圧倒的に多いので、物語に厚みがあるように感じます。
読み手の年齢によって、受け取るものは全然違いそうだなぁ。でも、それぞれ受け取れるものがあると思いますので、年齢に関係なく読むといいね。
大学生達の恋愛。
チャートで表すと面白いような恋愛。
矢印の向きや太さで表すとせつないね。
さっちゃんの矢印は永遠にあのままかと思うと
本当にせつない。
その矢印の外にいるさっちゃんのお父さんは、
なかなかのの存在感。手紙にはやられた。
同様に、
主人公はもちろん小西君ですが、影の主役は小西 -
Posted by ブクログ
映画がすごく良くて、監督が原作をどのように調理したのか確認したいという特殊な動機で読んでみた。映画は原作にかなり忠実に作られていて、劇中主演3人の印象的な長台詞があるのだが、これは多少省略はあるがほぼ原作の一字一句そのままだった。やはりコント芸人である著者ならではの台詞の言葉の選び方、順番、テンポなど、魅力を最大限に伝えるならこの原作どおりで映画の台本もいくという判断の正しさを感じる(逆に通常の小説で書かれている台詞は、一見ナチュラルに思えても実際に口に出してしゃべると不自然なもので、そのまま台本には使用できないものなのかも知れない)。映画にくらべると原作は、より主人公の小西徹の物語と言う感じ
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Posted by ブクログ
ジャルジャルのカクカクした顔の方の小説。
いや、正直 福徳さんがこんなに文才ある人だって1ミリも知らなかった。
予想以上に面白かったです。
独特な言葉の言い回しとセンスのよさ。
回りくどいけど全然嫌味がない、むしろ心地良かったな。最初から最後まで文章もすべて変わり者って感じだった(いい意味で)
人と群れるのが苦手で、華やかなキャンパスライフからかけ離れた地味な大学生の小西くんが恋に落ちたのは、学食でひとり蕎麦を食べるお団子頭の「一人蕎麦女」桜田さん。
青くて甘酸っぱくて可愛くて優しい、めちゃくちゃハートフルな青春物語。
小西くんのおばあちゃんや桜田さんのお父さんの家訓のような名言がどれも素敵だ -
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『「しっくりくるといつまでも覚えていて、しっくりこないとすぐ忘れちゃうのかな」「そうかもな」僕は、黄信号と満月のあの言葉にしっくりきていた。言葉はきっと、発した人によって威力や意味合いが変わる。』p5
ーこの一文を読み、頭に次々と私のために私だけのためにかけられた言葉たちがだいすきな人たちの声で再生された。その言葉ーその手が前からだと握手で、横からだと繋ぐ、みたいな。なにを言われたか、だれに言われたか。
忘れられないあの人は、私にとってしっくりきていたのかな。
『「お前と出会った日、楽しすぎたんだ。幸せすぎたんだ。この人と一緒にいられたら、毎十秒が永遠に楽しいって思ったんだ。でも、この十年、