【感想・ネタバレ】しっぽの殻破りのレビュー

あらすじ

光る感性と絶妙な言葉で青春をえがく短編集。

キングオブコント2020優勝のジャルジャルの福徳秀介は、知る人ぞ知る文芸の名手。書籍はこれまでに、自伝的長編小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』や、絵本『まくらのまーくん』、『なかよしっぱな』などを発表しているが、今回、短編小説にて、その文才を発揮。
ふとした瞬間をユニークな視点で切り取り、小さな感情の波を小気味よく言語化し、物語のゴールは爽快に駆け抜ける、粒選りの短編ばかり。

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Posted by ブクログ

面白い。ゲラゲラと声が伴う面白いではなくて、心がホッとして、ニコッと笑顔になるタイプの面白い。

様々な視点で書かれた物語。 青春時代に戻った様な感覚にトリップ出来ます。

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

ものすごく楽しみにしていて、今日届いて即読んだ。前作の「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」とはまた違って短編が続いて読んでいてほっこりした。本の紙カバーの裏に書いてある話もとても良かった。あとがきもすごく好き。 また読みたいし久しぶりに前作も読み返したくなった。

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2023年11月01日

Posted by ブクログ

開始20ページ、すでに良いのだが?
今日の空に続いて、これまた読んでよかった予感。彼ほんとすごいわ、すきだわ、お笑いもできるし。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的に一番好きだったのは『しっぽの殻破り』。
好きというか、大共感というか。

私もめちゃくちゃ人の目を気にする。
今まではこの性格とうまく付き合ってたつもりやったし、周りの人にとっては「いい奴」として生活できていた。
でも急にコップの水が溢れたかのように
普通に生活できなくなった。
正確には、大学に通えなくなったのだ。
人の目を気にしすぎるあまり、だ。
「そんな理由で?」と思われるかもしれないと思って、なかなか理由を言い出せないのもめちゃくちゃわかる。

だからこそ、カエデの言葉がすごく身に沁みた。
人は人に興味ない。
そう思えたら楽なのになと思う。
私もきっかけポイントを貯めていければいいな。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

今日空から続いてこちらも楽しみにしていたやつ。
もうおじさんの年齢のはずやのに、なぜこんなに柔らかくてド青春なものが書けるのだろう、、すごい!

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2025年02月09日

Posted by ブクログ

喋っていることより心の中がだいぶうるさい学生たちが語り手のショートショート
内なる騒がしさが、10代-20代の持て余せる時間により成せるものなら
その時間は失いたくない
誰にでもいくらでもありそうな地味な日常だからこそ、その青春に手が届かないことが浮き彫りになる

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

ジャルジャルのネタ帳覗いてるような気分やった。

福徳さんの視点、やっぱりおもろいわぁ。
恋愛もこう描くかって、斜めの視点。

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2024年02月07日

Posted by ブクログ

キングオブコント優勝経験もあるお笑いコンビ・ジャルジャルの福徳が青春短編小説集を出版。てっきりネタ同様に発想力や着眼点を活かした飛び道具的な話が多いのかなと思いきや、これが真っ直ぐも真っ直ぐな青春ストーリー。しかも恋愛ものが多いのにも意表を突かれた。終盤でそれを自己言及的にイジるエピソードも出てくるのは一種の照れ隠し?w個人的には男子生徒のとても複雑な感情を描いた『嫉妬と同情』が良かったなぁ。お笑い芸人の要素を込めた『真のおもしろい人になりたくて』と『バヒッビック』も印象的。

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

 まず、私は前作や普段のXでのポストでの福徳さんの表現や言葉が自分自身が大切にしていることと同じなことが多く共感ができて好きです。なので、この本は細かい心情描写やストーリーの展開を求めて読むよりも、各話の人の優しさやめんどくささが「あぁ共感できるな。わかるな。」と思いながら読み進めました。
 世の中にはいろんな形の「好き」があって、その好きを伝えるのか伝えないのか、伝えるとしてどう伝えるのか、どう受け取るのか、さまざま登場人物の気持ちを覗き見しつつ共感しながら読ませていただきました。
 「恋人ごっこ」は、私は恋人ができた時のさまざまな妄想に憧れていた。けれど、実際に恋人ができてみると、妄想に比べてなにか物足りず長続きはしない。現実にできる彼は妄想を叶えるための道具にしかならず、恋人ごっこでなく、あの人と〇〇したいって気持ちの大切さに気がつく。
これって、あるあるじゃないですか?周りにも恋人ほしーって人いたりするけど、それって特定の誰かではないですよね?私も彼氏ほしーって言っちゃうことあるけど、そうじゃないんですよね。好きな人、特定の誰かとあれやりたいなこれやりたいなが大切なんですよね、本当は。なんかハッとさせられました。

‘好きな顔と、愛しい顔は違うんだ’ 「厄介な彼氏」
、、、すごいわかるっっ!人は顔じゃないって言葉あるけどこれはこういうことでもあるなと。そりゃあ好きな俳優さんなり推しのアイドルなり好きな顔ってあるけど、愛しい顔かって言われたら違う。その人と関わって過ごしていくうちにふと愛しさって感じると思うのですよ私は、、。大共感。

‘キミの優しさが、僕の優しさを生んだ’「嫉妬と同情」
優しさって、連鎖だなあと。優しい人を好きになると自分もいくらか優しい人になったと思うことありません?

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2024年10月18日

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