【感想・ネタバレ】しっぽの殻破りのレビュー

あらすじ

光る感性と絶妙な言葉で青春をえがく短編集。

キングオブコント2020優勝のジャルジャルの福徳秀介は、知る人ぞ知る文芸の名手。書籍はこれまでに、自伝的長編小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』や、絵本『まくらのまーくん』、『なかよしっぱな』などを発表しているが、今回、短編小説にて、その文才を発揮。
ふとした瞬間をユニークな視点で切り取り、小さな感情の波を小気味よく言語化し、物語のゴールは爽快に駆け抜ける、粒選りの短編ばかり。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的に一番好きだったのは『しっぽの殻破り』。
好きというか、大共感というか。

私もめちゃくちゃ人の目を気にする。
今まではこの性格とうまく付き合ってたつもりやったし、周りの人にとっては「いい奴」として生活できていた。
でも急にコップの水が溢れたかのように
普通に生活できなくなった。
正確には、大学に通えなくなったのだ。
人の目を気にしすぎるあまり、だ。
「そんな理由で?」と思われるかもしれないと思って、なかなか理由を言い出せないのもめちゃくちゃわかる。

だからこそ、カエデの言葉がすごく身に沁みた。
人は人に興味ない。
そう思えたら楽なのになと思う。
私もきっかけポイントを貯めていければいいな。

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2025年04月13日

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