福徳秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的に一番好きだったのは『しっぽの殻破り』。
好きというか、大共感というか。
私もめちゃくちゃ人の目を気にする。
今まではこの性格とうまく付き合ってたつもりやったし、周りの人にとっては「いい奴」として生活できていた。
でも急にコップの水が溢れたかのように
普通に生活できなくなった。
正確には、大学に通えなくなったのだ。
人の目を気にしすぎるあまり、だ。
「そんな理由で?」と思われるかもしれないと思って、なかなか理由を言い出せないのもめちゃくちゃわかる。
だからこそ、カエデの言葉がすごく身に沁みた。
人は人に興味ない。
そう思えたら楽なのになと思う。
私もきっかけポイントを貯めていければい -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台挨拶の映画を公開前に拝見して、これは公開する前に原作を早く読まなくちゃ!!ってすぐに読んだ。
めっちゃ面白かった。
原作は、ジャルジャルの福徳さん。
コント師なのでストーリーをつるくのはお上手なのかもしれないけど、ちゃんと最後は伏線を回収しまくるのは、気持ちいい。
舞台は関西大学。それはちゃんと実名ででてくるけどほかは全部名前がぼかされている。映画はそのまま出ているけど。
関大2年生の小西くんは、山根という変な言葉遣いと変な服を着ている男しか友だちがいない。もっと大学生になったらキラキラした世界が広がっているとおもっていたのに。
実は小西くんは「独りぼっち」であること、というより、「独 -
Posted by ブクログ
作者のジャルジャル福徳氏が、何かのTV番組で「好きなジャンルは恋愛系」と言っていたのを耳にして、例えそうでもなかなか公言できないんだよねっておじさんは思うのです。
ただ、ジャンルに共感はできても、主役あるいは主役周辺の人が「死ぬ」のや「病気になる」のはとっても苦手で…
山根のエセ関西弁はともかく、私も関西なので小西徹の関西弁は普通に読めてしまうのだけど、他地域の人が読むとどんな風に感じるんだろって思ったり。
華やかなキャンパスライフに馴染めない自分と、大学生活を謳歌する学生グループを妬ましく想う気持ち なんとなくわかるよ。Notキラキラ大学生。 -
Posted by ブクログ
まず、私は前作や普段のXでのポストでの福徳さんの表現や言葉が自分自身が大切にしていることと同じなことが多く共感ができて好きです。なので、この本は細かい心情描写やストーリーの展開を求めて読むよりも、各話の人の優しさやめんどくささが「あぁ共感できるな。わかるな。」と思いながら読み進めました。
世の中にはいろんな形の「好き」があって、その好きを伝えるのか伝えないのか、伝えるとしてどう伝えるのか、どう受け取るのか、さまざま登場人物の気持ちを覗き見しつつ共感しながら読ませていただきました。
「恋人ごっこ」は、私は恋人ができた時のさまざまな妄想に憧れていた。けれど、実際に恋人ができてみると、妄想に比