元山文菜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ムダ作業ひとつひとつの問題提起が、身近で説得力もあって良かった。100個まとめただけあって網羅的でもあった。
またInput-Process-OutputとかECRSとか品質管理の世界で馴染みある手法が会議やSlackなどのコミュニケーション周りに適用されてたのが、(特にコミュ障の自分には)新鮮で秀逸だと感じた。問題提起の的確さ・網羅性のみならず、解決策の組合せの妙がある。
一方、解決策は個々のムダ作業の末尾にサラッと書いてある構成で、また出てくる手法も重複している。読中、最後に解決策のまとめが出てくるのかなあと期待したが、そのまま終わった…。解決策もまとめてもらえたら最高だったかなと思っ -
Posted by ブクログ
腰が重くなるテーマを読みやすくまとめた一冊。「働き方改革」という言葉が浸透してきているからか、若者や女性に向けたような可愛らしく読みやすいビジネス書が近年増えているように思います。
「業務改善」が必要な理由、そしてそれを阻むモノへの対処法などがおおまかに書かれており、「今のままじゃ何か良くない気がする…」という「何か」に気づくことができる、まさしく現在地を確認するための地図を開くような気持ちで読めばいいかと思います。
個人的には「業務改善を阻むモンスター」の章にひたすら共感でした(笑) 組織内の仕組みだけでなく、最も繊細で書きづらいであろうヒトについても言及されているところから、著者の -
Posted by ブクログ
タイトルの通りの本
業務改善における問題の発見からソリューション導入までの実行難易度的な谷の深さを認識してその谷をどう攻略するかのヒントを与えてくれる本。
内容は地に足をつけてて思わず「わかる〜」といいたくなるものばかり。現場でコンサルをしているノウハウの賜物だろう。
組織の改善には立場(インセンティブ)が異なるステークホルダーがいるために猪突猛進・恒常論的な「カイゼンだー!」は出来ませんよ、これはこういう仕組みがあるからですよ、と俯瞰できる。
組織や業務改善がミッションになりがちな経営企画、人事総務や経営者が読めば自分の取り組みの課題を見つめる機会になるし、そうでない人が読んでも上述