坪子理美のレビュー一覧

  • アレルギー―私たちの体は世界の激変についていけない

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    ネタバレ

    子供が生まれたので知っておいていた方がいいと思い購入。
    花粉症があったりFODMAP参考にしたりしながら漠然と過ごしていたけれど、きちんとアレルギーについて調べたこともなかったので、この本を読むことで基本的なことがわかるのがありがたかったです。

    アレルギーのことを調べつくして、エビデンスベースのコミュニティを作った人が子供にスニッカーズ食べさせてるのは笑ったw

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    2025年07月19日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    2020年に書かれたものを読んでも、どんなに内容が良くてもロシアによるウクライナの軍事侵攻が世界を最悪な形で変化させてしまったことを思わずにいられない。とはいえ、内容はいい。この人の他の本も読みたい。

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    2022年06月28日
  • 悪魔の細菌 超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い

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    夫婦愛に泣ける「悪魔の細菌」-超多剤耐性菌 VS ファージ

    「パターソン症例」(2016)という感染症分野で有名な症例があるらしいのですが、本書の共著者、トーマス・パターソン氏がまさにその「パターソン症例」その人です。

    パターソン氏は抗生物質が効かない超多剤耐性菌のひとつアシネトバクター・バウマニという細菌感染で敗血症を繰り返し死の淵まで行きながら、妻(著者の一人、ストラスディー氏)の必死の努力で細菌を殺すウイルスであるファージによる治療を受けて奇跡の回復をとげまし。その実話を当時のSNSへの書き込みやメールのやり取りなどの記録を駆使して400ページの圧巻のドキュメンタリーができました。

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    2022年08月19日
  • 遺伝子命名物語 名前に秘められた生物学のドラマ

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    中国人の研究者と日本人の研究者が、両者にとって通用する名前にしたいとして、細胞競合に関わる遺伝子をマージャン遺伝子と名付けた話には感動した。国境を越えた研究文化の交流があるんだなぁ。

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    2021年12月09日
  • アレルギー―私たちの体は世界の激変についていけない

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    「何もわからない」が、どうも悪そう/良さそうなことはちょっとわかる気がする
    今後の知見の進展への期待と環境悪化の絶望感がチキンレース

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    2025年08月27日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    昨年7月に出版された本ですが、新型コロナについての各国の時系列データが豊富で、整理されているので、とても信頼できる読み応えのある本でした。

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    2025年07月30日
  • アレルギー―私たちの体は世界の激変についていけない

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    アレルギーに対する理解が深まった。アレルギーといっても人それぞれ様々に症例があり、発症する仕掛けも1つではなく、1人1人にカスタマイズされた病気というイメージをもった。
    なぜ近代になってアレルギーが増えたかというと、腸内細菌などとの関わりが、共生細菌が対応できない加工品…人口的な添加物などで変わってきているのが一因、というところがとても納得感があった。ふと自分の周りを見渡すと、食べるものも肌に触れるものも自然のものはほとんどない事実に気付かされた。もちろん、それが原因と著者が断定しているわけではない。
    きっと著者は誠実な人なのだろう。それゆえか、断定を避ける注釈が多く、また過去の誤りだと判明し

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    2025年01月08日
  • アレルギー―私たちの体は世界の激変についていけない

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    アレルギー研究の最先端をまとめたサイエンスドキュメンタリー。当初はアレルギーについて知りたいと思って読み始めたが、結果として「これでアレルギーを解決できる」という言説は全て科学的裏付けが薄いのだということがわかった

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    2024年12月22日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    パンデミック流行の直後にここまでのことを書ける頭脳に素直に驚く。さすが知の巨人。

    歴史や世界の他の事例に学び、問題の本質は何かを突き止め、戦略を描いて対処することの重要性と、それができていない政治が多すぎると素直に感じた。

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    2023年02月23日
  • 悪魔の細菌 超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い

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    世界がウイルスで苦しんでいるが、この本は多剤耐性菌で死の淵を彷徨った夫を、細菌を殺すウイルス(ファージ療法)によって救った妻の物語

    まさに「敵の敵は味方」である
    人類はウイルスとも細菌とも共存していくしか道はないのかも

    ノンフィクションの面白さが凝縮した一冊

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    2021年11月14日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    パンデミックをあらゆる方面から俯瞰し、浮き上がってきた様々な課題を明らかにする。未来のために思い切って空想しながら備えをすることの大切さがわかってくる。命を大切に将来世代の利益のために何をなすべきか考えさせられる。                              

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    2021年10月09日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    パンデミックによって空間的にも精神的にも閉じ込められた結果、自由より安全が優先されるようになり、エゴイズムの台頭と格差の拡大を招きあちこちで全体主義の萌芽が…将来世代の行末に思いを馳せて行動することが大事!「自然への敬意、他者が健康であることは自分たちの利益に。動物の健康なくして人類の健康もない。消耗した民主主義」いろいろ考えさせられる。

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    2021年08月08日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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     ジャック・アタリさんは新しいウィルスによるパンデミックを警告し続けてきた。そこへ今年2020年のコロナ・パンデミックが到来し、未曾有の社会的混乱が引き起こされた。
     本書は都市封鎖による自宅待機のあいだに書かれ、6月にフランスで出版されたものに、恐らく7月に加筆されたものを和訳し、10月にプレジデント社から出版されたものである。まさに風雲急を告げる渦中に執筆されたわけで、世界中でのパンデミックの事態はその後も刻々と変化してきているため、こんな早期にコロナ禍に関する著書を出してしまってよいものかどうか、アタリさんも迷ったようだが、すぐにでも公開したいメッセージがあったと思われる。
     世界各国に

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    2020年12月12日
  • はじめて神経をみた サンティアゴ・ラモン・イ・カハール

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    ノーベル賞受賞者のサンティアゴ・ラモン・イ・カハールの伝記絵本。並外れた好奇心と精緻な描写力をもった少年だったころから、大人になるまで。

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    2025年12月03日
  • 心臓とこころ: 文化と科学が明かす「ハート」の歴史

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    生き物を解剖したときに、一番目立つ心臓。
    古来より、魂が宿る場所は、脳か心臓か議論真っ二つだった。
    神秘的な心臓がただのポンプに堕ち、そこからまた、実のところ神経系的にも内分泌系にも脳や体に重要な影響を持ってることが分かり。

    そんな歴史と、まつわる文学とか美術とか、とにかく何でも放り込み。
    総花的でどこにも結論がない感じで、なんだかぼんやりした感じではあった。

    心臓が熱を発するエンジンで、脳がそれを冷やすラジエターだって思われてたのはちょっと感心した。

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    2025年10月22日
  • 心臓とこころ: 文化と科学が明かす「ハート」の歴史

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    ●古代から現代に至るまでの人々の心臓に対する認識、そして心臓と心疾患に関する医学的知識を解説する。
    ●古代においては心臓こそ身体の中心であり、思考と魂の場だと考えられていた。それが西洋に限らず、世界中で共通の認識だったのは不思議に感じる。

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    2025年09月09日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    パンデミックは私たちに問いかけた。命とは何か、経済とは誰のためにあるのか――。ジャック・アタリは『パンデミック後の新しい命の経済』で利潤追求を超えた価値の転換を訴える。他者の命を守ることが社会全体の繁栄につながる。医療、教育、環境――人間の尊厳を支える分野こそが未来の経済の中心だという。もはや成長か命かではない。命を育む経済こそが持続可能な繁栄への鍵だ。コロナは終わっても私たちの選択は続く。

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    2025年07月07日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    コロナ禍の執筆であり、主に感染症と人類の関りについて。「新しい世界」観は本著ではあまり語られないのが残念である、というのと、読書をした現時点では、既に「新しい世界」にいるはずだが、日常生活においては、体感的にコロナ前との大きな差がない。歴代の感染症ほどのインパクトは回避できたために、大きく変わらなかったという見方もできるのかもしれないと、本書を読んで感じた。

    ー 166年のローマでは、アントニヌスの疫病と言われる感染症(おそらく天然痘) が20年以上続いた。251年、キプロスの疫病という新たな疫病により、ギリシャとイタリアの都市で暮らす人々が、またしても犠牲になった。541年ペスト菌を保有し

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    2024年07月04日
  • 遺伝子命名物語 名前に秘められた生物学のドラマ

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    ショウジョウバエ遺伝子研究界では、色んな面白い遺伝子名がつけられている。日本語のものもある。
    ま、そうはいっても、話としてそう面白いわけでもないし、遺伝子の働きのところがよく理解できないし、登場人物の視点が変わりすぎて分かりづらいし。

    もうちょっと期待しててんけど。

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    2022年02月23日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    この著者の2030年の未来予測を読んでいたからか、まだショックは少なかった。
    世界がシナリオ通りに進んでいるだけだとしたらこわいなあと思いながら軽い知識として読んだだけ。

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    2021年11月10日