あらすじ
「心臓」は本当にただのポンプなのでしょうか?
かつて人々は,心臓こそが知性や感情,魂の宿る場所だと信じていました.しかし,近代医学の発展とともに,心臓は脳に従属する単なる血液ポンプと考えられるようになりました.それでも,心臓は今なお愛や健康の象徴として強い影響を持ち続けています.
本書では,心臓専門医の著者が,古代から現代までの心臓に対する人類の認識の変遷をたどり,芸術・文化・宗教・哲学・科学における心臓の役割を解き明かします.さらに,最新の科学が明かす心臓と脳の関係や,心臓医療の進歩についても詳しく解説.
本書を読めば,あなたの心臓に対する見方が変わるかもしれません.
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Posted by ブクログ
生き物を解剖したときに、一番目立つ心臓。
古来より、魂が宿る場所は、脳か心臓か議論真っ二つだった。
神秘的な心臓がただのポンプに堕ち、そこからまた、実のところ神経系的にも内分泌系にも脳や体に重要な影響を持ってることが分かり。
そんな歴史と、まつわる文学とか美術とか、とにかく何でも放り込み。
総花的でどこにも結論がない感じで、なんだかぼんやりした感じではあった。
心臓が熱を発するエンジンで、脳がそれを冷やすラジエターだって思われてたのはちょっと感心した。