あらすじ
増え続ける花粉症、小麦アレルギー、喘息、アトピー…
2030年には2人に1人がアレルギー患者に!
「犬や猫が人間に対してアレルギーを起こす」
「アレルギー患者がかかりにくい『がん』がある」
「ダニに刺されて肉アレルギーになることがある」
――気鋭の医療人類学者だから書けたアレルギー研究の最前線
新しいワクチン、新薬も続々登場!
現代社会を生き抜くための最重要知識を一冊に凝縮した決定版
・アレルギーはどれほど昔からあるのか?
・アレルギーはひどくなっているのか? もしそうなら、その原因は何か?
・アレルギーは遺伝によるもの、環境によるもの、あるいは人間が生み出したものなのだろうか?
・アレルギーについて私たちができることは何か? 私たちは自分のアレルギーを「治せる」のか?
「深い調査に基づいて書かれた重要な一冊。……夢中になれる読書体験をもたらしてくれる」
――『ウォール・ストリート・ジャーナル』
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
子供が生まれたので知っておいていた方がいいと思い購入。
花粉症があったりFODMAP参考にしたりしながら漠然と過ごしていたけれど、きちんとアレルギーについて調べたこともなかったので、この本を読むことで基本的なことがわかるのがありがたかったです。
アレルギーのことを調べつくして、エビデンスベースのコミュニティを作った人が子供にスニッカーズ食べさせてるのは笑ったw
Posted by ブクログ
アレルギーに対する理解が深まった。アレルギーといっても人それぞれ様々に症例があり、発症する仕掛けも1つではなく、1人1人にカスタマイズされた病気というイメージをもった。
なぜ近代になってアレルギーが増えたかというと、腸内細菌などとの関わりが、共生細菌が対応できない加工品…人口的な添加物などで変わってきているのが一因、というところがとても納得感があった。ふと自分の周りを見渡すと、食べるものも肌に触れるものも自然のものはほとんどない事実に気付かされた。もちろん、それが原因と著者が断定しているわけではない。
きっと著者は誠実な人なのだろう。それゆえか、断定を避ける注釈が多く、また過去の誤りだと判明している事実も丁寧に並べていたりして、結局どこが言いたいことなのか分かりづらいところが多々あり少し読みづらかった。
とはいえ読んで有益な本であった。