ビル・パーキンスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
0で死ぬためにどうやって日々を過ごしていくか。
【内容メモ】
・貯蓄して、財産を余らせて死ぬのではなく、貯金0で死ぬのが理想形である、というのが前提の考え方。
・同じ経験でも、20代にするのと60代にするのでは、価値が全く異なるため、お金がないからと経験をためらうのはもったいない。
・高い買い物は早めにしないと、価値が薄くなってしまう。
【所感メモ】
・とにかく自分のやりたいことをぼんやりではなく、書き出すことが大事。書いてみると意外と時間がないことに気づく。家族でそれぞれのリストを集約して、今後の人生プランを練るのは非常に有意義だった。
・ -
Posted by ブクログ
様々なメディアで絶賛と共に紹介されていたので気になって読んだ。
ゼロで死ぬ、という題名の通り、死んだ後に金を残さないように計画的に生きるというテーマで書かれた一冊。
著者曰く、現代は金を稼いで貯蓄しすぎる傾向にあるそう。金を貯め込みすぎず、ちゃんと使って人生を充実させることを説く。こうした主張は著者が初めて提言したわけではなく、以前から言われてきたことであると述べられている。
ゼロで死ぬ、に対する反論として、子孫や家族に資産を残したいとか、仕事が楽しいからとか、貯めること自体が楽しいなどがあるだろうが、それに対する意見がそれぞれきちんと述べられていて納得感がある。
特に、子孫に金を残し -
ネタバレ 購入済み
人生の価値は経験
この本は,一つの仮定から始まる。作者は人生は有限であり,一番人生で価値のあるものは喜びの経験であると考えている。もちろんこれを皆が賛成してくれるとは思っていないようだが,もし,この考えに賛成してもらえるのであれば,どうやって喜びの経験を最大化するのか,という話になる。
この喜びを最大化するために必要なパラメータとして,お金,健康,時間,がある。お金と健康は喜びの経験の基礎となり,時間はどんな経験をするかに関係する。たとえば,趣味の時間かもしれないし,子どもと過ごす時間,パートナーとの時間などがある。
また,多くの人はお金の最大化のみに心が奪われていて,人生をお金のために使ったあげく,健康を -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、「人生の思い出作り」という軸がキーになっている。
でも、その思い出は、目の前の一瞬の楽しいを作るのではなく、
長い先の人生を考えながら、「今と将来のバランスを考慮して、適切な判断をくだしなさい」という事だった。その上で思い出作りに全力をささげよということだと解釈した。
そのヒントとなるのが、
・ムダ使いの習慣がついている場合は、その習慣が無ければ、他に何ができたかを頭の片隅に置いておきながら楽しめ
・将来はこれをしたい、あれをしよう、と思ってお金を貯めたとして、人間は年齢を重ねるごとに体力や気力は減っていくため、今しかできないことに投資した方が良いのでは
だったように思う。
なので -
Posted by ブクログ
あらゆる本や著名人、身近な人だって「若いうちは貯金なんてしなくていい」「運動習慣が大事」って言っている通り、本書もメッセージとしては同じことを言っている。
だけど行動には移せていない自分に気付くいいきっかけになったので、20代の今読んでよかった。
資産のピークとなる45-60歳のときに、老後のお金を確保した上で「お金を使い切る」生活をできるようになっていたい、そのために20-44歳がある、とも思えた。
節約を理由にスーパーをはしごしたりポイントデーを気にしまくったりする、自分の時間の使い方の非効率差を自覚した内容でもあった。
近くの目標達成ばかりに気を取られて、長い人生単位の目標は立てられて -
Posted by ブクログ
koona.62
、他4人が「いいね!」しました
ついつい現在の豊かさより将来の豊かさを大切にしてしまう私たち現代人。
いまだこの本が多くの書店で平積みされているのを見ると、現代のリアルな悩みに触れているような気がしてドキッとします。
農耕が根付いてからというもの、将来に向けて備蓄する行動は太古の昔からあったはずです。とはいえ、備蓄場所や消費期限の問題もあり、おそらく1〜2年ぐらいの将来を見据えていたにすぎないと想像します。
その点、現代の「お金」は場所も取らないし腐りもしない。将来への不安も無限に募ります。
マネープランにキャリアプランにライフプラン。
もうすでに私たちはナントカプラ