久保(川合)南海子のレビュー一覧

  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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    推しの科学の続編。
    推しの科学ではプロジェクションのポジティブな側面にスポットを当てていたが、本書ではプロジェクションにおけるネガティブな事例に対して考察が繰り広げられる。

    プロジェクションを悪用し、ヒトの認知をコントロールして詐欺や霊感商法などの悪事をはたらくヤツらに対する著者の強い憤りもひしひしと感じられた。
    (悪事をはたらく彼らは自分たちがプロジェクションを悪用しているとはゆめにも思っていないだろうが)

    ヒトは虚構を捉える能力により、他の動物や類人猿を圧倒してきたわけだけど、その特殊な能力が自らを苦しめたり傷つけあうことに使われるなどとは、我々ホモサピエンスに駆逐されたネアンデルター

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    2026年01月13日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    ゆる言語学で、フィリピンの数字くじがなぜ人気なのかみたいな会に筆者が出演されているのを聞いて思わず読んでみた。自分に推しと言える存在がいないため実感を持ってはいないが、ジェーンスーさんがプロレスにハマり、推し活をするに留まらず、他のエンタメにも全てプロレスを投影している話を聞いていて、よく意味がわからないことが多々あった。だがなるほど、プロレスという「推しエンタメ」自体を他業種に投影し、ひいてはプロレスの素晴らしさを再実感するということなのかもしれない。

    また実際には自分の手ではない「手の映像」に自分の体の一部をプロジェクションしてしまうというのは、日本科学未来館で実際にそういう展示があり、

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    2026年01月12日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    世界はプロジェクションでできているッッ!!

    普段は当たり前の現象として捉えていたことを『プロジェクション』という概念を通して理解しようとすることで、これまで気にも留めなかった日常の景色がガラッとかわり、自分の世界が広がった(過言ではない)。

    また『推し活』における理解しがたい彼らの行動をなぜ自分が理解し難く感じるのかという点も含めて、彼らにとってはとても重要で意味のある行動であることを会得した。

    そして著者を知ってから読むと(今回もゆる言語の動画きっかけ)、文面からの情報の入ってくる感覚がそうでないときと比べて断然よい。プロジェクションを推す熱量が伝わってきた。

    続編のイマジナリーネガ

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    2025年12月27日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    著者は愛知淑徳大学心理学部教授。
    推し活の心理を通して、プロジェクション・サイエンスとは何かを紹介している本。
    この本によりプロジェクション・サイエンスに興味を持ったので、関連書籍を読もうと思う。

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    2025年10月17日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    面白かった。
    研究と二次創作の共通点、ずっと考えてたことなので同じことを言っている人がいてにっこり。
    二次創作と、二次創作コミュニティ、推しとプロジェクション(各種の投射)との関係も語られてていい。我々は投射をしているのだ…。

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    2025年05月20日
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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    「認知科学の概念『プロジェクション』とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働き」だそうです。
    以前読んだ『「推し」の科学』はこのプロジェクションのポジティブな面について書かれていて、今回はプロジェクションのネガティブな面について書かれています。
    霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、事故物件などこの世の中はネガティブなプロジェクションに溢れていることを身近な具体例から紹介していて、おもしろくてわかりやい!

    人からどう見られてるか、とかあの人は自分のことこう思ってるんじゃないか、とか母親だからこうでなければ、とかそういうことも全て無意識のプロジェクションであって、思いこみを捨てたら「

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    2025年05月12日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    おもしろかったー!推しがいる人におすすめ!自分と推しとの関係がよりわかる本。刀剣乱舞やキンプリなど実在のジャンルが取り上げられていてうれしかった〜。応援上映やぬい、腐女子など身近な例が多かったのも楽しかった!文もとってもわかりやすかったです。応援上映とか普段私たちオタクがしている事が先生の客観的な文になることによってより狂ってるのがわかって笑っちゃった。先生の新しい本も読むつもり。

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    2025年02月19日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    とてもとても面白かった。夢中で読んだ!
    二次創作をはじめとするオタク文化が好きなので、そのメカニズムについて詳しく説明してくれたのがとても嬉しかった。自分の行動に理由を教えてもらった感覚。
    あと著者の話の引き出しの多さにも驚いた。一つの学問を追求するだけじゃなくて、いろいろな学問に目を向けて深掘りする能力って凄いなぁ。そんな人間になりたいものよ……尊敬です。
    文章もわかりやすくてスラスラ読めました!
    特に第二章が好きです。

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    2025年01月22日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」を科学的視点からみるってなんて新しくておもしろい!

    「プロジェクション」という言葉、初めて知りました。
    著者の視点がおもしろく、推し活、二次創作、腐女子、モノマネ、応援上映、コスプレなどからプロジェクションということを学ぶことができました。
    私は子供の頃から常に何かに「はまり」、いわゆる「推し」がいて、世界が広がったり人生をキラキラ彩ってくれています。
    本を読みながら、共感ポイント多数、この気持ちは認知科学的にそういうことなのね!という納得ポイント多数。
    楽しめました。

    特に、二次創作と研究活動の共通点の話、マンガやアニメの実写化におけるプロジェクションがおもしろかったです。

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    2024年03月18日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」のタイトルに惹かれて読んだ。
    対象に自分なりの意味を加えることが「推し」と理解したが、「推し」だけでない、身の回りにあるもの、起こるものも「推し」の思考につながっていることが見えて面白く読めた。
    推しがあった人、ある人が読めば「そうそう!」となると思うし、今推しがない人も「そういう見え方なのか」と発見がある一冊。

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    2024年02月08日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」について調べようと考えて選んだ書籍のうちの1つであった。プロジェクション・サイエンスについて初めて知ったが、大変興味深かった。非常に身近な現象をプロジェクションで説明すると納得がいく。「プロジェクションをさせるヒトの脳ってすごい」と改めて思った。
    本書は、序盤非常に平易な文章から始まるので、ともすればそれによって興醒めしてしまいそうな印象があった。しかし、その平易な雰囲気をベースに、時折り科学的な実験の方法・結果が記載されているため、この分野に馴染みのない読者でも置いてきぼりになりにくい秀逸な構成だと思った。

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    2026年01月27日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    私は推し活したことがないので、どうかな?と思って読んでみたが、プロジェクションという考え方はとても腑に落ちた。特に「ぬい」のところはなるほどという発見があって面白かった

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    2025年09月13日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    推しの対象に自信のイメージを投影する心の動きを認知科学や心理学で説明している。
    言葉や説明が平易なのでとっつきやすい。

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    2025年08月31日
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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    「いまここにない」ことを想像して、「今ここにある」現実へ投射するプロジェクション。この言葉は、初めて知りました。
    目の前にある現実は、みんなにとって変わらないはずなのに、なぜ人によって違うのか。会話が噛み合わないとか意見が異なるのはなぜか。価値基準とか生きてきた背景、性格と言ってしまえばそれまでかもしれませんが。
    オレオレ詐欺で高齢者が騙される背景に、社会で必要とされたいという気持ちが、人一倍つよく、それが身近な存在であれば、なおさら役に立ちたいという気持ちか、先に立ち。追い込まれた状況に置かれると視野が狭くなる。それを利用して、罠にかける。ホストや推しのアイドルなども、自分が助けないとみたい

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    2024年12月11日
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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    「世界を意味づけする心の働き」プロジェクションサイエンスについて、この本は自分にとっては3冊目です。世界観とはいわばサングラスをかけた状態で、かつ、そのことに気づいてない状態、とずっと理解してきましたが、著者はもっと進めて、「着ぐるみを着ている」状態、と表現していました。それが自然な状態なら、サングラス以上に着脱は容易ではないでしょう。少なくとも自分の世界観を、着ぐるみからサングラス程度につけ外しが楽な状況にしたいな、と思いました。

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    2024年10月14日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「プロジェクション」という認知科学の概念を、推し活を通じて分かりやすく説明した本。プロジェクションは2015年にはじめて提唱された新しい概念で、「作り出した意味、表象を世界に投射し、物理世界と心理世界に重ね合わせる心の働き」を指すのだという。このプロジェクションという概念を用いて、腐女子たちがいかにして既存作品を元に異投射を行い(プロジェクション)、作品から立てた仮説的推論(アブダクション)を元にした二次創作を共有するかという説明は今まで見たことがなくて、とても興味深かった。そこにないものを見るだけでなくそれを他人とも共有するという人間の心の働きはそれを共有しない者にとっては奇妙に映るかもしれ

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    2024年10月07日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    プロジェクションサイエンスについては、こないだオーディブルで聴き終わった「心と現実」でなんとなく理解し、面白いな、と思ったので「推し」に特化したこの本を手に取りました。なんと作者さんが、「心と現実」を引き継いで刊行させた方の配偶者さんということが最後に明かされて、それがいちばんの衝撃でした。この事実を先にプロジェクションしてからこの本を読んでいたらどんな感じだったかなー、と思います。自分はこういう学際的な分野に興味があるので、これからの類書の発刊を注視します。あと、プロジェクションって、某レンガ本の新書ミステリィ作者の第1作のメイントリックに使われているよね?とも思いました。場合によっては人に

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    2024年09月08日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」についての心理学からのアプローチ。
    主に「プロジェクション」についての論考。「投影」とは違うようだ。どちらかというと「共同幻想」に近いものかもしれない。
    宗教もある種の「推し活」なのだなあ。
    キーワードは「一体感」。

    <アンダーライン>
    ★★★
    「推し」に救われたという経験は、自分をとりまく世界のとらえ方が変わったということなのでしょう。

    ★★★★
    「推し」を応援すると、行動でも感情でも「推し」との一体感が生じる

    ★★★★★
    プロジェクションとは、作り出した意味、表象を世界に投射し、物理世界と心理世界に重ね合わせる心の動き

    ★★★
    二次創作は創造的誤読

    ★★★
    プログラムどお

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    2024年03月19日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    『推し』という概念を通して、人間がなにかに何かを投影する『プロジェクション』の営為とその精神的力強さを説明。具体例は少々冗長かもしれないが、言いたいことはとても良いと感じる。

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    2023年11月28日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    最初は「KING OF PRISM」の推しの話だったのに、人間の認知の仕組み(認知科学)から、キリスト教の最初の教義の伝わり方、果ては3万2000年前に作られた彫刻「ライオンマン」やホモ・サピエンスが大航海をして居住地を広げた話にまで繋がってきたりして、途方もない広がりです。「プロジェクション」の例で「人間国宝が作った茶碗」の話は分かりやすい。「ロボットが落語を楽しむのは難しいかも」にはなるほど。日常生活において、「亡くなった人との“会話”=プロジェクション」からは、「すずめの戸締まり」を連想した。

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    2023年02月07日