久保(川合)南海子のレビュー一覧

  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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    プロジェクションが負の側面を生む場面を取り上げた一冊。プロジェクションが互いの間で不一致を起こせばストーカーにつながる可能性があり、他人に悪用されれば霊感商法やオレオレ詐欺にもつながる。また、自分自身のプロジェクションが暴走すると、思い込みによる摂食障害や人間関係での疲弊、ホスト沼などにもつながってしまう。 筆者が指摘するように、自分が行っているプロジェクションを俯瞰し、どのような表象を投影しているのかを客観視することの重要性が分かる。

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    2026年08月29日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」を通じて、プロジェクションという考え方を学ぶ一冊。後に出された『イマジナリー・ネガティブ』はプロジェクションの負の側面に着目した本だが、本書ではプロジェクションの正の側面を強調している印象。宗教なども「共有されたプロジェクション」であり、「未来」をともに目指すことができるのもプロジェクション。まさに「世界はプロジェクションによって豊かに彩られている」という印象を受けた。

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    2026年08月29日
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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    推しの科学の続編。
    推しの科学ではプロジェクションのポジティブな側面にスポットを当てていたが、本書ではプロジェクションにおけるネガティブな事例に対して考察が繰り広げられる。

    プロジェクションを悪用し、ヒトの認知をコントロールして詐欺や霊感商法などの悪事をはたらくヤツらに対する著者の強い憤りもひしひしと感じられた。
    (悪事をはたらく彼らは自分たちがプロジェクションを悪用しているとはゆめにも思っていないだろうが)

    ヒトは虚構を捉える能力により、他の動物や類人猿を圧倒してきたわけだけど、その特殊な能力が自らを苦しめたり傷つけあうことに使われるなどとは、我々ホモサピエンスに駆逐されたネアンデルタール人もびっくりだろうなぁ。

    ヒトとして生きる上で『プロジェクション』の概念を知ることは自分を守ることにもつながるなぁとしみじみ感じました。

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    2026年01月13日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    ゆる言語学で、フィリピンの数字くじがなぜ人気なのかみたいな会に筆者が出演されているのを聞いて思わず読んでみた。自分に推しと言える存在がいないため実感を持ってはいないが、ジェーンスーさんがプロレスにハマり、推し活をするに留まらず、他のエンタメにも全てプロレスを投影している話を聞いていて、よく意味がわからないことが多々あった。だがなるほど、プロレスという「推しエンタメ」自体を他業種に投影し、ひいてはプロレスの素晴らしさを再実感するということなのかもしれない。

    また実際には自分の手ではない「手の映像」に自分の体の一部をプロジェクションしてしまうというのは、日本科学未来館で実際にそういう展示があり、身をもって体感した(筆で撫でられたり液体をかけられたり、ギャーギャー言いすぎて隣の子供がびびっていた)。

    しかしポッドキャストでも言っていたと思うが、人は自分の体験を他者に重ねて共感したり、「人の靴を履いてみたり」と想像力、共感力の強い生き物だと思うので、ざっくりいえば全ての行為がプロジェクション。であれば、あれもプロジェクションこれもプロジェクション(仮説を立てて検証することも、お守りも二次創作も)となると、かえって物事をわかりにくくするような…どうなんだろう。

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    2026年01月12日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    世界はプロジェクションでできているッッ!!

    普段は当たり前の現象として捉えていたことを『プロジェクション』という概念を通して理解しようとすることで、これまで気にも留めなかった日常の景色がガラッとかわり、自分の世界が広がった(過言ではない)。

    また『推し活』における理解しがたい彼らの行動をなぜ自分が理解し難く感じるのかという点も含めて、彼らにとってはとても重要で意味のある行動であることを会得した。

    そして著者を知ってから読むと(今回もゆる言語の動画きっかけ)、文面からの情報の入ってくる感覚がそうでないときと比べて断然よい。プロジェクションを推す熱量が伝わってきた。

    続編のイマジナリーネガティブも読むッッ!

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    2025年12月27日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    著者は愛知淑徳大学心理学部教授。
    推し活の心理を通して、プロジェクション・サイエンスとは何かを紹介している本。
    この本によりプロジェクション・サイエンスに興味を持ったので、関連書籍を読もうと思う。

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    2025年10月17日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    面白かった。
    研究と二次創作の共通点、ずっと考えてたことなので同じことを言っている人がいてにっこり。
    二次創作と、二次創作コミュニティ、推しとプロジェクション(各種の投射)との関係も語られてていい。我々は投射をしているのだ…。

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    2025年05月20日
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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    「認知科学の概念『プロジェクション』とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働き」だそうです。
    以前読んだ『「推し」の科学』はこのプロジェクションのポジティブな面について書かれていて、今回はプロジェクションのネガティブな面について書かれています。
    霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、事故物件などこの世の中はネガティブなプロジェクションに溢れていることを身近な具体例から紹介していて、おもしろくてわかりやい!

    人からどう見られてるか、とかあの人は自分のことこう思ってるんじゃないか、とか母親だからこうでなければ、とかそういうことも全て無意識のプロジェクションであって、思いこみを捨てたら「あれ?全然そんなんじゃなかった」というこがいっぱいありそうで、とっても目の前がばあっと明るくなりました。

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    2025年05月12日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    おもしろかったー!推しがいる人におすすめ!自分と推しとの関係がよりわかる本。刀剣乱舞やキンプリなど実在のジャンルが取り上げられていてうれしかった〜。応援上映やぬい、腐女子など身近な例が多かったのも楽しかった!文もとってもわかりやすかったです。応援上映とか普段私たちオタクがしている事が先生の客観的な文になることによってより狂ってるのがわかって笑っちゃった。先生の新しい本も読むつもり。

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    2025年02月19日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    とてもとても面白かった。夢中で読んだ!
    二次創作をはじめとするオタク文化が好きなので、そのメカニズムについて詳しく説明してくれたのがとても嬉しかった。自分の行動に理由を教えてもらった感覚。
    あと著者の話の引き出しの多さにも驚いた。一つの学問を追求するだけじゃなくて、いろいろな学問に目を向けて深掘りする能力って凄いなぁ。そんな人間になりたいものよ……尊敬です。
    文章もわかりやすくてスラスラ読めました!
    特に第二章が好きです。

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    2025年01月22日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」を科学的視点からみるってなんて新しくておもしろい!

    「プロジェクション」という言葉、初めて知りました。
    著者の視点がおもしろく、推し活、二次創作、腐女子、モノマネ、応援上映、コスプレなどからプロジェクションということを学ぶことができました。
    私は子供の頃から常に何かに「はまり」、いわゆる「推し」がいて、世界が広がったり人生をキラキラ彩ってくれています。
    本を読みながら、共感ポイント多数、この気持ちは認知科学的にそういうことなのね!という納得ポイント多数。
    楽しめました。

    特に、二次創作と研究活動の共通点の話、マンガやアニメの実写化におけるプロジェクションがおもしろかったです。

    「『推し』に自分の時間や労力、時にお金をつぎこんで、直接的な見返りがあるわけではありません。けれど、そんなことはまったく問題ではないのです。そうすることが人間としての幸せであり、その行為だけでもう十分な見返りをもらっているのですから。」

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    2024年03月18日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」のタイトルに惹かれて読んだ。
    対象に自分なりの意味を加えることが「推し」と理解したが、「推し」だけでない、身の回りにあるもの、起こるものも「推し」の思考につながっていることが見えて面白く読めた。
    推しがあった人、ある人が読めば「そうそう!」となると思うし、今推しがない人も「そういう見え方なのか」と発見がある一冊。

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    2024年02月08日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    推しを推すことがどういうことなのか、科学的に説明されていており、とても面白かった
    推しのおかげで毎日が楽しいと思えることが言語化されていて、明日からの推し活をより一層楽しんでいこうと思った

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    2026年06月03日
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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     本書は前作である「推しの科学」と合わせて読む必要性がある。一貫してプロジェクションの負の側面を提示する本書だが、それは前編たる「推しの科学」を踏まえているからに過ぎない。むしろ一緒にして1冊にした方が良かったのでは……?とも思うが、ポジティブな面で押した方が、企画の通り方も良く、本書もその延長線上で出版できたのであれば、それで良いのであろう。
     プロジェクションとはグラデーションであり、人の認知とは、如何に世界に自身のフィルターを通して投射しているかに関わる。その投影を認知、すなわちメタプロジェクションを行うことが肝要であり、この2冊はキッカケをくれる。
     環世界的感覚、物語、つまりはナラティブ的に形成されていく世界には、真実や真理というよりも、様様な角度から投射され、その装いがどのようにでも変化していることに、自覚するための人生ではなかろうか。

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    2026年05月02日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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     人間の思考が、情報から投影された、個人的なものであることを、プロジェクションという現象で説明した良書である。
     世界は不条理であり理不尽である。だからこそ人々は、自身のために整合性を持たせ、秩序を個人的に構築する。これが主観的物語であり、ナラティブである。
     ナラティブはプロジェクションにより人々の個人的なものになる。その個々のナラティブを尊重することが多様性なのかもしれない。

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    2026年04月23日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    ポッドキャスト「ゆる言語学ラジオ」で「プロジェクション」というものを初めて知って、ものすごく興味を持った。
    サイエンスって書いてあるからちょっと身構えていたんだけど、私にも身近な「推し」から話が進んでいくからか、とてもわかりやすかった。
    読むと、あれもこれもプロジェクション?!推しもモノマネもお守りも形見も…どれも自分の中でどんなことが起こっているか考えるまでもなく自然にやっている、もしくは自然に受け入れていることだった。
    面白い。

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    2026年04月11日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    少々難しかったですが、とてもおもしろかったです。

    これまで自分の中で、推しと呼ばれる存在はいるものの、あくまでエンタメの中で娯楽を提供してくれてる存在と認識していました。ですが、推しがハマってるスタバのアレンジを試してみたり、推しの好きな麻辣湯を食べてみたり、ついつい推しのカラーを選んだりする活動は、それらの活動を通じで推しを体験しており、まぎれもなくプロジェクションであり、推しによって影響を受けてることが実体験と共によく理解できました。

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    2026年02月14日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    ゆる言語学ラジオきっかけで手に取った本。
    プロジェクション・サイエンスについて、推し活などの具体例を通じて、分かりやすく解説されている。
    私自身は何推しでもないので、推しという行為・状態がそもそも理解できていなかったが、推しがいる人がどのように物事を捉えているのか、少し分かったような気もした。
    著者本人が、プロジェクション推しという後書きは秀逸だなと思った。

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    2026年02月04日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    「推し」について調べようと考えて選んだ書籍のうちの1つであった。プロジェクション・サイエンスについて初めて知ったが、大変興味深かった。非常に身近な現象をプロジェクションで説明すると納得がいく。「プロジェクションをさせるヒトの脳ってすごい」と改めて思った。
    本書は、序盤非常に平易な文章から始まるので、ともすればそれによって興醒めしてしまいそうな印象があった。しかし、その平易な雰囲気をベースに、時折り科学的な実験の方法・結果が記載されているため、この分野に馴染みのない読者でも置いてきぼりになりにくい秀逸な構成だと思った。

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    2026年01月27日
  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

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    私は推し活したことがないので、どうかな?と思って読んでみたが、プロジェクションという考え方はとても腑に落ちた。特に「ぬい」のところはなるほどという発見があって面白かった

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    2025年09月13日