カンザキイオリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレなんで下の名前一緒なんだろーとかは思いながら、同じ時間軸の話として読み進めてたから、10年前の話が交錯してるって分かったときめちゃくちゃ鳥肌たった。春樹と雪同級生じゃなかったの(゚д゚)
カバー裏のスピンオフ最初に読んで、シンプルに姉妹間の不平等で生じる葛藤とか再婚してから義理の娘を大切にしないとってお母さんが躍起になって、お姉ちゃんが報われないって話かなあって考えてた。読み切ってからもう1回開いたらそういうことかあああって戦慄。
私が雪なら、日記を読んだ後、自分の幸せは全てハリボテで自分がいたから姉の人生を壊したんだって感じて直ぐに消えたかも。でも雪は、それでも本物の気持ちもあったでしょ?っ -
Posted by ブクログ
『あの夏が飽和する』を読んで
私はいつも、本はゆっくり読むものだという美学を大切にしてきた。ページをめくる時間の中に、余白を見つけたいと思っていた。だけど『あの夏が飽和する』は、その美学を軽々と越えてきた。気づけば3日で読み終わっていた。これは、私の中で初めての経験だった。
この物語の魅力は、千尋や瑠花という2人の関係だけにとどまらない。登場するすべての人物が、それぞれに「抱えているもの」を持って生きている。
物語が進むにつれ、それぞれの心の傷や関係性が浮かび上がってきて、最後にすべての線がつながった瞬間、私は鳥肌がたった。
ここで、私自身の話をさせてほしい。
最近、友人が首を吊って自 -
Posted by ブクログ
元々歌が好きで、聴いてから読み始めたから最初はてっきり千尋と流花の逃避行の話かなと思ってたら、その話から何年も経った後の物語だった。
主な登場人物は、目の前で自殺した恋人 流花を13年経った今も引きずり続けている千尋。父子家庭で父親に甘えられない孤独をマッチングアプリで出会った男性で紛らわせている女子高生 瑠花。家庭内暴力を受けているが、笑顔を繕い1人で闇を抱える男子高校生 武命。
全員が孤独を抱えていて、それによって出来た心の穴をそれぞれ埋めようとする。創ることで埋めるか壊すことで埋めるか。
何故そのようなものが選択肢として入ってしまったのか。何故信じることを選択肢に入れることができなかった -
Posted by ブクログ
私の本当に大好きなボカロである「あの夏が飽和する。」が題材の本。カンザキ・イオリさん流石すぎます、、
内容は激重です。衝撃の連続で読んでいて辛くなる場面もありました。感情移入して何度も泣きました( ; ; )青春の一言では片付けられない気もしますが、それでもこれは圧倒的な青春小説だなと感じました。誰もが通ってきたであろうあの頃のどうしようもない苦しさと1人では抱えきれないさまざまな感情が生々しく描かれていました。中高生の頃に出会いたかった。これはきっと誰かの命を救う物語です。
「あの夏が飽和する。」が好きな方は絶対読むべき!解像度上がります!