マシュー・D・ラプラントのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者によると「老化は病気の一種であり治療可能。誰でも健康的に150歳まで生きるのが当たり前になる時代がもうすぐ到来する」とのこと。なんの根拠もなく150歳くらいまで生きるつもりだったからありがたい。どちらかというとNMNの発見とかがメインだけど、やっぱり健康的な生活は必須っぽい。
「古い価値観の政治家の交代サイクルが長くなる」「地球温暖化が他人事じゃなくなり高齢者も環境問題に関心を持つようになる」など、人類が老いを克服できた場合のメリットデメリットの考察がSF的で面白い。
"本来、人類に寿命はないが、全人類が寄生生物に寄生されているせいで寿命が存在する"っていう設定で書 -
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Posted by ブクログ
老化こそ全ての死因の確率を上げる克服すべき最大の病である。そして、その病は治療可能である。
この本はそのメッセージについて書いている。そして、この定義と いかにして老化を防ぐか という適切な問いを立てたおかげで、健康長寿への道が飛躍的に進化していることが書かれている。
著者の 「人口割合の高く、投票率が高い高齢者こそが、未来に当事者がない」ことを変えたい という想いは響いた。
一方で、健康長寿に目処が立ち始めているゆえに、地球環境問題、特に気候変動、温暖化の問題こそ、喫緊解決すべき最大の問題になりつつあることも、再確認できた。
そして健康長寿が科学的可能になることを見越した、倫理と社会 -
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Posted by ブクログ
遺伝子動態の記述が難しかった。
高校の生物の先生が近くいにいたので、エピゲノムを高校で学ぶのかと聞いたら、知らないとのことだった。
大学レベルの内容なのかなと思い
もう一回勉強しなおそうかなと思った。
著者は第3章で老化を病気として説明している
その根拠として、・・・書こうと思ったが付箋を紛失してしまった
加齢による疾患の源流として老化があり、51%の人が経験するものでこれを治すことが未来は明るいと書いてあったような気が・・・
生物学的に見て自分がどれだけ年老いているかの簡単な検査がある
例えば腕立て伏せを46歳で20回超えてできるようなら大したものらしい
他には立ち座りテスト(ARS)
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Posted by ブクログ
【自由研究】人はなぜ老いるのか?①
本書はおそらく壮大な【プレゼンテーション+プロモーション】なんだと思います。研究資金を得るための。
■本書の主張は明快です
・老化は病である
・ゆえに細胞を入れ換えれば長生きできる
・結果、人生130年時代になる
・人生の終わらせ方は選択制になる
■今後予想されること
・NMNというサプリが爆売れするでしょう!
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本書が正しいかどうかは別としても、今後健康寿命を延ばすことはますます盛んになるでしょう。
我々は寿命をいじることへ本能的に「違和感」を覚えます。著者はこうした批判や「諸問題」に対し、反論や解決索を提示します。
ただ、どの説明もどこか〈詭弁〉 -
Posted by ブクログ
老化は避けて通れない自然な現象などではなく、病気だという大前提で、ではどうして筆者がそう言い切るのかを科学的に説明し、どのようにすれば健康寿命を延ばせるのか、いつまでも若々しくいられるのかについて10年以上を費やして書かれた本。
遺伝子研究における専門用語が多く、初めは挫けそうになったが巻末のイラスト付き用語集を何度も参照しながら根気よく、しかし一日○ページと決めて集中して読み進めたが、読み進めるうちに専門用語も何度も出てくるので後半は素直に面白く読むことが出来、10日で読み終えた。
生涯をかけて老化の研究をし、老化は全ての病気の根源である故にこれを遅らせることに全てを注ぐその熱意は強烈なも