マシュー・D・ラプラントのレビュー一覧
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5~7歳になると死は例外なく訪れると全ての子供が悟る。増えたいという原始細胞の根源的な欲求。サーチュイン遺伝子。長寿に対する遺伝子の影響は低い。遺伝子を次世代に受け渡せる程度の寿命。老化は1つの病気。肺炎、インフルエンザ、胃腸病、結核が死因の半分以上。サーチュイン遺伝子。酵母すごいな。今井すごい。山中すごい。マウスすごい。寿命やワクチンも昔は違った。NMN。リプログラミング技術と倫理観。デザイナーベビー。新しい価値観を花開かせる要因としては旧来の見方に頑なにしがみついていたものが世を去るのが1番大きい。王立協会の紋章の下「言葉によらず」老化という診断を受けられるようになった!世界を変える勇気を
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老化の原因と若返りに関する研究家であり、知られるハーバード大学医学大学院で遺伝学の権威ですでもある、デビット・A・シンクレアによる著書で、「老化」に関する一冊。本書では「老子」は病気であり、抑制することができるという。前半はDNAや遺伝子など様々な研究からの知見が書かれており、理解はできないが生物の進化に関する「カークウッドの理論」の話はとても面白かった。中盤からは、実際に「老化」を抑えるためにどのような食事や運動、行動、また薬が良い効果をもたらす可能性が高いかが示されている。また、後半では、「老化」の抑制が社会にもたらすメリットとデメリットをあげ、この研究に対する世間や他の研究者からの批判に
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第1部
エピゲノムの変化が老化の原因
ゲノムをピアノ、エピゲノムをピアニストに例えるとイメージしやすい
外交的であればあるほど長生きし、悲観的な人や精神疾患者は早く死ぬリスクが大幅に高まる
「老化の情報理論」
若さ→DNAの損傷→ゲノムの不安定化→DNAの巻きつきと遺伝子調節(つまりエピゲノム)の混乱→細胞のアイデンティティの喪失→細胞の老化→病気→氏
体がどれだけ年老いているかを確かめる簡単な検査
腕立て伏せ、46歳以上の場合、20回を超えられたらたいしたもの
「座り立ちテスト『SRT)」裸足で床に座り、両足をクロスさせる、そのまま素早く体を前に傾けて、一度で立ち上がれるか
股関節骨 -
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健康寿命を伸ばし、病気なく幸せに暮らすために普段から実践しておきたい食習慣は、以下のとおりです。
① 野菜、豆類、全粒穀物を多く摂る
② 肉、乳製品、砂糖を控える
③ 食べる量や回数を減らす
3つめの「食べる量や回数を減らす」には抵抗がある人も多いかもしれません (私を含め) 。ですが食と健康に関する長年の世界の研究結果では、少食が健康のヒケツだということがすでに明らかになっています。
いままで一日3食を毎日しっかり食べていた人は、これから少しでもいいので一度に食べる量や、一日の食事回数を減らすのを実践してみてください。
ちなみに本書では、間欠的に食べる回数を減らすことが推奨されていま -
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ある程度理解するまでに三回ほど読まなくてはならなかった。恐ろしく長い時間がかかった。
・食事回数、量を減らす
・必須アミノ酸の摂取量を極力減らす
・野菜、豆類を沢山摂る
・運動する
実践すべきことを簡単に書いてしまうとこれだけだが、この本の良きところは実践法などではなく、老化や人生に対する考え方や見つめ方を変化させられるところだろうと思う。
読む前は老化が病気などと眉唾だとしか思えない。
だが、読んでしまえばその考え方が誤っていたと気付く。専門的な用語や解説がこれでもかと登場し、難解な部分もあるが、本書を読む、読まないとでは家族や自分の健康寿命に間違いなく差が出るといっても過言ではない。 -
購入済み
老化は病気である。今まで考えたこともなっかた。老化が病気であると認識して、きちんとそれにに対処すれば、老化をおそくしたり、健康寿命を伸ばせるということを膨大なデータと論拠をもとに分かり易く説明してくれている。少し値段は高いが読んで損はない本である。あとよりよく理解するためにすこし生物(遺伝など)の知識があるといいと思った。
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どう考えても、早死にするより長生きする方が良い。ささやかでも日々の愉楽を健康的に享受し続け、病や死への怯えを少しでも遠ざけられるなら、それだけでも十分に価値がある。だがもし、科学の進歩によって「永遠の生命」さえも手に入れられるとしたら——。
その時、私たちはどんな生を選ぶのだろう。変わらぬ日々を延長するか、あるいは新しい価値観を携えて未知へと踏み出すか。延長線か路線変更か。どちらも“報酬を求める生き方”という点では同じである。しかし、前者はマイナスを避けて幸せを感じるタイプであり、後者は新しいプラスを求めて挑戦するタイプだ。
本を読み、行ってみたい場所に行き、見たいものを見、食べたいものを -
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ネタバレご近所さんに勧めていただきました。。
その方は本書を何度も繰り返し読んでいるそうで、お話ししたときも「248頁のお父さんのエピソードはすごいよ」など、ちょっとした立ち話で頁数まで言えちゃうほど読み込んでいることに驚き、俄然興味が湧きました(笑)
本書はアンチエイジングに関する最前線の研究について語られた本です。(といっても本書は2020年に発売されたものです。)
まず大前提として、老化は病気なので予防と治療をすべきと主張されています。
その延長線上に老化を遅らせるための具体的な方法が、科学的根拠に基づいて詳細に紹介されています。山中教授のips細胞のこととか、サーチュイン遺伝子のこととかな -
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この本を読んで、あなた(=私)は「老化は宿命じゃないかもしれない」という希望と、「その実現がもたらす負荷や葛藤」への覚悟の両方を強く感じました。
まず、サーチュイン遺伝子という概念や、NMN/レスベラトロールなどの補助因子が実験段階で示す効果にはワクワクしました。あなたが印象に残されたように、これらが“老化を遅らせる鍵”だという主張は、ただの理論ではなく、未来を先取りする挑戦だと感じます。
ただ、現実と理想のギャップも無視できません。例えば、「老人が増えることで若い世代に負荷がかかるのでは?」という懸念に対して、著者が「老人は優秀な人材であり得る」とする反論は魅力的ですが、制度・社会構造・ -
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本書は、ハーバード大学の老化研究者であるデビッド・A・シンクレアが、「老化は病気であり、治療可能である」 という革新的な視点を提示する一冊だ。これまで老化は避けられないものと考えられてきたが、最新の科学では老化を制御し、健康寿命を延ばす方法が研究されている。
著者は、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子) の活性化が老化を遅らせる鍵であると述べる。具体的には、カロリー制限や断食、運動、レスベラトロールやNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の摂取 などが有効とされる。さらに、細胞の修復機構であるオートファジー や、遺伝子のエピジェネティックな変化に着目し、老化を「治療」する可能性について詳述す -
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老いは病、という提言。
健康に長生きするには、適度に体をストレスにさらす。食事量を減らす、飢餓状態を作る、例:断食を取り入れる。
寒い環境に身を置く。例:冬でも薄い布団で寝る
運動をする。
この先生曰く、老いが病なら、老いない体を作る事で、病を遠ざける。老いは病を引きつけるから。頭ではわかるが完全な理解って難しいしピンと来ない。
先生は、今の医療、病院の制度、構造に大不満。病や腫瘍を狙って治療するのではなく、そうならないための研究をなぜ行わない?
医療のテーラーメイドは、確かに。言葉は聞いていたけど、真剣に考えた事なかったなぁ。医療関連企業に勤めてたのに、恥ずかしながら。男女で寿命が違うし