松岡宗嗣のレビュー一覧

  • 50歳からの性教育

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    40代前半ですが、めちゃくちゃ勉強になりました。
    言語化できていなかった部分を、医師・弁護士・ライター・精神保健福祉士の多面的な面で語られれている。
    生きるための教育が日本はされていない。
    セックスについて学ぶ機会がないだけでなく、更年期について学ばないため、どのように対応して良いかわからない。パートナーとの関係の構築方法もわからないし、誰でも性加害者になりうる現状も赤裸々にかかれている。性加害者の多くは、「四大卒、会社員、既婚の男性」、つまりモンスターではなく、周りにいいる普通の人たちであり、自分が加害者である自覚はない。結局、性暴力は支配欲を満たし、ひとときの心の安定と満足を得る行為。お互

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    2025年05月18日
  • 50歳からの性教育

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    そもそも寝た子を起こすな、とばかりに教育というか正しい知識を教えないという選択を続ける国に対して、実際世の中に蔓延しているのは男性に都合のいいファンタジーならばその無知によって導かれるのは不幸な関係になるのでは

    お互いが真に理解するべく対話をするのも大事であるが、腫れ物にさわるかのような扱いにしてきた過去を踏まえてこれからはきちんとした教育をしていく事の方が誰にとってもプラスになると思うんだけどどうだろう

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    2025年02月24日
  • 子どもを育てられるなんて思わなかった

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    LGBTQへの理解が進む良本。多様性に対して寛容な世の中になってきたが、法整備はまだ不十分であり、不都合を強いられているケースも多い。
    一人でも多くのLGBTQの方が、そうでない方と同様の選択肢を持てる世の中になることを願う。

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    2024年07月06日
  • 50歳からの性教育

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    ■どんな本か
    人間と性をテーマに長年教育に携わってきた著者を『校長』とし、各教科の『先生』達がそれぞれのテーマを教え、最後には対談も交えながら人生と性について論じる本。

    ■内容
    生きるうえで性について知ることは不可欠だ。
    自己を知り人を知り、関係を育むのが性教育であるべきなのに、日本の学校では今日現在もセックスを教えないなど【はどめ規程】が残り、産む性にとどまっているこたが問題だ。

    ①更年期(高橋怜奈)
    ・女性は閉経前後5年間。閉経50歳が平均だから45-55歳。(とはいえ50歳過ぎても半数が生理ある。個人差あるから年齢だけで区切るのは注意。)
    人生100年時代、まだ折り返し地点。

    原因

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    2024年07月03日
  • 50歳からの性教育

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    婦人科系の病気にかかり、改めて、自分の身体について知らないことが多すぎたと実感。第1章の更年期については特に自分も誤解していたところも多く読んでよかった。
    一つ一つの章が、自分には学びだと思ったが、年代に関係なく読んでもいいと思うし読みつがれていくといいと思う。どなたかも感想に書かれていたようにタイトルで少し損をしているかも。

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    2024年06月10日
  • 50歳からの性教育

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     ライターの三浦ゆえ氏が企画・構成を立案し、村瀬幸浩さんをスーパーバイザーとして、著者5人の各テーマの執筆と村瀬幸浩さんと田嶋陽子さんの対談である。更年期の基礎知識と向き合い方。思い込みによるセックスの誤解解消の気づき。パートナーシップによる相手への尊重と傾聴。性志向と性自認の理解。性暴力加害者にならないための知識。そして、「ジェンダー」と「らしさ」をめぐる重鎮対談。受け身こそ「女性らしさ」という呪縛から脱却し、自己主張をもっと積極的にと女性を励ます。ペニス信仰、勃起・挿入・射精という男根主義に慣らされている男性への痛切な批判。性の歴史と在り方を平易に解説し、50歳から学び直そうと提案するが、

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    2023年09月24日
  • 50歳からの性教育

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    これは非常に良い本だった。50才から学んだのでは遅い。全ての人が定期的に学び直すべき。

    第4講までは、とても落ち着いた当然のことが書いてあるなあ…令和の時代にこんな当然のことを認識し直さなければならないなんて…と悲しくなった。
    私の時代に学校で学んだ性教育は、第二次性徴や、妊娠の仕組みといった内容だった。一方、今の性教育は自分、他人を大切にすることを教えるものだ、と聞いて、いまいち腑に落ちなかったのだが…、
    第5講を読んで、それまでの全てがすっと納得できた。性加害は、性欲が抑えられないから起きるんじゃない、人を大切にできないからなんだ、と知って私には目から鱗。
    ラジオで斉藤章佳さんが話されて

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    2023年09月07日
  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

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    声を上げなければ社会は変わらない、私もそう思います。声を上げ、問題を提起する、著者の勇気ある行動を無駄にしないよう、生きていきたいです。

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    2023年08月11日
  • 子どもを育てられるなんて思わなかった

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    実際の体験談を基に、体外受精などで子どもを持とうとされた方の人生や、どういう思いで子どもをもちたいかと思ったかについて、事細かに述べられてた。男女の夫婦は「どうして子どもをもちたいの?」と聞かれることがないのに、同性カップルだと常にそう聞かれてしまうというところに、まだまだ社会の課題があると感じた。また、実際に子どもをもつにあたっての法的問題についての解説もあり、実用的な知識を得られるのも良かった。

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    2023年04月30日
  • LGBTとハラスメント

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    最近は、ハラスメントの研修をしている側だったけれど、LGBTに関しては理解が浅かった。一人一人価値観は異なるので個別に対応すれば良いのだと思っていたが、すでに性別欄があったり男女の結婚が当たり前だったりする大前提で苦しんでいる人が多く、ハラスメント対策に組み入れなければいけないものだったのだと改めて感じた。
    少しずつ勉強して、進めていきたい。

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    2022年11月30日
  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

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    性の二元論規範に基づく世界の生き辛さはマイノリティに限らずシスヘテロも感じたことがあるはずです。

    本来、「理想」である セクシュアルマイノリティに対する差別や偏見が無い世界 には法整備は不要である。
    だが過渡期にある現状を踏まえると、
    「目標」として掲げられる当然の権利 マイノリティが差別的取り扱いや不利益を被らない社会 の実現のためには法制度などによるアウティングの規制が必要である。

    最終的な理想はもちろんアウティングという言葉が無くなるくらいセクシュアリティの多様性が当たり前に受け入れられる世界になることです。
    今失うことになるかもしれない尊い命や壊れてしまうかもしれない大事な心を救

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    2022年03月18日
  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

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    難しい、すごく難しい…
    デリケートな問題すぎる…

    大学生が亡くなったニュースは、なんとなくは知ってたけど
    詳しい背景が分からなかったが、読んで分かった。
    本人の同意なく第三者にバラしてしまうこと→アウティング
    アウティングは絶対にダメだと思うが、誰かに相談したくて誰かに話してしまうと、その行為がアウティングになってしまう…
    難しいわ。

    まわりの環境次第でカミングアウトできたり、できなかったり…

    これからの時代、職場でもトランスジェンダーの人が出てくるかもしれない。
    そんな人たちが、働きやすいように
    男子トイレ女子トイレのほかに、もう一つ用意した方がいいのでは?とかロッカー室の中にも個室の

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    2022年03月12日
  • LGBTとハラスメント

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    現時点で語れる法的根拠やよくある「勘違い」パターンをぎゅっと濃縮し、かつ分かりやすくまとめた良書。当事者視点から見ても丁寧で大袈裟ではなく、きっちりまとめ上げられていることに好感が持てる。

    LGBTがテーマになっている本がたまに陥るモヤりポイントとして「LGBTのことしかテーマに挙げない」というのがあるけれど、この本ではそこだけではなく、もっと他に困る人もいますよね、おんなじですよ、とちゃんと書いているのが良いと思った。

    LGBTがそれぞれどういうものかとか、どういったことに気をつければいいかとかももちろん大事だけれど、「こういう発言をしたら/行動をしたら相手はどう思うか」という代入行為が

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    2021年09月19日
  • LGBTとハラスメント

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    LGBTQについての細かな疑問、ハラスメントについて書かれた本。
    LGBTQが自身にとって遠い存在である。ということが間違いであると思わされた。
    またLGBTQへのハラスメントには、自分もやっていただろうという点も見受けられる。それが命やアイデンティティに関わる問題であると思い知らされる。

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    2021年06月24日
  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

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    以前から、答えを出せずにいたことがある。
    それは、カミングアウトをされた側が過度な苦しさを覚えた場合、そのカミングアウトはどのように捉えられるのか、ということである。
    ある芸能人がカミングアウトをした際、SNSでは「セクハラだ」という声が見受けられた。敢えて「あなたは性的対象です」と宣言されていると捉えたという。
    カミングアウトは、本書でも述べられている通り、マイノリティ性が先行する人々に保障されるべき権利である。しかしながら、カミングアウトを受けた人が、例えば同性愛者からトラウマ的な被害を受けていた場合、その人に対する「被害」は想像できない。
    このような点について、本書では明確に答えられてい

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    2025年06月03日
  • 50歳からの性教育

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    ★★★★☆読んで良かったです。少し偏った考え方の意見だなと思うお話も見受けられました。第5講 性暴力の講演はとてもわかり、これからどうすれば良いかということまで深く考察されていて共感できました。感情を言語化する訓練の大切さを話されている方が数名いて大事なことだと思いました。過去の自分の言動や行動を振り返って反省して見直すきっかけになりました。

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    2024年10月04日
  • 50歳からの性教育

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    私は女性なので「そうそう、そうなのよ!」と思いながら味方を得た気分で読み終わりました。
    本当は男の人(特に40〜50代に)みんなに読んでほしい。「本当にそうだよね」と思える男の人がどのくらいいるかな...。女の人たちは毎日感じているこの違和感が少しでも軽減するといいなあ、と思いながら家事をしているんだけど…。

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    2024年06月29日
  • 子どもを育てられるなんて思わなかった

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    ネタバレ

    なんかとても伝統的な家族っぽく見えてしまう。同性だろうと何だろうと、子供を持ちたくて子どもを育て上げたくて、という稀有なカップルになにもハードルを上げなくてもいいのでは。

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    2024年01月11日
  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

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    ネタバレ

    恥ずかしながら、この本に出会う前はアウティングについて詳細に知りませんでした。しかし、この本では言葉の意味を説明しながら、どのような危険性を持っているのか細かく書いてあり、勉強し始めの私にとってとても有用なものでした。

    アウティングを知っていれば、未然に防げたような事例ばかりで、アウティングを知る前の私はどうだったのかと振り返るきっかけになりました。

    また、「なぜ性的マイノリティは存在するのか」という問いに対して、「シスジェンダーと異性愛が自然とバイアスになっている」という気付きにハッとしました。マイノリティがいるということは、当たり前にマジョリティがいる、同じ世界で暮らす人々でなぜ分かれ

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    2022年12月15日
  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

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    「おわりに」にある「誰かの命は、まずそれだけで大事にされるべきものであり、他の誰かにとっての大切な命」 を再度自らの肝に銘じ、自分の全ての行動をこの理念に因るものとしたいと思った。学ぶところの多い一冊だった。

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    2022年10月24日