五味太郎(1945年生まれ)の色合いは 黒く沈んでいる。
桃色は 鮮やかでなく 青色も暗い。
しかし、不思議な 絵本の風景がある。
ひらがな・・・がいろんな場面に使われる。
『るるるるる』
るるるるる は飛行機が飛んでいる。
青い空に るるる というひらがなが現れ・・
そして飛行機が るるる といって現れる。
飛行機が だんだんと大きくなって るるる も大きくなる。
雲に遭遇して 真っ暗ななかで
飛行機は れ となり れれ ・・・れれれ ととんでいく。
雲が終わったら るるる に戻って飛んでいく。
とにかく 飛行機が 飛ぶ音が るるる なのである。
飛行機って るるる って飛んでいるのか...続きを読む しら・・
飛行機に乗っても気がつかないが…
五味太郎は るるる なんだろう。
ページをめくるたびにどう展開していくのか
たのしみなのが 絵本であるが・・
るるる・・・と飛んでいるだけで…
なぜか楽しい。
理由もなく 説明もなく 言い訳もない。
そういう世界を作り上げているのが 五味太郎なんだろう。
『なんだかうれしくなってきた』
虫やカエルやトンボで遊ぶ 少年が・・・
おとうさんとおかあさんと ドライブに・・・
虫やカエルやトンボに留守番というが・・・
結局はついてきてしまって
みんなで遊ぶ。
少年は 『なんだか うれしくなってきた』 のである。
そして 帰りには 少年は 『もう 最高だね!』でおわる。
ふーむ。
ほんと なんだかうれしくなるのである。
『みんなが おしえてくれました』
少女はいう
あるきかたは ねこがおしえてくれました
とびこえかたは いぬがおしえてくれました
のぼりかたは さるがおしえてくれました
はしりかたは うまがおしえてくれました
きもちのいい さんぽのやりかたは にわとりにおしえてもらいました
おなかのひえない ひるねのしかたは わににおしえてもらいました
はなのかおりやあじのことは ちょうちょにおしえてもらいました
おににみつからない かくれかたは うさぎがおしえてくれました
つちのなかのひみつは ありがおしえてくれました
わるものをやっつける たたかいかたは ゴリラにおしえてもらいました
よるのことは ふくろうがおしえてくれました
・・・・
最後は
どうみても りっぱなひとになるわけです
という。
この限りなく楽天的な 絵本は いったいなんだろう。
絵本の世界が こんなにもひろがるのはいいなぁ。
しかし、うまやわにやゴリラは日常生活ではあうことができないので、
みんな りっぱなひとになれないのだな。
アニメが 日本発であるが・・
絵本も いいものがあるが…世界になかなか広がらないのはなぜだろう。
デジタル化されていないからかな。