木村由莉のレビュー一覧

  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    子ども向けの体裁をとっているので、子ども向けの内容かと思いきや、著者の仕事に対する熱い思い、生き方についてガチな内容になっていて襟を正す気持ちになった。よくこの本についての書評に、子ども向けだとか、恐竜博士のような古生物学者を目指しているお子さま向け用の本と言った書き方している方が沢山いらっしゃるようだが、内容ちゃんと読んでいるんだろうか。勿論それらのお子さまも対象だけれども、そんなもんじゃないよね。この著書がどのような方かよく分かるガチ本でビックリした。古生物学に興味云々を超えて最高に良かったです。

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    2024年01月03日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    その名の通り、科博で研究員をされている木村由莉さんが7歳の時に心に決めた夢を「もがいてもがいて」ひとつひとつ形にし、実現させ、現職に就かれるまでが書かれている。

    この本にはこれから研究職を目指す全ての少女にとって夢と希望が詰まっている。

    素晴らしい女性。

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    2020年10月18日
  • サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語

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    脊椎動物の進化系譜を現生人類に絞って時系列で追っていく。すると我々が何者かについての理解が深まり、分岐が激しくて分かりにくい進化史の理解も整理されるため良い企画だった。魚類→両生類→爬虫類→哺乳類で進化したという古い理解は、魚類→四足動物から様々な枝分かれに進化していった新たな常識にアップデートされる。我々が知っている現存する脊椎動物5種類で全てが分類されるわけはない。2020年代の論文や書籍も多数取り扱われる。
    DNAの情報や化石から、いつから器官や組織を獲得したのかの推測が非常に知的好奇心をくすぐる。汗腺から乳腺が進化したと考えられていて、最初は殻の薄い卵を保護することからスタートしたとい

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    2025年08月22日
  • サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語

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    ホモ・サピエンスが誕生するまでにどう進化し、分岐を繰り返してきたのかを見ていく書籍。当たり前のように二足歩行で生活しているが、二足歩行と言う能力も進化の賜物であり、そこまでに数々の変化に適応してきたことを学んだ。

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    2025年06月11日
  • サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語

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    2025.04.19
    今いる人類は、いかにしてこの地球に生き残ってきたのかを知ることができた。
    長い地球の歴史のなかでいずれこの人類もいかに滅びたかが記録されることになるのだろかとか、とにかく時間軸の長いスケールの大きさに、日々の営みで悩んでもしかたないともおもわされた。

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    2025年04月19日
  • サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語

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    タイトルが「おいおい…」とは思ったけど内容は面白かった。脊椎動物が登場してから人間に至るまでの進化の過程で、どのような特徴を手に入れてきたのか、進化の系統樹を人間中心に辿ってみるという切り口が面白かった。

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    2025年03月28日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    2020年出版。恐竜と、その研究をする女性に憧れて道を進み続け、正にその道に達して活動し続けている筆者。何を見て何を感じ、考え、周囲とどのように関わって来たか。各ステップでの様々を書き記している。対象者は、機会を与えたい小学生から上、大人までを含んでいる。…と言うのは最初の部分だけで、グングンと学術的な事やら厳しい現実などもサラッと書かれており。まぁ、読める部分だけ読めば良いのだと思う。読む人の目的次第で。
    好きな物を好きなままでいられる才能、行動し始められる才能、動き続ける才能って、あると改めて強く感じた次第。小説を読むような気持ちで読み進めさせて頂きました。

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    2025年03月10日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    中高生向けのキャリア指針本かと思ったが、後半は研究の話もでてきて面白かった。古生物食堂も読んでみたい

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    2025年02月15日
  • サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語

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    地球の海に生まれた生命はやがて五億年前より脊椎を持つ生物へと進化してきた。その長い歴史は私たちの体に刻まれている。手足の骨や脳の構造、心臓の鼓動さえ、遠い祖先の名残だ。「サピエンス前史」を辿ることで自分の中に息づく悠久の時間を感じる。私たちは孤立した存在ではなく五億年の繋がりの中にある。過去を知ることは未来への責任を学ぶことでもある。生命の連続性を思うとき人類の尊さもまた深まる。五億年を背負って今生きている。

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    2024年11月29日
  • 古生物がもっと知りたくなる化石の話 恐竜と絶滅した哺乳類の姿にせまる

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     こんなシリーズが出たんですねえ。
     中高生の頃に読みたかったなあ。
     単に昔の生き物が好きだから…とかではなく,実際に,その職業の仕事の内容はどんなことがあるのかを,生徒にもわかりやすく解説してくれている。
     「オレ化石好きだな」というくらいの子も,本書を読めば,「なるほどこんな道もあるのか」と思うだろう。
     古生物研究も奥が深いねえ。

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    2024年11月22日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    たまたま手に取った本だけれど面白かった!!「好き」の原動力のすごさと、それによって動き続ける人たちに憧れを抱きます。研究者かっこいい!
    夢を叶える人たちは自分のコントロールがしっかりできている人で、でもいざという時は飛び出していける人たちだと思った。それは自分を客観視できる視野の広さと、コツコツ積み上げてきた知識や経験に裏打ちされているんだろうなあ。

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    2024年07月10日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    古生物学者の著者がどのようにしてその仕事についたのかを書いたエッセイ。
    理系で研究者を目指している子どもたち・その親がメインのターゲットだと思うが、当てはまらないというか、早々にそういった道を諦めた自分も楽しく読めた。
    幼少期〜学生時代のエピソードは、実際に自分が高校生くらいの頃に読んでいたら、羨ましさや嫉妬で素直に読み進められなかったと思う。東京近郊在住で、金銭的にも精神的にもサポートしてくれる親がいて、「両親は世界一の味方☆」みたいなアドバイスを書ける著者の立場と、過去の自分が置かれていた状況があまりにも違っていて、今だからギリギリ苦笑いしながら読めたが、10代の頃だとキツかったと思う。

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    2023年04月19日
  • パンダの祖先はお肉が好き! ?-動物園から広がる古生物の世界と進化-

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    動物園で見られる現生動物と、その祖先のいきもの33種を取り上げている。カラーで大きめに描かれたイラストが目を惹く。どことなく現生動物と共通点がある姿のいきものもいるし、異なった姿のいきものもいて興味深い。題材も面白そうで、土屋氏が著者、木村由莉先生らが監修したという(私の中で)完璧な布陣とも言える古生物本だが、実は読み始めから目が滑って読み進むことが困難な時期があり、読み終わるまでに時間を要した。
    恐らくイラストより、より詳細な古生物・現生動物の説明があったほうが面白かったのではないか、と思う。誌面の都合上かわからないがざっくりとした説明に留まっている。それから、現生動物との大きさ比較に効果的

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    2022年09月28日
  • 化石の復元、承ります。古生物復元師たちのおしごと

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    国立科学博物館で2022/10/10まで開催中の「化石ハンター展」を題材に、古生物学に関わる様々な仕事(著者は「古生物復元師」と名付ける)を紹介する。
    展示物である化石骨格レプリカ作成、生体復元模型作成に、設計図たる化石そのもののデジタル復元、および3D設計、さらには展示のプランナー、空間デザイナー、主催、そしてこの本の編集者まで、「古生物」への様々な携わり方が描かれる。
    その意味では著者の前著『もがいて、もがいて、古生物学者!!』の副題が「みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから」から、「みんなが古生物学者になれるわけじゃないから」(でも関わり方はいろいろある)と裾野が広がる内容となっている

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    2022年10月01日
  • 化石の復元、承ります。古生物復元師たちのおしごと

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    国立科学博物館で令和4年7月から10月まで開催のされている化石ハンター展を裏方として支える様々な「古生物復元師」たちへのインタビュー本。
    古生物関係の特別展に、こんなに多様な専門職たちが関わっていると知って感心した。みんなまさにプロの仕事であると感じた。化石ハンター展を見に行きたくなった。

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    2022年08月18日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    小学校を卒業する年代の児童にお勧めの本を探して借りた1冊。

    国立科学博物館で小型哺乳類の化石研究を行っている女性古生物学者の成長ストーリー。
    著者は、小学生の時に恐竜の化石を手に乗せて「1億年前に時間を留めた生物の化石と、それを持つ今生きている自分」を感じてから恐竜好きになったのだそうだ。その後の”もがいてもがいて”夢の実現のために選んできた道のりが紹介されている。
    将来恐竜の勉強をしてゆくために何をすればよいのかを考え、実際にどのように勉強したり、動いてきたのか。
    そもそも本当に古生物の研究をしたいのかの見極め、たくさんある道筋のどれを選んできたのか。
    留学のタイミングはいつが良いのだろう

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    2022年02月17日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    国立科学博物館で小型哺乳類の化石研究を行っている若手研究者のこれまで。
    ヤングアダルトの分類になるが、この本もまた研究者になるための、そして研究者になってからの悪戦苦闘の歴史が興味深い。
    化石研究、と言えば恐竜や大型爬虫類の研究のイメージが強い。著者もジュラシックパークに影響を受けて恐竜研究を志すが、興味深いのは自分と周辺の状況を分析した上で、差分を埋めるために努力したり、う回路を当たったり、といったことが中高生のころから詳らかに描かれている点。わかっていても自分の弱点を冷静に見つめることは難しいし、目標との距離を埋めるために情熱を注ぐことも難しい。が、決してそれは不可能なことではない、と読者

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    2021年12月04日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    若き女性古生物学者の半生記。タイトルのとおり、必ずしも順風満帆ではなく、もがきながら道を切り拓いていく様子が描かれており、古生物学者(その他の分野の研究者も)を目指す子供や学生の良き羅針盤になると感じた。

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    2021年02月14日
  • パンダの祖先はお肉が好き! ?-動物園から広がる古生物の世界と進化-

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    動物園の人気者33種の現生動物の祖先をイラストで紹介する作品。進化の不思議さと可愛い動物たちが楽しい。

    ゾウやキリンの祖先、鼻、首などが短い姿、カワウソの祖先がアシカやアザラシの祖先の可能性、カバとクジラが近縁であったり、現生動物のルーツを探る。パンダは竹食だが本来はクマと同じで雑食のはず。なぜ竹食に特化したかは謎のよう。

    過去の生物は結局発見された一部分の骨の化石から推測するので難しくまた現生動物をモデルにせざるを得ないので似た物になってしまう。

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    2020年10月19日
  • もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから

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    物心がつくかつかないかの幼い時から“大好きな恐竜“を追い求めて、進学にせよ研究やフィールドワークにせよひたすら努力し、行動を続けられる情熱がとにかくすごい。
    著者の木村由莉さん世代の博士の方々に多大な影響を与えたという『ジュラシック・パーク』も今度観てみます。

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    2025年08月27日