デビッド・ロブソンのレビュー一覧

  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    この本の主題からは少しズレるが、以前から優秀な人とそうでない人って何が違うんだろうと不思議に思っていた。以前勤めていた会社はかつて名門と言われただけあって、同期にも部下にも一流大学を卒業した飛び切り頭の良い(はずの)人が多かった。ところがいざ仕事をさせてみると全く使えない、ということが珍しくなかった。仕事の進め方はデタラメだし 報告も要領を得ない。

    この本を読んで、その理由の一端が分かった気がした。入試で測定される能力(分析的知能と記憶力)は知能の一部でしかなく、仕事に要求される知性はそれよりずっと幅が広い。加えて本人の学ぶ意欲(好奇心)によって、その後の成長に差がついてくる。確かに言われて

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    2025年11月03日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    現代版「失敗の本質」という感じ。
    数々のテストや事例を踏まえると、自分は境界線に立っているなと思った。知的謙虚さ、オープンマインドは常に生活に組み込んでおきたいところ。

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    2025年09月22日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    大変有益かつ痛快で面白い一冊!
    自分の中で持っていた「賢さ」の定義や概念が大きく変わっちゃいました。

    本書の冒頭に出てくる、とある人物。
    この男は、エイズの原因がHIVであることや、フロンガスがオゾン層を破壊することを「科学的根拠がゼロあるいはほとんどない」ことの例として挙げ、ETや占星術を信じ込むような人物です。
    どう考えても知識も常識もない奴だと思われるかもしれませんが、実は彼はノーベル化学賞を受賞した人物なのです。
    それなのに、なぜ彼はこんな愚かな判断をしてしまうのか?
    そこが本書の大きなテーマであり、高いIQや専門知識が、必ずしも優れた判断や意志決定につながるわけではない、ということ

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    2025年09月19日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    手に取ったきっかけは最初の問題を見て間違えたことだった。自分にとってとてもタメになる本だった。
    知的謙虚さと内省という言葉が印象に残っている。
    本書で学んだことは仕事で活かすことができるし、自分の成長につながるものだった。
    そもそも賢さとは何なのか。考え直すいい機会だった。

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    2025年08月24日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    「自分が自信を持っていることでも、一度立ち止まって考え直してみよう」と語りかけてくれたと思う。人は思い込みが強い。自分はそうだ。そして他人もまた同じように思い込みを抱えているはずだ。
    同じような思い込みを持つ者同士が話し合えば、うまくいかないことは容易に想像できる。
    だからこそ、自分が一歩引く姿勢が重要だ。
    本書は、その必要性を理論的な裏付けとともに教えてくれたように感じる。

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    2025年08月13日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    頭が良いというのと、より良く判断できる、というのは、別の能力だというのがよく分かる。どうすればより良く判断できるか、何に気をつければ良いか、を理解することができれば、もっと物事を上手く進められるかも。個人的には、ファインマンの「人生の本当の喜びとは、あらゆる可能性をどこまで広げていけるのか、挑戦しつづけることにある」という言葉に深く共感した。

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    2025年07月26日
  • BRAIN BOOST(ブレイン・ブースト) 脳を変える究極のマインドセット

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    自分の信念・意思の力があらゆることに影響を及ぼしている。
    リフレーミング、自己肯定法を通じてマインドセット変えることで自分を変えていける

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    2025年07月18日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    身近な人たちにも大企業の経営者にも政治家にも専門家にもご多分に漏れず、合理的ではない判断をしたりバカなんじゃないかと思ってしまったりする人が結構な割合でいる。それは自分にも当てはまる。思想的に偏狭になってきたなーと自分でも思うことしばしばである。

    なぜそんなことになるのか?いつも疑問に思っていた。その答えのひとつはバイアスだ。私たちの思考はバイアスで満ちている。そしてそれは個人の問題にとどまらず組織にも及ぶ。

    本書はIQが高いのにバカになるのはなぜ?ということから始まり、私たちの判断を鈍らせ組織を不全化する様々なバイアスを説明する。謙虚に人の意見には適切に耳を傾けようと思う。

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    2025年06月10日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか。デビッド・ロブソン先生の著書。知性の高いインテリ高学歴者が愚行を犯す理由を探った一冊。だけれど知性の高いインテリ高学歴者が愚行を犯す確率はそうでない人が愚行を犯す確率とくらべるとずっと低い。知性の高いインテリ高学歴者が愚行を犯すを話題にされやすいから目立つだけ。知性の高いインテリ高学歴者の中で愚行を犯す人は一握り。知性の高いインテリ高学歴者が転落するところを見たい嫉妬まみれの大衆が多いだけなのかな。そうだとしたら悲しくなる。知性の高いインテリ高学歴者を尊敬して応援する社会じゃないと。

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    2025年04月20日
  • BRAIN BOOST(ブレイン・ブースト) 脳を変える究極のマインドセット

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    ロールシャッハテストのような黒いインクのシミみたいなイラストがあって「何が隠れているか」というクイズがある。これが全くわからない。わからないのだが、家の人とこれで少しだけ盛り上がる。小さい家人に対し「本を読むのは偉い事」という教育に利用されがちな私は、手に持つデュルケームの『自殺論』で場を凍らせる。それだと良くない気がして、差し出したのが本書の黒いシミ。年末年始は大過なく過ぎてゆく。

    このシミが何なのか、分かったあとは、そのようにしか見えなくなるというのが本書の補説だ。脳が一旦学習をすれば、そのパターンを覚え、期待形成するようになる。読書や勉強、経験などは、恐らくこれの積み重ねであり、黒いシ

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    2025年01月01日
  • BRAIN BOOST(ブレイン・ブースト) 脳を変える究極のマインドセット

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    The Expectation Effect:How Your Mindset Can Transform Your Life
    【目次】
    はじめに ──謎の「突然死」症候群  
    第1章 予測マシン:いかにして脳の「思い込み」は現実を作るのか
    第2章 信じれば治る:プラセボ(偽薬)治療の最前線から
    第3章 痛みと思考:ノセボという「呪い」を無毒化する方法
    第4章 脳のミラーシステム:こうして「陰謀論」は集団内に広まる
    第5章 肉体の限界は脳が決める:より速く、より強く、より健康に
    第6章 ダイエットのパラドックス:なぜ「ヘルシー」なものほど太るのか
    第7章 ストレスを科学する:恐れや不安をエネル

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    2024年08月20日
  • The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか

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    知性が高いとされるようなグループの人間でも、若しくはそれ故に愚かな行動や判断に陥るという視点からの認知科学サイエンス本。
    最近は認知科学系の本が沢山出ているので、切り口以外の部分は既知のものが多かった。

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    2024年08月18日
  • The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか

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    こういう人沢山いる。

    しなやかマインドセット、知的謙虚さを大切にしていきたい。仕事にもきっと必要。

    自分には見えないものがあることを意識することで少し変わるかも

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    2024年06月15日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    ネタバレ

    <目次>
    第1部  知能の落とし穴~高IQ、教育、専門知識がバカを増幅する
    第2部  賢いあなたがきをつけるべきこと
    第3部  実りある学習法~「根拠に基づく知恵」が記憶の質を高める
    第4部  知性ある組織の作り方

    <内容>
    昔から言われてきたことだが、賢いヤツほど実はバカ。世界の例がたくさん載っているが、日本でも「オウム真理教」などが最たる例だろう。第2部でそうならないための知恵が、またかゆいところに手が届くように、第4部では個人ではなく、組織になるとバカになる例が載っていて、それへの対処法(こちらが一番難しいかもしれないが)が載っている。頭の良さだけではなく、組織内の人間関係が影響される

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    2025年10月13日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    ・分析的知能、創造的知能、実務的知能
     IQが測るのは分析的知能のみ
    ・IQの高い人はアルコール消費量が多かったり、喫煙、ドラッグ経験の傾向
     つまり短期的利益と長期的弊害の比較は行われていない
    ・他者に自分の考えを説明しようと思うと多様な視点で考えがち
    ・自分のソマティックマーカーに敏感なほど他者の感情にも敏感
     アジア系の方にその傾向が多い
    ・自らの感情を描写できる人はバックグラウンドフィリング…所謂直感…を意識的に捉えられるため、その影響を排除できる可能性が高い
     感情の意味をはっきりさせて批判的に分析できる

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    2025年08月20日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    ネタバレ

    1. 「知性」は必ずしも賢明な判断に結びつかない

    ・高いIQ、教育、専門知識を持つ人が、逆に誤った判断や愚かな決断をすることがある。

    ・実際に、IQ190以上の天才でも平凡な人生を歩んだり、専門家が陰謀論や非科学的な信念に陥ったりする事例が紹介されている。

    2. 主な認知バイアス:「動機づけられた推論(マイサイド・バイアス)」

    ・知識や知性がある人ほど、自分の信念を正当化するために知能を使いがちで、都合の良い情報だけを選び取る傾向がある。

    ・専門家には「獲得されたドグマ主義」(acquired dogmatism)や「知識の呪い」が存在し、自分の専門分野以外を過小評価したり、新しい視

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    2025年08月11日
  • The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか

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    ネタバレ

    優れた知性と優れた洞察力は同じではない。キャリー・マリス、ポール・フランプトン、アーサー・コナン・ドイルなど。
    知能水準が高い人は、他人のアドバイスを受け入れず、自らの判断を正当化する主張が得意。その結果自分の見解に固執する。医療現場では深刻。

    「ジャックはアンを見ており、アンはジョージを見ている。ジャックは既婚だが、ジョージは違う」一人の既婚者が一人の未婚者を見ているのか。
    認知反射を測定するもの。陰謀論、フェイクニュースに騙されやすい。

    大抵の人はモノを考えているつもりで、先入観を組み替えているに過ぎない。

    フリン効果=年々IQが上昇し続ける問題。教育が進化して低年齢化しているから。

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    2025年07月21日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    知性的に見える人がなぜ陰謀論にハマったり、素人でもわかる失敗を犯すのか。いわゆるIQが高い人でも人間の認知の仕組みによって愚かな失敗を犯し、むしろ高い人特有のトラップがある。知性には一般的な意味だけでなくより解像度を上げた複数のベクトルの組み合わせによって構築されているのだと感じた。

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    2025年07月03日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    何故IQの高い人が目を疑う様な判断をしてしまうのか?を具体的事例を使って説明した本。
    人間の持つ複数のバイアスが必要な情報を勝手つんぼで遮断して貴重なFB情報、機会を逃してやらかしてしまう。色々と考えさせられる内容でした。
    改めてIQ、学歴だけで判断するのはやめようと思う。

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    2025年07月02日
  • The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか

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    なぜ賢い人ほど愚かな決断を下すのか 
    デビットロブソン 日本経済新聞
    ひたすら愛に憧れながら
    なぜ物質次元に執着し続けるのだろうか?
    先日読んだNEXASlも同じようなことを上下巻にもわたる本で繰り返し述べているが
    なぜ競争世界を卒業して切磋琢磨による相乗効果を目指さないのか?
    この世は調和を理解するために物質と言う重力場における摩擦界を作り出して相対し合う関係から学ぶことを選んだのではないのか?
    勝ち抜くことにのみかまけて
    誤諾を並べても何も始まらない
    部分感にまみれたこの世で果てしなく堂々巡りせずに
    勇気を出して反面教師に学ぶ場なのだと気づくべきなのだ

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    2025年05月12日