イザベラ・ディオニシオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
目の付け所が違うというか、平安時代に書かれた物語の紹介本がここまでモダンに感じられたことはない。
女性がここまで能力を発揮できた平安時代って一体どういう時代?!と思わずにはいられない。いつの時代にあっても“恋バナ“って魅力があるトピックなんですね。。。。
ただ、本当に一言一句イザベラ・ディオニシオさんが書かれたのかしら?四字熟語とか、一つ一つの表現があまりにも決まりすぎていてちょっと鼻につく感じ。。。編集・校正段階で色々な筆が入ってませんでしょうか?もっと普通っぽい表現、創作語でも良いので、イザベラさんの思いついたイタリア風(?)日本語の方がもっと味が出るんではないかと思うんですが、、、、 -
Posted by ブクログ
なかなか楽しく読めました。
この本で取り上げられている文学全てを読んだわけではないけれど、私自身も、なんだかなー、だめんずやんなこやつら、と思ってたことをスパッと指摘してくれてて。スッキリw
二部、三部と後半になるにつれて面白くなってきます。うわー、最悪やなこいつら、どうしようもねぇなー、と著者と一緒にムカつきつつも、かわいそうな女性達に肩入れしたり、時折挟まれる小説にさすが!出てくるやつはクズメンズやけど、作品は最高やな!と感心したり。
谷崎潤一郎の痴人の愛、遠藤周作のわたしが捨てた女、菊池寛の真珠夫人についての考察が特に面白かった。
読んでないやつ、まずは読みたいです。