アルネ・ダールのレビュー一覧

  • 狩られる者たち

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    ネタバレ

    スウェーデンミステリーらしい作品。
    次々と高レベルの作家が登場するなぁ。
    そして前作に続いて、また次作が待ち遠しいというラスト…

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    2021年09月10日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。ストックホルム警察犯罪捜査課のサム・ベリエルは同一人物による連続殺人だと主張するが、上司はそれを否定しまともに取り合おうとしない。しかしベリエルの主張の裏には、彼だけが知っている根拠があった。そしてついに彼は、容疑者へと辿り着く。だが尋問に臨んだベリエルを待ちかまえていたのは、予想を遥かに超える驚愕の事実だった―。『靄の旋律 国家刑事警察特別捜査班』が印象に残る作品だったので、翻訳が途絶えのを残念に思っていた。新シリーズはツイストがやや効き過ぎ。しかも次作に続くとは。楽しみである。

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    2020年10月08日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    三人の15歳の少女の失踪から始まる物語。三人はどこへ消えたのか。主人公のベリエルの捜査と途中で挿入される一つの挿話。緊張感や不安感が伝わってくる展開と徐々に犯人の姿が見えてくると同時に増していく狂気。シリーズの一作目としてすごく面白く、ラストの展開で次作が非常に楽しみになった。

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    2020年09月27日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    調子良過ぎる感があるけど、迷路に誘われ置いてきぼりにされた様な感覚の内容。章ごとに入れ替わる不思議感。他の方も書いていらしたが、先入観なしで読んで頂きたい。

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    2020年09月23日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    スウェーデン。少女失踪事件の有力な手掛かりを得て現場に踏み込んだべリエルたちだが,すでにそこには誰もいなかった。これは連続殺人事件なのか。当日撮影した写真の中に,あるヒントを見つけたが。

    またも北欧ミステリ。森林が多くて寒くてという感じが不気味さを盛り上げております。冒頭から,べリエルが時計大好きぽいことがわかるのですが,タイトルの意味と,なぜべリエルがこの事件に執着しているのかと,途中でえっまさかそっち・・・と思いきや展開がまた二転三転するのとで,読んでいてちょっと疲れます笑 いや,面白いけど。

    そして最後・・・事件解決のカタストロフィーは持たせつつも,最後・・・。
    続きものだったのか・

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    2020年08月23日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    監禁ものはつらいな、と思いつつ、

    もう一人の主人公の登場の仕方、それがバチバチ後相棒になっていく過程がかなり意外で面白い。

    早く次作を読みたい。

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    2020年08月15日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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     巻末の解説にある如く『型破りなミステリ・シリーズ』である。
    勘による捜査。ネットワークを駆使した現代的調査。警察のみではなく、よりグローバルに広安警察が絡む。随所に描かれる主人公・ベリエルの心象風景。
     
     次作が楽しみな展開の結末に、
    ジェフリー・ディーヴァーやジョー・ネスボに推薦される作家、アルネ・ダールと出会えた幸運を思う。

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    2025年07月18日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    仄暗い雨の描写と執念。信じられるのは自分だけ。幼い頃の体験から逃れられない彼ら…しかし一連の事件は序章にすぎない。この一冊がまるまるプロローグかのような驚愕のラスト。

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    2025年06月29日
  • 円環

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    始めは凄くのめり込んで読んだが、百ページ過ぎ越えた位で止まった。奥行きが感じれなかったのが理由。内容はめちゃ面白いから読まなきゃ、と言う、半分プレッシャー気分も後押ししてくれて読み終えた。
    TVドラマのブリッジを彷彿させた。まじ、ブリッジ続編をみたい。

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    2025年05月30日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    序盤は、何が起きているのかも各キャラクター像も掴みきれないまま展開していく。どうやら主人公のベリエルたち警察は少女の誘拐・監禁事件を追っていて、ベリエルだけがこれは連続した事件だと睨んでいるらしい。そして彼はすべての現場に写り込む一人の女性の存在に気付き、その女性ブロームを特定して尋問する。ところがそこから物語はひっくり返る。追っていたはずのベリエルはまんまとブロームの罠に嵌ったのだった。
    ベリエルとブロームの二人は同級生で、まだ10代だった遠い昔、彼らの学校にヴィリアムという奇形の転校生がやってきた。ヴィリアムはその容貌から酷いいじめを受けていたことから、ヴィリアムは特定の年代の少女に恨みを

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    2025年04月27日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    続きは気になる。
    でも、主人公ベリエルがどうにも肌に合わない。
    全体が湿った感じの暗さ全開なのも合わなかったなあ。
    モリー・ブロームが出てきてからが読みやすくて面白かった。

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    2025年01月22日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    いっちばん最後の最後でうわぁ〜って声が出てしまった。あぁああ。こわぁ〜。。

    他の方のレビュー見たら、どうやらシリーズは5作出ていて、そのうち2作目までは翻訳されることが決まってるらしい。

    アレックス読んだ時も思ったが…翻訳モノは苦手かもしれないなぁ。というか、ジェフェリーアーチャーとかスティーブンキングとか、ほとんどアメリカの作家さんしか読んでないからかも…アガサクリスティは読んだけど、数十年前で昔の訳って感じあるし。
    あ、そもそも非英語→英語→日本語 って訳されてるのね。え、これどういう意味?みたいなことが多々あってなかなか読み進むのに骨が折れた…

    ベリエルが何を感じて何を考えているの

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    2023年01月04日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    北欧のミステリを続けて読むと同じ作家の本かと錯覚し、物語も錯綜してしまう。
    北欧の小説から独特の気候を感じる。日本の小説では一度も思った事がない。凄い!

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    2022年08月09日
  • 狩られる者たち

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    CL 2022.3.23-2022.3.26
    「時計仕掛けの歪んだ罠」の続編。二週間後から話は始まる。
    人間関係や事件の構成がわかりにくいのと、事件の凄惨さとで、ちょっと怯む。
    前作も今回もけっこう中途半端な終わり方というのも残念。次作を読むときまた再読しないときっと細部は忘れているぞ。

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    2022年03月26日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    始まりは3人の連続誘拐事件を追う、スウェーデンミステリーの少し暗い話かと思ったが、途中から一変。
    暗い、もの悲しい雰囲気はそのままにサスペンスミステリーへ。
    なかなか面白くはあったが、動機等納得がいかないところもいくつかあり。次作ではっきりするのか。
    あんな終わり方をされると次作を読まざるをえない。

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    2021年05月03日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    映画っぽい。主人公は男性と女性のビジネスパートナー。脇役はすっと出てきてさっと消える。捜査の流れで地味なところは削って、映える瞬間だけを切り取って見せる。ISとかあるので映画はちょっとアレかもですが。文体はややくどい。

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    2021年04月03日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    CL 2021.1.5-2021.1.12

    出だしとラストは全く違う様相。
    前半は好きになれなくて、終盤面白くなってきたと思ったのに、あのラストはまた好きじゃないなー

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    2021年01月12日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

    nao

    ネタバレ 購入済み

    えーっ嘘でしょー!

    嘘でしょ、が最後を読んだ感想です

    現場を見て何かを感じるとどこかに行ってしまうか思考の深みにはまって動かなくなるか、という大変迷惑な主人公で、いかに有能でもこんな上司を持った部下は大変だーとウンザリしながら読んでいました。
    自分だけわかっている独り言が多く、挫折しそうな時に第二部の後半で新たな展開になります。
    結局、私は犯人が誰か分からなかったのですが、それは今後明らかになるんですかね?
    モヤモヤしながら最後まで行くとかなりの衝撃が待っています
    私はすごくショックでした
    あー、気が進まないけれど続きは気になるー
    全部シリーズが終わってから読みたかったです

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    2020年10月25日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    久々のアルネ・ダール。前作は若干モヤモヤした感じの読後感だったので、過剰に期待しないよう読んでみた。

    トラップ、歯車、連続失踪事件と、どうしてもジェフリー・ディーヴァーを連想してしまう序盤の展開に自然と不安感が増していったが、容疑者との尋問で不安な気持ちは吹っ飛んだ。ここまでのプロセスもいいし、だからこそのこの緊迫感は期待以上。十分すぎるページ数を残しての展開に浸っていたら、実は二重底のさらに奥にストーリーの素顔が隠されていたという驚愕の構成。

    犯人像もいいし、謎解きの部分も面白く読めたけど、事件の背後にあるものがパーソナルな事柄だったのが肩透かし。前半は警察小説で、後半は人間ドラマのよう

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    2020年10月17日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    待望の新シリーズ第一弾。本当の敵(黒幕)に対峙?する二作以降を期待させる出だし、という感じ。雌雄コンビを結びつける過去のエピソードが唐突に明らかになるのは我田引水の感があるが、熟成していくであろう二人の連係とは別に、鹿の目をした「弟子」との関係がどうなっていくのか楽しみ。

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    2020年09月03日