アルネ・ダールのレビュー一覧

  • 狩られる者たち
    先の見えない展開で、
    血生臭い話だけど嫌にもならず
    物語の中に引き込まれます。
    一気読みしたかった!
    結局、何日かに分けて読んだけど、あれどうなるんだろ?と他の事しながら先が気になる感じ。

    続編も訳されて発売されることを望みます‼︎
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    初のアルネ・ダール。
    翻訳ミステリ大賞シンジケートで紹介されていて読みたくなったので。

    評判どおり、物凄く面白かった!
    食傷気味だった北欧ミステリかつはみ出し刑事ものではあるけど、そんなこと吹っ飛ばすほどに面白かった。

    話の入りは北欧刑事ものではあるが、特に第二部の取調室の攻防以降、印象がガラリ...続きを読む
  • 狩られる者たち
    前作のラストから物語が始まる。

    今回も意表をつく展開の連続。
    冒頭からの、まるで断片のような逃亡シーンから煙に巻かれる。

    描写は実に細かいのだが、何が起きてるのが理解できないように話が進められ。それが突然全景が見えたかと思うと、一瞬で真相が変わって行く。

    実に見事に話が練られていて、事件を追う...続きを読む
  • 狩られる者たち
    「サム・ベリエル」シリーズ第二弾。前作『時計仕掛けの歪んだ罠』の驚きのラストを経ての今作。物語を通して不安や、焦燥、恐怖のようなものが流れている。刑事を辞め信じられるものがないなかで追い詰められていく展開と二転三転する捜査。犯人側の不気味さ、ベリエルの感じているもの、シリーズとしての謎の提示と今作も...続きを読む
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
     日本では8年前に『靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査官』一冊しか邦訳されていないが、スウェーデン本国では大御所の作家であるようだ。複数捜査官による警察小説を得意としつつ、別名義で純文学を書き、文芸評論家であり詩人でもあるいわゆる表現のプロ。そのイメージはページを開いたところからがつんと来る筆力を見る...続きを読む
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    「怒涛の展開」
    こんなにこの言葉が似合うミステリーは、滅多にない。

    どんな感想を書こうとしても、全てネタバレになるような気がして、書けない。

    北欧ミステリーは好物だけど、またひと味違う。
    印象的なのは「雨」……。

    でも、最後だけは気に入らない。
    次を「読まなければいけない」のと、「読みたくて仕...続きを読む
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
     今までに経験した事がないストーリー展開。一体どんな結末をむかえるのか。そして次作へと引っ張るその嫌らしさww。北欧ミステリーはこうでなくっちゃ!!
  • 狩られる者たち
    シリーズ第1弾より、こちらの方がさらに面白かった。まさかのまたまた続き物…
    ストーリーは面白いけれど、外国人特有のつまらない会話のキャッチボールが読んでいて辛い…
    と思って読み飛ばしていたら、直ぐ大切なことまでスルーしてしまいそうで怖い。
    次回作も期待します。
  • 狩られる者たち
    めちゃめちゃ引き込まれた。
    前作に引き続き猟奇的な事件の裏に巨大な影が見え隠れしてるのも良い。
    日本に来る北欧ミステリーあるあるかもだけど、こちらもベリエル&ブローム”シリーズ”になってて、本国では第五作まで出てるそうなので、ぜひ日本でも出してほしい。
  • 狩られる者たち
    少女連続失踪事件の被害者救出に貢献しながらも、刑事の職を辞することになったベリエル。それでもひとときの安堵に身を委ねていた彼を待っていたのは、あまりに衝撃的な“結末”だった。それから十日余り。雪原に建つ病院の一室で目覚めた男“サム・ベリエル”は、本能に導かれるかのごとく、逃走を試みる。一方、ベリエル...続きを読む
  • 狩られる者たち
     ぼくら読者が生きている現実と遠く離れたところ。政府、公安、警察そして個人が絡み合いつつ、個の犯罪と国家的策謀が絡み合う中、それらの複雑な力学に巻き込まれる個人=ストックホルム警察のサム・ペリエルと公安警察の元潜入捜査官モリー・ブロームを主人公にした四部作の二作目である。

     こう書いただけでだいぶ...続きを読む
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    北欧モノの例にもれず、陰鬱なトーンが全体を支配している。そして残酷な殺人事件…。

    文章が細密で、序盤の取り調べシーンの濃厚な描写は迫力満点。しかもそこからのプロットの展開も見事で、ラストまで一気に楽しめる。
    比喩や暗喩が多いうえに緻密な文章で読み応えあり。

    しかし、完全に事件は解決しておらず続編...続きを読む
  • 狩られる者たち
    スウェーデンミステリーらしい作品。
    次々と高レベルの作家が登場するなぁ。
    そして前作に続いて、また次作が待ち遠しいというラスト…
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。ストックホルム警察犯罪捜査課のサム・ベリエルは同一人物による連続殺人だと主張するが、上司はそれを否定しまともに取り合おうとしない。しかしベリエルの主張の裏には、彼だけが知っている根拠があった。そしてついに彼は、容疑者へと辿り着く。...続きを読む
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    三人の15歳の少女の失踪から始まる物語。三人はどこへ消えたのか。主人公のベリエルの捜査と途中で挿入される一つの挿話。緊張感や不安感が伝わってくる展開と徐々に犯人の姿が見えてくると同時に増していく狂気。シリーズの一作目としてすごく面白く、ラストの展開で次作が非常に楽しみになった。
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    調子良過ぎる感があるけど、迷路に誘われ置いてきぼりにされた様な感覚の内容。章ごとに入れ替わる不思議感。他の方も書いていらしたが、先入観なしで読んで頂きたい。
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    スウェーデン。少女失踪事件の有力な手掛かりを得て現場に踏み込んだべリエルたちだが,すでにそこには誰もいなかった。これは連続殺人事件なのか。当日撮影した写真の中に,あるヒントを見つけたが。

    またも北欧ミステリ。森林が多くて寒くてという感じが不気味さを盛り上げております。冒頭から,べリエルが時計大好き...続きを読む
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    監禁ものはつらいな、と思いつつ、

    もう一人の主人公の登場の仕方、それがバチバチ後相棒になっていく過程がかなり意外で面白い。

    早く次作を読みたい。
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    いっちばん最後の最後でうわぁ〜って声が出てしまった。あぁああ。こわぁ〜。。

    他の方のレビュー見たら、どうやらシリーズは5作出ていて、そのうち2作目までは翻訳されることが決まってるらしい。

    アレックス読んだ時も思ったが…翻訳モノは苦手かもしれないなぁ。というか、ジェフェリーアーチャーとかスティーブ...続きを読む
  • 時計仕掛けの歪んだ罠
    北欧のミステリを続けて読むと同じ作家の本かと錯覚し、物語も錯綜してしまう。
    北欧の小説から独特の気候を感じる。日本の小説では一度も思った事がない。凄い!