日本史史料研究会のレビュー一覧

  • 承久の乱研究の最前線

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    非常にニッチなテーマで、こんな本が出るのは素晴らしい。内容的には論文というには少し物足りないけど、読みやすさをとったと解釈したい。最後の方の日蓮の話とか、怨霊の話とかがこの本ならではで、面白い。

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    2025年07月19日
  • 信長研究の最前線 ここまでわかった「革新者」の実像

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    信長の最新研究を14人の研究者で説明する。

    教科書および、俗説レベルでの知識を前提とするため、初心者には難しいが、戦国時代好きならば、ぜひ読んでほしい。

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    2022年11月23日
  • 戦国期足利将軍研究の最前線

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    学生の頃に論文を書くためにお世話になった山田先生が共著されてる一冊。

    読みながら、三好長慶…って思った。

    懐かしいな。
    あの頃いっぱい読んだ古文書達。

    実家に帰ってたまに、眺めたい欲が…

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    2021年06月04日
  • 信長研究の最前線 ここまでわかった「革新者」の実像

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    信長研究の最新のものについて書かれている。

    興味深いのは、足利義昭との関係、および長篠の戦いについてのもの。いずれも通説とはだいぶ違うことが書かれている。ただしこれらも説の一つである。

    ただやはり、本書でも本能寺の変の動機について、一つの説の可能性について紹介はしているものの、これが確定または有力というわけではない。新たな資料の発見が待たれるところだろう。

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    2022年06月16日
  • 信長研究の最前線 ここまでわかった「革新者」の実像

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    2014年に刊行されたものの文庫化。洋泉社のは絶版だったので再刊はありがたかった。近年進展した研究状況をある程度俯瞰するのに有用と思われる。未購入の他の最前線シリーズも再刊されないかな…

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    2021年07月30日
  • 関ヶ原大乱、本当の勝者

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    ネタバレ

    白峰旬編著 戦い別の構成、知識ないのに寸評
    ①徳川家康の戦い
    現在の興味は(1)豊臣政権での具体的な権力
    (2)討伐から反逆への政変の構造
    ②上杉景勝の戦い
    人間性が窺える作品が最近でたようだが、今は
    直江兼続の暴走に振り回された印象
    ③伊達政宗の戦い
    情報不足から勝ち切れなかったと、大物なのか
    秀吉や家康による天下統一作業は政治力による
    強さだったので【時代遅れ】かもしれん
    ④最上義光の戦い
    東北の田舎で国盗り合戦んをしていたら、秀吉
    が政治決着が戦いのステージに代わった
    ⑤毛利輝元の戦い
    野心家なのは間違いないが、最後まで徹底でき
    なかった事情はなんだたのか?
    ⑥石田三成の戦い
    引退してた

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    2021年07月22日
  • 南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで

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    洋泉社版は読んでるので事実上の再読。以前に比べ自分の知識も増えてるからか、すらすらと読めた。前後の時代との連続性を意識すると理解が深まると思う。

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    2021年01月07日
  • 関ヶ原大乱、本当の勝者

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    巷間に流布している関ケ原の戦いの通説的理解を更新する一冊。大名ごとに章立てしてあり、前後の経緯も含めて分かりやすい。後世に創作されたエピソードの多さは、翻ってその重要性を示唆するものなのだろうか。

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    2020年10月14日
  • 戦国期足利将軍研究の最前線

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    応仁の乱以降の足利将軍に関する現在の研究成果がテーマ別に論述されている。冒頭で書かれている通り、一般読者にも分かりやすい叙述がされており、とても読みやすい。各章で紹介されている関連書籍も気になる。

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    2020年09月25日
  • 戦国期足利将軍研究の最前線

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     15世紀後半から17世紀に至る戦国時代には100年以上の時間があり、その間も室町幕府は征夷大将軍の下、続いていた。しかし、足利義昭が織田信長によって追放されるとこまで一気に話がとんでしまうのが普通になっている。
     本書は、この100年にわたる時間の出来事について、足利将軍家の動きに沿って目に見えるものにしていく。ここには、後の江戸時代へと繋がっていく歴史の流れを確かに確認することができる。
     各地域がそれぞれの思惑によって比較的自由に動いたこの時代、大きなエネルギーが蓄えられた時代だったのだろう。

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    2020年08月30日
  • 南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで

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    南北朝次第の偉人として有名な足利尊氏・楠木正成などの最新な研究を紹介しつつ、通俗的な理解と実際の歴史研究における彼らの姿を比較して紹介している本です
    研究とついて入るものの、内容はかなり入門的で初心者の方にこそおすすめです

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    2025年07月26日
  • 関ヶ原大乱、本当の勝者

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    関ケ原の戦いを戦いの1日、関ケ原だけでなく、その前後の動向について武将ごとにまとめてあり、わかりやすかった。
    ただ、題名の本当の勝者とは?それぞれの武将のその後での勝者、敗者なのだろうか。ここは少しモヤモヤが残った。

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    2021年12月04日
  • 南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで

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     森茂暁氏の『南朝全史』『闇の歴史、後南朝』と読んできて南北朝時代について関心が高まっていたので、本書が文庫で読めるようになったのは、とてもうれしい。

     本書は、編者呉座勇一氏による全体構成が述べられた前書きと15の論考から構成されている。各論考とも、最前線の名のとおり、最新の研究水準に立脚した興味深いテーマが取り上げられている。
     建武政権及び後醍醐親政の評価については、政権の政統治体制や宗教的特異性に着目する、例えば網野善彦の『異形の王権』があったが(自分も読んだ当時蒙を開かれたと感激した記憶がある)、大覚寺統の研究の進展により必ずしも後醍醐天皇に限ったことではないことが分かってくるなど

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    2020年11月15日
  • 信長研究の最前線 ここまでわかった「革新者」の実像

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     かつて洋泉社新書として刊行されていた最前線シリーズが、版元を替えて復刊されてきているのは、遅れてきた読者としては、感謝の一言。

     歴史家ならぬ一般読者としては、教科書の記述もあるが、歴史小説やドラマの描写に意図せずして影響されがちである。
     そうした意味で、本書のようなテーマ形式で、歴史学という学問の最新の成果を伝えてもらえるのは、大変ありがたい。場合によっては、事実ではないことが明らかになったり、実像とは異なる虚像であったりすることもあるかもしれないが、そろはやむを得ない。

     中世を打破し、新たな時代を切り開いた「革新者」のイメージが強い信長だが、先行する室町末期の幕府、朝廷の動向や、

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    2020年10月12日
  • 関ヶ原大乱、本当の勝者

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    関ヶ原の戦いの勝敗に決定的に作用した、小早川秀秋に対する家康の「問鉄砲」はなかったなど、へぇ~ということが沢山。
    小説だけを読んで歴史通を気取ってはいけないです。はい。

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    2020年10月04日
  • 戦国期足利将軍研究の最前線

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    近年、応仁の乱や観応の擾乱に関する新書がベストセラーになるなど、室町時代に関する関心が高まっている。ただ、多くの人にとってはー自分もそうだったがー義政の次は、義昭に飛んでしまい、信長によって幕府は滅んだという程度の知見しかないのではなかろうか。

    9代義尚から15代義昭までの将軍及びその時代の実相について、最前線の研究成果を平易に解説した本書は、そうした空白を埋めるに、もってこいの一冊である。

    応仁の乱後、足利将軍は実権を失い、細川氏や三好氏、あるいは信長の傀儡だったとの見方がややもすると強かったが、本当にそうだったのかを、近年急速に進んだ史料研究に基づき、各編で説明されている。

    裁判にお

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    2020年06月03日