日本史史料研究会のレビュー一覧
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ネタバレ白峰旬編著 戦い別の構成、知識ないのに寸評
①徳川家康の戦い
現在の興味は(1)豊臣政権での具体的な権力
(2)討伐から反逆への政変の構造
②上杉景勝の戦い
人間性が窺える作品が最近でたようだが、今は
直江兼続の暴走に振り回された印象
③伊達政宗の戦い
情報不足から勝ち切れなかったと、大物なのか
秀吉や家康による天下統一作業は政治力による
強さだったので【時代遅れ】かもしれん
④最上義光の戦い
東北の田舎で国盗り合戦んをしていたら、秀吉
が政治決着が戦いのステージに代わった
⑤毛利輝元の戦い
野心家なのは間違いないが、最後まで徹底でき
なかった事情はなんだたのか?
⑥石田三成の戦い
引退してた -
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森茂暁氏の『南朝全史』『闇の歴史、後南朝』と読んできて南北朝時代について関心が高まっていたので、本書が文庫で読めるようになったのは、とてもうれしい。
本書は、編者呉座勇一氏による全体構成が述べられた前書きと15の論考から構成されている。各論考とも、最前線の名のとおり、最新の研究水準に立脚した興味深いテーマが取り上げられている。
建武政権及び後醍醐親政の評価については、政権の政統治体制や宗教的特異性に着目する、例えば網野善彦の『異形の王権』があったが(自分も読んだ当時蒙を開かれたと感激した記憶がある)、大覚寺統の研究の進展により必ずしも後醍醐天皇に限ったことではないことが分かってくるなど -
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かつて洋泉社新書として刊行されていた最前線シリーズが、版元を替えて復刊されてきているのは、遅れてきた読者としては、感謝の一言。
歴史家ならぬ一般読者としては、教科書の記述もあるが、歴史小説やドラマの描写に意図せずして影響されがちである。
そうした意味で、本書のようなテーマ形式で、歴史学という学問の最新の成果を伝えてもらえるのは、大変ありがたい。場合によっては、事実ではないことが明らかになったり、実像とは異なる虚像であったりすることもあるかもしれないが、そろはやむを得ない。
中世を打破し、新たな時代を切り開いた「革新者」のイメージが強い信長だが、先行する室町末期の幕府、朝廷の動向や、 -
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近年、応仁の乱や観応の擾乱に関する新書がベストセラーになるなど、室町時代に関する関心が高まっている。ただ、多くの人にとってはー自分もそうだったがー義政の次は、義昭に飛んでしまい、信長によって幕府は滅んだという程度の知見しかないのではなかろうか。
9代義尚から15代義昭までの将軍及びその時代の実相について、最前線の研究成果を平易に解説した本書は、そうした空白を埋めるに、もってこいの一冊である。
応仁の乱後、足利将軍は実権を失い、細川氏や三好氏、あるいは信長の傀儡だったとの見方がややもすると強かったが、本当にそうだったのかを、近年急速に進んだ史料研究に基づき、各編で説明されている。
裁判にお