P.G. ウッドハウスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
国書刊行会のジーヴスもの、3冊目。
万能執事ジーヴスとお気楽な若主人バーティーが登場するシリーズの短編集。
他で出しているジーヴズものの1冊目とたぶん2作だぶっているので、ちょっと既視感がありましたが〜
まだゼンゼン飽きてないので、微妙な翻訳の違いを(正確に覚えているわけじゃありませんけど)味わいつつ、楽しい時間を過ごしました。
おそるべきグロソップ嬢そっくりの従姉妹やサー・ロデリックなど敵役?もにぎやか。
おっかない親戚はバーティー自ら「この世のバカの面倒を見る天の配剤」と認めているのが笑えます。
いやこの親戚も堅物なりにおバカさんなんですよね〜。
「刑の代替はこれを認めない」で、友人の恐 -
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Posted by ブクログ
ジーブスシリーズは、どれも似たような、軽快でクスッと笑えて後に残らないお話だ。でもやはり面白いので、特に日常生活…仕事など…が忙しいときなどに読みたくなる。そして、読むと愉快な気持ちになれる。
今作はバートラム・ウースターがハマって練習を重ねる楽器に不快感を持ったジーブスが彼の元を去り、ウースターの友人のところに勤めはじめるという衝撃の内容。この友人と、ウースターがかつて婚約をしたアメリカ人の富豪の娘の恋愛が絡んで、いつものドタバタ喜劇の幕があがる。
突拍子もないのだが、英国の貴族世界の文化を覗き見れるのがたいへん興味深いし、その中で生きる人たちの大仰な言葉遣いとチグハグなおマヌケさが面白い。