P.G. ウッドハウスのレビュー一覧

  • よしきた、ジーヴス
    友人や従兄の悩みを解決するために乗り出したウースターのてんてこまいさに笑い、最後のジーヴスの解決法に感心する。共通の敵を作るってのは少年漫画の基本!
  • よしきた、ジーヴス
    バーティー&ジーヴスシリーズの長編。奮闘するものの結局は事態を混乱させるだけのバーティーにわかっていても笑ってしまう。さりげなく意趣返しするジーヴスの腹黒い解決策も見事
  • 比類なきジーヴス
    主人公バーティーやその友人ビンゴが、賭け事だの想い人への告白だのでおマヌケな行動を繰り返し、執事ジーヴスが事を収める…というパターンの短編連作。

    いい意味で予定調和な作品だと思う。
    パターン化された話であるがゆえに、安心してハラハラ出来ると言うか、水戸黄門を見ている時の感覚に近い。
    正直、バーティ...続きを読む
  • 比類なきジーヴス
    ギャグたっぷりで、ずっと楽しいまま読み終わった。

    どんなトラブルも天才的に解決してしまう天才執事ジーヴスは絶対に間違ったことをしない。
    雇い主のバーディーが友人から相談を受ける時も「お前にしてもらいたいのはこの話を全部ジーヴスにして、奴がどうすればいいのか聞いてくることだ」と言われるほど。

    けど...続きを読む
  • ジーヴスと封建精神
    一組の恋人同士が仲違いして、ダリア叔母さんの金銭問題とかエキセントリックな客人とかが絡みに絡まって、バーティーが元彼女と望まぬ結婚をさせられそうになる、またこのパターンかいっ!って思うのに、やっぱり面白いからついつい読んじゃう。今回は伏線回収が見事!「いつわりの真珠」の章は痛快だったなあ。
    口ひげを...続きを読む
  • でかした、ジーヴス!
    お坊ちゃまバーティー・ウースターと頭脳明晰な完璧執事ジーヴスの普通でない日常を描いた短篇11作。今回もおおいに笑わせてくれる。ウッドハウスのふざけた序文も効いている。短篇タイトル『ジーヴスと迫りくる運命』『シッピーの列島コンプレックス』『ジーヴスとクリスマス気分』『ジーヴスと歌また歌』『犬のマッキン...続きを読む
  • よしきた、ジーヴス
    バーティーの元に旧友が訪ねてきた。引きこもりのイモリマニア、ガッシー・フィンク=ノトル。いや、彼が訪ねた相手は正確には助言者としての名声高いジーヴスだったのだが。ともあれ友人の恋わずらいに尽力しようという極めて理想的な主従の会話に「英国では不適切な」白いメスジャケットが影を落とし、不穏な雰囲気に。ミ...続きを読む
  • ジーヴスと恋の季節
    ただでさえややこしい恋愛模様に、バーティーとキャッツミートとガッシーの替え玉作戦でもうなにがなんやら。
    読んでる方が恐れている(期待してる?)事態にどんどん話が進んでいくのがもう可笑しくてしょうがない。様式美万歳!
    あとガッシーは早く結婚してあげて
  • がんばれ、ジーヴス
    とりあえずジーヴスものだけ読み終わったところです。
    短編はまだ未読。

    素敵なセリフ回しをちょっとずつ楽しみながら読みました。
    ちょっとしたことでポプラになるバーディが可愛い!
    ガッシーとマデラインが仲違いしたのがつらかったのですが。
    すごく好きなカップルだったので。
    個人的に超可愛いと思うのです、...続きを読む
  • ジーヴスの帰還
    最後の短編をずっと読んでいなかったのですが
    最近読み終えたので。
    最後のは、ジーヴスコンビが出てこないお話なのですよね。
    でもボビー嬢が意外と知略を働かせていておもしろかったです。
    斜め後ろの被害がこないところで見ていたいお方です。

    例のポプラのまねを繰り返すバーディおぼっちゃまが
    いとおしくてな...続きを読む
  • ジーヴスと朝のよろこび
    クレバーでありながら同じくらい大胆。ジーヴスはほんとに見上げた男だ。しかし船乗りシンドバッドのコスプレってそんなに通なチョイスなのか。固執するバーティーかわいいよ
  • ジーヴスの帰還
    読み始めたばかり。
    しょっぱなからジーヴスなしで難題に挑まなくてはならなくなったバーティーが相変わらず首までスープに浸かってる姿が楽しい。
    ちょっと文章が冗長になってきてる気がする。
    中盤から最後にかけては楽しくなってくる。
  • ジーヴスと封建精神
    病床から病床へと回し読みされる『ジーヴスと封建精神』だけが、憂鬱を軽減してくれるただひとつの慰安でありました。(あとがきより)
  • サンキュー、ジーヴス
    ジーヴスが辞表提出で、バーティーが一人問題解決に奮闘する話かと思ったらそんなことはなく、相変わらずジーヴスに頼りまくりのバーティーであった。会話が冴えに冴えてて読んでる間ほんとに楽しかった。しかしブリンクレイは真面目にしかるべき施設にぶち込んだほうがいいと思います。
  • ウースター家の掟
    バーティーとダリア叔母さんが結構ナイスコンビ。バーティーが愛されていてよかったというあとがきに同感。でもトラブルにも愛されすぎだよね。終盤はハイスピードなババ抜きをやってるみたいだった。しかもババはいくつもあるという。バーティーほんとにお疲れさま!しかしこれ半日間の出来事なんだよね。濃密すぎ。
  • それゆけ、ジーヴス
    やっぱりいいわあ。バーティーのお人よしっぷりが光る一冊であった。
    「バーティー考えを改める」を読んだら、一こ前に読んだ「よしきた、ジーヴス」をジーヴスの一人称で語ってほしくなった。もしかしてバーティーが引き起こしたように思われたトラブル諸々も、ジーヴスが裏でそうなるように誘導してたんじゃないのか…
  • ジーヴスと朝のよろこび
    アガサ伯母さん回避とジーヴスの釣りのために田舎にやってきたバーディ。アガサ伯母さんの夫との対決と2組の恋人たちの騒動。

     2009年12月2日再読
  • でかした、ジーヴス!
    ジーヴスものは楽しい!いつものパターンでも吹き出します。国書刊行会のウッドハウスコレクションの5冊目。06年7月発行。原作は1930年。いぜんは世紀初頭ぐらいのイメージで読んでましたが、クララ・ボウにグレタ・ガルボが少年の憧れという時代なんですね。作品中に投影があると言われる義理の娘のあとがきやウッ...続きを読む
  • ジーヴスと恋の季節
    ストーリーが凝っていて、複雑に絡まった糸がほぐれるラストは清々しい。バーティとジーヴスが主従関係を解消(仮)してしまい、二人のやり取りがやや少ないのが淋しい。でも、バーティのジーヴスへの信頼はいつも通り。執事モノとしては素晴らしいの一言につきりジーヴスシリーズ8冊めだった。
  • でかした、ジーヴス!
    粒ぞろいな11篇が収録。いつもの面々がいつものしょうもない騒動を起こし、バーティがキチガイ扱いされたり、白鳥に追い回されたり、片思いをジーヴスに却下されたりと賑やか。あまり突飛な服装をしなくなったのがいささか寂しく、そろそろビンゴの話しはもういいよ、と思えてくるので★一つ減。