P.G. ウッドハウスのレビュー一覧

  • でかした、ジーヴス!

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    バーディーも結構惚れっぽいんだなぁと感じた巻。友達のキューピッド役でわたわたしてるバーディーもかわいいけど、自分の恋路をジーヴスに反対されてつんけんしてるバーディーもかわいい。訳者あとがきに紹介されているウッドハウスのエピソードもとてもすてき

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    2012年02月28日
  • ウースター家の掟

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    ダリア叔母さんが今回大活躍。さらにバーティーの苦労っぷりもすさまじかった。ただ、今までのシリーズキャラエピソードを引きずってきているので、そっちの内容を覚えているうちにこちらを読めば良かった…ちょっと時間を空けすぎて前の話を忘れちゃってるところがあって…。今度再読するときは通しで読みます。
    タンスの上に駆け上がるシーンは大好きだ!

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    2012年02月12日
  • それゆけ、ジーヴス

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    ネタバレ

    腐った目から見ると、今回のジーヴスには実にドキドキさせられた。ジーヴスに、というよりは、日本語の表現に、というべきなのかもしれないし、そもそもウッドハウスがねらって表現したのかもしれない、なんて考えるのはバイアスがかかりすぎているだろうか。100ページでバーディーの唇の上に請求権を行使しようとする(という表現)なんて、まさしくそっちか!?と思わせるに十二分だ。・・・まあ、ここは思いっきり表現の問題なのだけど。

    常々、バーディーはジーヴスを誉めちぎっているけれど、ジーヴスはバーディーをどう思っているのか気になっていた。いつも頼られ、利用?され、それを恭しく受けるのは、主従関係がなせる技なのか…

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    2012年01月05日
  • お呼びだ、ジーヴス

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    バーティが職業訓練学校に通うため、バーティの友人のところで働くことになったジーヴス。バーティ不在の外伝。

    バーティがいないジーヴスは、普段より羽目を外しているような感じ。おもしろいけれど、やっぱりバーティに仕えていてほしい!

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    2011年12月10日
  • よしきた、ジーヴス

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    ネタバレ

    友人や従兄の悩みを解決するために乗り出したウースターのてんてこまいさに笑い、最後のジーヴスの解決法に感心する。共通の敵を作るってのは少年漫画の基本!

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    2011年11月04日
  • よしきた、ジーヴス

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    バーティー&ジーヴスシリーズの長編。奮闘するものの結局は事態を混乱させるだけのバーティーにわかっていても笑ってしまう。さりげなく意趣返しするジーヴスの腹黒い解決策も見事

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    2011年05月30日
  • 比類なきジーヴス

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    主人公バーティーやその友人ビンゴが、賭け事だの想い人への告白だのでおマヌケな行動を繰り返し、執事ジーヴスが事を収める…というパターンの短編連作。

    いい意味で予定調和な作品だと思う。
    パターン化された話であるがゆえに、安心してハラハラ出来ると言うか、水戸黄門を見ている時の感覚に近い。
    正直、バーティーの流され体質とビンゴの調子の良さにイラッとすることが多く、オチまで読むと胸がすいた。
    この話の面白さは、二人の滑稽さとジーヴスの有能さのギャップにあると個人的に思う。

    ジーヴスはやたらと広い交友関係を駆使して情報を仕入れるし、密かな根回し、買収もお手の物。
    全部バーティーのためかと思いきや、ちゃ

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    2015年04月04日
  • 比類なきジーヴス

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    ギャグたっぷりで、ずっと楽しいまま読み終わった。

    どんなトラブルも天才的に解決してしまう天才執事ジーヴスは絶対に間違ったことをしない。
    雇い主のバーディーが友人から相談を受ける時も「お前にしてもらいたいのはこの話を全部ジーヴスにして、奴がどうすればいいのか聞いてくることだ」と言われるほど。

    けど、どんな要望もこなせる天才執事でも、主人の奇抜なファッションだけは許せない。
    バーディーが紫のスパッツなぞはこうもんならジーヴスの態度はどことなーく冷たくなり、バーディーがどんなトラブルに巻き込まれても知らん顔。そしてバーディーはスパッツを手放さざるをえなくなる。
    このやりとりもまた可愛い。

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    2019年01月16日
  • ジーヴスと封建精神

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    一組の恋人同士が仲違いして、ダリア叔母さんの金銭問題とかエキセントリックな客人とかが絡みに絡まって、バーティーが元彼女と望まぬ結婚をさせられそうになる、またこのパターンかいっ!って思うのに、やっぱり面白いからついつい読んじゃう。今回は伏線回収が見事!「いつわりの真珠」の章は痛快だったなあ。
    口ひげを生やしたぐらいじゃもうジーヴスはバーティーを見捨てたりしないね。一作目より、随分仲良しになったものだ。

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    2010年10月17日
  • でかした、ジーヴス!

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    ネタバレ

    お坊ちゃまバーティー・ウースターと頭脳明晰な完璧執事ジーヴスの普通でない日常を描いた短篇11作。今回もおおいに笑わせてくれる。ウッドハウスのふざけた序文も効いている。短篇タイトル『ジーヴスと迫りくる運命』『シッピーの列島コンプレックス』『ジーヴスとクリスマス気分』『ジーヴスと歌また歌』『犬のマッキントッシュの事件』『ちょっぴりの芸術』『ジーヴスとクレメンティーヌ嬢』『愛はこれを浄化す』『ビンゴ夫人の学友』『ジョージ伯父さんの小春日和』『タッピーの試練』ビンゴ夫人の学友を巡ってのドタバタが可笑しい。女の友情って…^^;Very Good,Jeeves!P.G.Wodehouse1930

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    2012年03月02日
  • よしきた、ジーヴス

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    ネタバレ

    バーティーの元に旧友が訪ねてきた。引きこもりのイモリマニア、ガッシー・フィンク=ノトル。いや、彼が訪ねた相手は正確には助言者としての名声高いジーヴスだったのだが。ともあれ友人の恋わずらいに尽力しようという極めて理想的な主従の会話に「英国では不適切な」白いメスジャケットが影を落とし、不穏な雰囲気に。ミスターイモリ氏の恋に、従姉妹の婚約解消、叔母夫婦家の混迷…問題が山積するブリンクレイ・コートで孤軍奮闘するバーティー。アイデア冴えわたる今回はジーヴスに頼らず自力でどうにかできるのか?舞台をロンドンからウースターシャーなるダリア叔母さんの私邸ブリンクレイ・コートへ移した長編。周りのこじれた人間関係に

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    2012年03月02日
  • ジーヴスと恋の季節

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    ただでさえややこしい恋愛模様に、バーティーとキャッツミートとガッシーの替え玉作戦でもうなにがなんやら。
    読んでる方が恐れている(期待してる?)事態にどんどん話が進んでいくのがもう可笑しくてしょうがない。様式美万歳!
    あとガッシーは早く結婚してあげて

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    2010年07月06日
  • がんばれ、ジーヴス

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    とりあえずジーヴスものだけ読み終わったところです。
    短編はまだ未読。

    素敵なセリフ回しをちょっとずつ楽しみながら読みました。
    ちょっとしたことでポプラになるバーディが可愛い!
    ガッシーとマデラインが仲違いしたのがつらかったのですが。
    すごく好きなカップルだったので。
    個人的に超可愛いと思うのです、マデライン。
    …奥さんにしたいかどうかは確かに別ですけど^^;

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    2010年06月23日
  • ジーヴスの帰還

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    最後の短編をずっと読んでいなかったのですが
    最近読み終えたので。
    最後のは、ジーヴスコンビが出てこないお話なのですよね。
    でもボビー嬢が意外と知略を働かせていておもしろかったです。
    斜め後ろの被害がこないところで見ていたいお方です。

    例のポプラのまねを繰り返すバーディおぼっちゃまが
    いとおしくてならない、です…^^!
    5月下旬には新刊が出るそうです。
    >ジーヴスものの長篇1編と、他3編の短篇を収録。
    ということなので、他3篇はジーヴスものではないのかな…?
    なんにせよ楽しみです^^

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    2010年05月11日
  • ジーヴスと朝のよろこび

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    クレバーでありながら同じくらい大胆。ジーヴスはほんとに見上げた男だ。しかし船乗りシンドバッドのコスプレってそんなに通なチョイスなのか。固執するバーティーかわいいよ

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    2010年04月28日
  • ジーヴスの帰還

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    読み始めたばかり。
    しょっぱなからジーヴスなしで難題に挑まなくてはならなくなったバーティーが相変わらず首までスープに浸かってる姿が楽しい。
    ちょっと文章が冗長になってきてる気がする。
    中盤から最後にかけては楽しくなってくる。

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    2010年09月17日
  • ジーヴスと封建精神

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    病床から病床へと回し読みされる『ジーヴスと封建精神』だけが、憂鬱を軽減してくれるただひとつの慰安でありました。(あとがきより)

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    2010年03月28日
  • サンキュー、ジーヴス

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    ジーヴスが辞表提出で、バーティーが一人問題解決に奮闘する話かと思ったらそんなことはなく、相変わらずジーヴスに頼りまくりのバーティーであった。会話が冴えに冴えてて読んでる間ほんとに楽しかった。しかしブリンクレイは真面目にしかるべき施設にぶち込んだほうがいいと思います。

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    2010年03月27日
  • ウースター家の掟

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    バーティーとダリア叔母さんが結構ナイスコンビ。バーティーが愛されていてよかったというあとがきに同感。でもトラブルにも愛されすぎだよね。終盤はハイスピードなババ抜きをやってるみたいだった。しかもババはいくつもあるという。バーティーほんとにお疲れさま!しかしこれ半日間の出来事なんだよね。濃密すぎ。

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    2010年01月08日
  • それゆけ、ジーヴス

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    やっぱりいいわあ。バーティーのお人よしっぷりが光る一冊であった。
    「バーティー考えを改める」を読んだら、一こ前に読んだ「よしきた、ジーヴス」をジーヴスの一人称で語ってほしくなった。もしかしてバーティーが引き起こしたように思われたトラブル諸々も、ジーヴスが裏でそうなるように誘導してたんじゃないのか…

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    2009年12月18日