P.G. ウッドハウスのレビュー一覧

  • 比類なきジーヴス
    英国ユーモアってこういうのか、と言いたくなるような、このおバカさんっぷり。
    執事・ジーヴスがスーパーなのか、主人・バーティがおバカさん過ぎるのか…
    なんてことのない出来事がなぜか大騒動に。
    テンポのよさと場面設定の変化のバランスがよく、あくせくしないで読み進められる。
    がつがつハマりこんで読む、とい...続きを読む
  • でかした、ジーヴス!
    ジーヴスシリーズの短編集。
    くすっと笑える話がそろってます。
    頭脳明晰なジーヴスと、お騒がせなウースター家の面々のやりとりは、いつだって秀逸ですね。
  • 比類なきジーヴス
    お金持ちだけど、愛すべきおバカさんな主人公バーティーと、どこをとっても完全無欠な天才執事ジーヴスの物語。静穏な暮らしを望むバーティーですが、そのお人よしが災いしてか、恋愛体質の親友や、何かと口うるさい伯母、愉快な双子などが次々とトラブルを運んできます(笑)そのトラブルひとつひとつは本当にくだらなく些...続きを読む
  • ウースター家の掟
    バーティーは頑張りすぎ。バーティーが頑張れば頑張るほど、張り切れば張り切るほど、事態はひどい方向に。もちろんそれが読者の望むところだけど。
    バーティーのおかげでちんぷんかんぷんになっていることが多いが、古典的な英文学作品からの引用が随所にみられるのもこのシリーズの面白いところ。
  • ウースター家の掟
    トラブルに巻き込まれ、有能な執事ジーヴスの助けで乗り越えてゆく、というお決まりの展開をたどる長編。ただしおもしろい。

    要所要所でくすくす笑いながら、今回はやけに激しくトラブルに見舞われるバーティーがかわいそうに・・・・
    でも最後、バーティーはちゃんと愛されていたんだということが分かり、なんだかほっ...続きを読む
  • ジーヴスと朝のよろこび
    お馴染みジーヴスものの長編。仮面舞踏会の場を想像するとおかしい。でもやっぱりこのシリーズは短編の方が好きだな。
  • それゆけ、ジーヴス
    とにかく最初の願望通りのハッピーエンド、というのではなく、現状とりうる最高の策で大団円という流れなので、気持ちよく読み終われました。
    原文との比較はしていないので無責任なことは言えませんが、こちらの本の訳文は他本よりユーモアを文脈に即して日本語に引き付けている(ので読みやすい)ように感じました。
  • 比類なきジーヴス
    バーティーにはロクな友達がいないなあ。
    毎度毎度面倒事の尻拭いをさせられあげくお金をたかられ文句ばかり言われる始末。でもまた厄介ごとが起こるとバーティーに相談にくる友人たち。ジーブスって実は相当面白い。ちなみに14章のジーヴスとハロルドの話が一番笑った。「記憶にございません」って(笑)
  • それゆけ、ジーヴス
    ちょっと間抜けな有閑紳士バーティに、次々と難題が降りかかる。一生懸命やればやるほどドツボにはまるバーティー、しかし万事休すと思われた瞬間に、従僕(本書では執事)ジーブスが鮮やかな手並みで解決する。長短編とりまぜたシリーズの一冊で、本国では百年のベストセラー。書かれた時期がミステリ黄金時代と重なってい...続きを読む
  • よしきた、ジーヴス
    ジーヴス二冊目です。
    今回は一冊通して可愛い従妹の婚約を建て直し、自分に降りかかりそうなメルヘン史女との縁談を他所に落ち着けて大立ち回りをしています。
    面白かったけどジーヴスで長編はもういいや。
  • 比類なきジーヴス
    バーンズが面白いと言っていたら友達に勧められた。バーンズとはあまり似た雰囲気ではないけどなかなか面白かったです。

    最初バートラム(貴族)を書いてある通りのどうしようもない馬鹿だと思って読んでいて、ついつい風采の上がらない道楽息子を思い浮かべてたんだけど、途中で間違いに気づいた。
    馬鹿ってこれ、頭の...続きを読む
  • サンキュー、ジーヴス
    バーティーとジーヴスの絆が覗き見える本書。
    辞職した後も何だかんだでバーティーを気にかけてくれるジーヴス。独身紳士の下で働くのを望むジーヴスは、現時点の雇用主が妻を娶らんと奮闘中であるのを見て、御しやすいバーティーに再び雇われるのが最善、と考えて行動したんだろうけど…バーティーを「黄金のハートの持ち...続きを読む
  • でかした、ジーヴス!
    バーティーは何度逃亡すれば済むんだと突っ込みたくなる短編集。
    森村たまき翻訳のジーヴスシリーズではこの本が最後の短編集ということで、寂しいような気もする。
  • サンキュー、ジーヴス
    そもそもの発端はバンジョレレ(バンジョーとウクレレの間の子といわれる楽器)から。
    ロンドンのタウンハウスでバーティーが掻き鳴らすバンジョレレの音色は、周辺住民だけでなくジーヴスにも不評で、ついにはジーヴスがバーティーの元を去ることに…。
    ジーヴス無しでやっていけるのか?バーティー?
    いやぁ、いいね。...続きを読む
  • よしきた、ジーヴス
     オチのジーヴスの計略がドSすぎて笑った。ご主人を夜通し走らせるってひどすぎるだろ!しかもバーティーが笑いものになることで皆丸く収まって…。ジーブスは本当に心理学者か総理大臣になったほうがいい。バーティーは結果的に困るだろうけど。
  • ウースター家の掟
    銀製うし型クリーマー奪還、親友と従姉妹、二組のカップルのゴールインとの使命を帯びたバーティーは、かつて自分を裁いた判事の大邸宅に乗り込むと…。有閑貴族青年バーティー・ウースターと完全無欠執事ジーヴスの非凡な日常を描くシリーズ、長編。ウースター家の掟「友を落胆させるべからず」「女性の求愛を拒絶するなか...続きを読む
  • でかした、ジーヴス!
    バーディーも結構惚れっぽいんだなぁと感じた巻。友達のキューピッド役でわたわたしてるバーディーもかわいいけど、自分の恋路をジーヴスに反対されてつんけんしてるバーディーもかわいい。訳者あとがきに紹介されているウッドハウスのエピソードもとてもすてき
  • ウースター家の掟
    ダリア叔母さんが今回大活躍。さらにバーティーの苦労っぷりもすさまじかった。ただ、今までのシリーズキャラエピソードを引きずってきているので、そっちの内容を覚えているうちにこちらを読めば良かった…ちょっと時間を空けすぎて前の話を忘れちゃってるところがあって…。今度再読するときは通しで読みます。
    タンスの...続きを読む
  • それゆけ、ジーヴス
    腐った目から見ると、今回のジーヴスには実にドキドキさせられた。ジーヴスに、というよりは、日本語の表現に、というべきなのかもしれないし、そもそもウッドハウスがねらって表現したのかもしれない、なんて考えるのはバイアスがかかりすぎているだろうか。100ページでバーディーの唇の上に請求権を行使しようとする(...続きを読む
  • お呼びだ、ジーヴス
    バーティが職業訓練学校に通うため、バーティの友人のところで働くことになったジーヴス。バーティ不在の外伝。

    バーティがいないジーヴスは、普段より羽目を外しているような感じ。おもしろいけれど、やっぱりバーティに仕えていてほしい!