P.G. ウッドハウスのレビュー一覧
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ジーヴスシリーズの短編集。
くすっと笑える話がそろってます。
頭脳明晰なジーヴスと、お騒がせなウースター家の面々のやりとりは、いつだって秀逸ですね。Posted by ブクログ -
バーティーは頑張りすぎ。バーティーが頑張れば頑張るほど、張り切れば張り切るほど、事態はひどい方向に。もちろんそれが読者の望むところだけど。
バーティーのおかげでちんぷんかんぷんになっていることが多いが、古典的な英文学作品からの引用が随所にみられるのもこのシリーズの面白いところ。Posted by ブクログ -
とにかく最初の願望通りのハッピーエンド、というのではなく、現状とりうる最高の策で大団円という流れなので、気持ちよく読み終われました。
原文との比較はしていないので無責任なことは言えませんが、こちらの本の訳文は他本よりユーモアを文脈に即して日本語に引き付けている(ので読みやすい)ように感じました。Posted by ブクログ -
バーティーにはロクな友達がいないなあ。
毎度毎度面倒事の尻拭いをさせられあげくお金をたかられ文句ばかり言われる始末。でもまた厄介ごとが起こるとバーティーに相談にくる友人たち。ジーブスって実は相当面白い。ちなみに14章のジーヴスとハロルドの話が一番笑った。「記憶にございません」って(笑)Posted by ブクログ -
ジーヴス二冊目です。
今回は一冊通して可愛い従妹の婚約を建て直し、自分に降りかかりそうなメルヘン史女との縁談を他所に落ち着けて大立ち回りをしています。
面白かったけどジーヴスで長編はもういいや。Posted by ブクログ -
バーティーとジーヴスの絆が覗き見える本書。
辞職した後も何だかんだでバーティーを気にかけてくれるジーヴス。独身紳士の下で働くのを望むジーヴスは、現時点の雇用主が妻を娶らんと奮闘中であるのを見て、御しやすいバーティーに再び雇われるのが最善、と考えて行動したんだろうけど…バーティーを「黄金のハートの持ち...続きを読むPosted by ブクログ -
バーティーは何度逃亡すれば済むんだと突っ込みたくなる短編集。
森村たまき翻訳のジーヴスシリーズではこの本が最後の短編集ということで、寂しいような気もする。Posted by ブクログ -
そもそもの発端はバンジョレレ(バンジョーとウクレレの間の子といわれる楽器)から。
ロンドンのタウンハウスでバーティーが掻き鳴らすバンジョレレの音色は、周辺住民だけでなくジーヴスにも不評で、ついにはジーヴスがバーティーの元を去ることに…。
ジーヴス無しでやっていけるのか?バーティー?
いやぁ、いいね。...続きを読むPosted by ブクログ -
オチのジーヴスの計略がドSすぎて笑った。ご主人を夜通し走らせるってひどすぎるだろ!しかもバーティーが笑いものになることで皆丸く収まって…。ジーブスは本当に心理学者か総理大臣になったほうがいい。バーティーは結果的に困るだろうけど。Posted by ブクログ
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バーディーも結構惚れっぽいんだなぁと感じた巻。友達のキューピッド役でわたわたしてるバーディーもかわいいけど、自分の恋路をジーヴスに反対されてつんけんしてるバーディーもかわいい。訳者あとがきに紹介されているウッドハウスのエピソードもとてもすてきPosted by ブクログ
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バーティが職業訓練学校に通うため、バーティの友人のところで働くことになったジーヴス。バーティ不在の外伝。
バーティがいないジーヴスは、普段より羽目を外しているような感じ。おもしろいけれど、やっぱりバーティに仕えていてほしい!Posted by ブクログ